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その一冊の佇まい

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読書は心の旅路、作者との時空を超えた対話、没頭出来る時間へ。
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#葉風弥七

自分磨きは永遠のテーマ

多摩大学名誉教授の田坂広志氏は著書 「なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか」 (PHP新書)…

葉風弥七
2年前
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部屋のモノ=記憶のスイッチ

「人は裸で生まれてきて、 ゴミに囲まれて死んでいく。 そういうものではないでしょうか。」 …

葉風弥七
2年前
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孤高と孤独のはざま、人からの評価

周囲からの自分への評価や評判は 気になるものだろう。 例えば、職場で上司や部下からの評価…

葉風弥七
2年前
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優しさの刻、最後のデザートへ

10月5日、バレーボール五輪主将の 荒木絵里香さんは引退会見で 「選手を味わい尽くせた気持ち…

葉風弥七
2年前
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友への選書

緊急事態宣言下での入院になるのか…。 尚更、彼の奥さんやお子さんは 殆どお見舞いに行けない…

葉風弥七
3年前
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虹の彼方へ、正和さんの肖像

「空に虹は何度でもかかる。 美しい虹。それはたった一度ではない。 希望を失わずに、絶望せず…

葉風弥七
3年前
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誰しも未完成、人と人の輪郭

ビジネスパーソンであれば、 特にエリートを目指すなら、 小説など読むべからず、 と若い頃、言われたことがある。 フィクションの物語は 映画やTVドラマで事足りるはずで 仕事に直結するノウハウ本や 名経営者の書いた経験談を読むべきだと。 また、ある名経営者は、 誰かが書いた空想の世界を 読んでる時間は勿体ない、 と何かの記事で仰っていた。 いろんな意見があっていい。 僕は平日は経営関連等、 堅い本を読んでいるので、 大型連休くらいは小説を堪能したい。 小説には作者の叡智

追憶の価値

大型連休こそ沢山読むぞと意気込む。 最初の一冊は、年末に読み掛け、途中だった 浅田次郎氏の…

葉風弥七
3年前
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青い器、砂の器

占いや運命学などによると 人それぞれに ラッキーカラーがあるという。 僕の場合は青なんだそ…

葉風弥七
3年前
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熱狂、文字削りの執筆

時折、専門誌や業界紙に 原稿を依頼されることがある。 勿論、文字制限があり、 600〜900文字…

葉風弥七
3年前
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ひとつの台詞、神々しさの高み

「人は何故、まぶたを閉じるか 知ってますか。 ときには人の過ちを 許してあげるためですよ。…

葉風弥七
3年前
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珈琲と言葉のチカラ

「コーヒーという飲み物は立派だね。 大したもんだと私は思うよ。 幸せなときにブラックで飲…

葉風弥七
3年前
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復興への点照、どんなふうに先達が夢を繋いできたか

現パナソニックの創業者、 松下幸之助氏は 昭和21年1月1日〜同36年1月25日まで 毎月の給与袋に…

葉風弥七
3年前
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リリシズムの彼方、心の襞をゆらす音の葉

「高倉健インタヴューズ」 (野地秩嘉著、小学館)の中で 俳優の高倉健さんはこう語ります。 「僕は「世の中に何かを訴える」ために 映画に出るのではありません。 映画はエンターテインメントですから 訴えたいことは何気なく 観客に伝わるほうがいい。」 「そして低い調子でそっと伝えればいい。 声高にテーマを主張する必要はないし、 大上段に振りかぶって 大声を出す映画には本当の力はない、 僕はそう思う。」 健さんは、 人は本当に辛いときや悲しいとき 大声を張り上げて嘆くでしょうか