見出し画像

仏教経典(経・律・論)

 毎日更新するのって大変ですね…。今日は仏教の経典についてまとめてみたいと思います。とくに何かの文献に基づいて書くわけではないので、誤りもあるかもしれません。

 経・律・論

 仏教文献は大きく経・律・論の3つに分けられます。

 とは、釈迦が直接語ったとされる教えをまとめたものです。『法華経』『大集経』『般若経』『金光明教』『維摩経』などなどすさまじい種類の経典があります。釈迦が語ったとされるので、経は「如是我聞(にょぜがもん)」で始まります。「私は(釈迦から)次のように聞きました」という意味になります。

 とは、仏教教団(僧伽…サンガ)における決まりをまとめたものです。律もいくつか種類があり、『四分律』『パーリ律』があげられます。律の研究者であられる佐々木閑先生はYouTubeでわかりやすく仏教について説かれているのでオススメです。

 とは経と律を各派で体系建てて著した注釈書です。阿毘達磨(アビダルマ)とも言います。有名な論に『倶舎論』が挙げられます。唯識三年倶舎八年なる言葉があるようです。桃栗三年柿八年的なノリ、というかこっちのほうが元なんかもしれないですね。

 以上3つ(経蔵・律蔵・論蔵)をあわせて三蔵と言います。三蔵法師の名前はここから来ています。また三蔵法師は西遊記で有名な玄奘三蔵のみならず多数います。

 ちなみに聖徳太子の著した『三経義疏』の疏(そ)も注釈書という意味です。論と疏は明確に違うんでしょうか(疑問)。経の注釈書である論もむずすぎる問題があるので、論の注釈書も必要そうですね。倶舎論すら八年も読めんてそれは注釈書なんですかね…。現代でもグロタンティークのような数学者の本なんて僕は何十年かかってもちんぷんかんぷんだと思うので、それと同じ感じかもしれないですね。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?