多元宇宙(なぜ宇宙は我々に都合良い状態なのか)

 今日は宇宙について考えて見たいと思います。急にクスリでも決めてないとできない発言しましたが、正気です…。

 宗教は我々に宇宙観とその発生と終末を説いてくれます。一神教系宗教であれば、神は宇宙を作り(光あれ、のあれですね)、終末には災難が度重なりラッパがなって最後の審判が下るという世界観です。仏教は、我々が永遠に輪廻転生するので、当然世界も永遠に存続し続けます。しかし、世界は消滅と生成を繰り返すとされています。この思想はヒンドゥー教のそれとよく似ているそうです。

 さて科学は宇宙をどんどん解き明かしてきました。宇宙はビッグバンに始まり、微細な粒子が結合を繰り返し星となり、地球が生まれ、生き物が奇跡的な確率の壁を超えて誕生し、こうして僕がレッサーパンダの動画を見ながらニヤニヤできるんですね。宇宙最高。

 しかし宇宙の外については科学を推し進めてもわからない?のではないでしょうか。またダークエネルギーなる中2感満載の謎エネルギーやダークマターなる謎の存在が宇宙の中にもあるようですね。ちなみにダークマターは自分がお料理するとたまに生成されます。

 宇宙の外について、大学の授業でちらっときいてなるほどなぁと思った理論がありました。宇宙は我々の生存にあまりに都合のいい状態であるそうです。物理的挙動をコントロールする○○定数が少しでも狂うと宇宙は今の状態にはなく、また太陽と地球の距離が少しでもずれていたら我々は生存できず(ハピタブルゾーンって言うんでしたよね)、などなど奇跡の積み重ねにより我々は今日も元気に生きているわけです。

 たしかにここまで聞けば世界は神が作ったとでも言いたくなるような話ですね。

 そこででてくるのが、多元宇宙です。宇宙はこの宇宙の外にも無限にあり、それらはそれぞれ○○定数など条件が異なった宇宙です。無限に近い数の宇宙が存在したら、奇跡的な確率であっても、意識を持つ存在がでてきてもおかしくないですよね。そしてその存在が我々だという説明です。奇跡的な確率で存在する我々を、分母めっちゃ増やして説明してしまうってことですね。頭いい。神いらないじゃん。

参考になりそうな資料

wikipedia 人間原理https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%8E%9F%E7%90%86

紹介した理論ってたぶんこれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?