マガジンのカバー画像

幸せの佇まい

119
幸せは常にそばに。ささやかだけど、かけがえのないもの。ありったけの想いを。
運営しているクリエイター

#エッセイ

路線バス、心静か

街中をゆく路線バスの動き、ゆったり。 わが街ではご高齢の方々が多く乗るので 急ブレーキ、急…

葉風弥七
2年前
18

夏休みの朝食

こんがり焼いたソーセージに 醤油を数滴かけ、 熱々の白飯に乗せ、口に放り込む。 冷えた薄切…

葉風弥七
2年前
10

誰かの代替えでなく

昨日早朝、人間ドックに出向いた。 自宅のある横浜の奥地から都心の診療所へと、 往路の時間や…

葉風弥七
2年前
6

セント・エルモスの灯り

2009年のアリス復活アルバム 「アリスX」のラストナンバーが、 谷村新司さん作詞作曲の 「セン…

葉風弥七
2年前
6

その笑顔が誰かの今日と明日を支える

この夏もマスク生活が続く。 マスクで覆われた表情は見えない。 目の放つ気だけでは 確からし…

葉風弥七
2年前
13

「最後の一本です!」

この木曜は七夕の夜、暑気払いの宴席。 飲み物の注文でお店の方から 「最後の一本です。 この…

葉風弥七
2年前
9

流れ去りゆく、収まる処へ

紫陽花の季節は過ぎて 夏至を越え早くも猛暑か。 緑の候は、夏支度の刻。 酷暑を越えてゆくための、 気持ちの蓄え、 短くも潤いを留める機会。 そんなふうに、僕らは季節ごと 一歩ずつ、命をつなぎ、時を刻む。 あらゆることが、 でこぼこだらけの我が魂を 磨くための恵み。 すべては流れる。 風のように過ぎてゆく。 収まるところへと。 「6月や埠頭の風を見送る朝」弥七