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アンゴラ&モザンビーク

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1990年代後半のアンゴラ共和国やモザンビーク共和国の様子や現地での経験、その後の変貌などをマガジンにまとめていきます。 ヘッダー画像は南部ウイラ州とナミベ州を結ぶいろは坂、否、… もっと読む
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#ブラジル

curry【クヒー】と caril【カリーゥ】

トップ画像:Sharon AngによるPixabayからの画像 今日は日本人が大好きなカレーの話です。 ブラジル人は、ほとんどカレーに馴染みがありません。 なので、 「インドだかどこだかの、なにやら辛い料理でしょ?」 程度の認識の人が大勢います。 そして、「カレー」を表す独自の単語すらなく、 英語の「curry」が そのままブラジル読みした外来語として使われています。 結果、 「curry【クヒー】」 といいます。 なんだか、「クッヒッヒッ!」と 笑って

ポルトガル語圏が本質的に良いと思う点

※ トップ画像:Capri23autoによるPixabayからの画像 高校の時、「裏話」をするのが好きな面白い歴史の先生がいました。 その先生がある時、 「みんな、ブラジルの旧家の一人目のお母さんは 全員娼婦だったと言われているの知ってる?」 と、 なんともショッキングな発言を冒頭に、 話してくれたのは次のような内容でした。 ・ブラジルが発見されてから、ポルトガルは多くの探検隊を送り込んだ。 ・その団員等は節操が無く、原住民のインディオに多くの子を産ませた。

ポルトガル語圏の犬

トップ画像:Sven LachmannによるPixabayからの画像 あるフォロワーさんへのコメントで少し話したことがあり、 記事にもしよう、しようと思いつつ、後回しになっていた話です。 ポルトガル語圏へ行くと、 「ああ、犬も紛れもなくポルトガル語圏人、否、 ポルトガル語圏犬だなぁ~」 ↑     けんけん?! >笑 と思うことが多々あります。 猫のように窓辺でくつろぐ犬も、 ブラジルの、何故か高い塀の上から人間観察している犬も、 アフリカポルトガル語圏のボサ~っ

アンゴラで目の当たりにしたブラジル流雇用促進術に感銘を受けた件

ブラジルでは1980年代後半からお目見えして 今ではお馴染みの「キロ飯 (comida por quilo)」こと、 「量り売りレストラン」。 好きなものを好きなだけお皿に取って、秤に掛けて、 その重さの分だけ支払うバイキングシステムで、 日本顔負けの短いお昼休みでもゆっくり食べられるので、 都会では今やウィークデーのランチタイムは どこのレストランもこのスタイルです。 一方、 アフリカに通うようになると、 どこも注文が入ってから準備を始めるので 待ち時間が非常に長く、