第1話-2 観測会に行く前に

登場人物
私(ジョン・タイター):東京に住む大学院生。星空が好きなわけではないが、大学時代は天文研究部に入っていた。友達ができればいいや的なノリで入ったら、絶世の美女と出会う。
友人T:私と同じ大学院に通う友人。部内では私の最初の友達。
美女K:同じサークルだった絶世の美女。ミスコンでたら絶対グランプリだった。それほどかわいい‼

~第二話は私(ジョン・タイター)の過去の回想から始まります。詳しくは第一話をご参照ください。~

 私は大学入学時から天文研究部という部活に参加していた。とりわけ天体観測に興味があったからではなく、高校の時に天文部に入部していたため、その流れで入部してしまった。部内には天体観測が好きすぎてマイ望遠鏡を持っている方から麻雀を打ちに来たという方まで、ありとあらゆる人であふれかえっていた。私は天文研に入部した目的もなかったため、中立な立場にいたが、そういう人に限って居場所がないのである。運よく、やさしい友人Tに誘われて仲良しグループに入れてもらった。ちなみにそのグループは、今も一緒に飲み会に行くほどの仲である‼
 今回も、その仲良しグループ(+α)でペルセウス座流星群観測会に行った。
 実は、最初は行くモチベーションはほとんど0に等しかった。ずっと家にいたほうが間違いなく快適だからだ。それに、観測会は基本的に外で徹夜だ。中ならまだしも、外で徹夜はさすがにキツい、、、。
 しかしその一方で、仲良しグループには美女Kがいる。とにかく美人だ。初めて見たときに、天文研にこんな美女いていいのかよって思ってしまうほどの美人だ。さらに、人当たりもよく、趣味がゲームという、なんとも絶妙な趣味を持っている。興味をそそられるのも無理はない。
 このように、私の頭の中では、徹夜の辛さと美女Kの美貌が戦っていた。しかし、勝敗が決まるのに時間がかかることはなかった。なんせ半年ぶりに会えるのだ。巣ごもり期間中に美貌に飢えていた私は、観測会に行くことに決めたのである。

 大きい荷物を持って、電車に揺られていた。今回の集合場所は、家から一時間もかかる大学前であった。元々遠い上に、このコロナ禍なので、あまり電車には乗りたくなかった。集合場所を知ったときは、行くの辞めようかなとか考えた。しかし、観測会を仕切っている方に、「参加します‼」と送ってしまった。まだ「参加します。」ならよかったが「‼」をつけてしまっては、もうどうにもできなかった。
 目的の駅につき、多少混雑していた電車から急いで降りて、改札に向かった。改札を出て、時計を見ると、集合時間より30分早く着いてしまっていた。
 集合時間前に来るなど、やる気満々の人がやる行為だ。しかし、私にとって、ある意味それは当たっていた。もちろん、星空観測に対してではない。この30分間のおかげで、今回の観測会を楽しめたといっても過言ではない。
 改札を出た後、私はすぐにスーパーマーケットに入り、お菓子売り場に向かった。目的の品は、色々な味があって飽きず、女子も食べやすそうやお菓子。そう、皆さんはもうわかったはずだ。私は観測地で美女Kと一緒に食べるお菓子を必死に探していたのだ。(会えるのが相当嬉しかったらしい。でも、それくらいかわいい‼) 結局私は、5種類の味があるクッキーをチョイスした。自分では満足のいく選択であり、もはや頭の中では美女Kと楽しそうにお菓子を食べていた。
 集合時間になると、続々と懐かしのメンバーが集まってきた。もちろんその中には、友人Tもいた。久々の再開に喜びを感じていた一方で、集合した人数が予定の参加人数より4人くらい少ないことに気が付いた。そして、なによりその場に美女Kはいなかった。しばらくフリーズした後、ドタキャンしてやろうかなとか考えていた。しかし、友人T曰く、彼女とその他3人は出発地を変更したらしく、目的地は同じだとのこと。絶望は一気に安堵に変わった。
 無事、観測会に行くモチベーションを取り戻し、移動用の車に乗った。久々の車で若干胸を弾ませていた時、隣に誰か座ってきた。それは仲良しグループにいた、友人Oだった、、、

To be continued.....

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回ちょっと美女Kが高頻出で登場しましたね笑 あと、最後の友人Oも気になりますね笑


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