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「東京のコロナ感染者数急増!」報道とネットの書き込みに感じる違和感 【感染者数増=感染拡大ではない】

はいどうもこんにちは、20代怠け者です。

7月2日の東京都の感染者数が107人確認された、というニュースがありました。

翌日の7月3日には感染者数が124人確認された、というニュースも飛び込んできました。

「連日のように感染者数が増えている!」
「東京ヤバい!」
「東京ロックダウン!」
「ホストクラブ最悪!」
「この世の終わりだ」
「安倍辞めろ!」

みたいなネットの書き込みをほぼ毎日見かけるんですが、ぼくはココ最近、少し違和感を感じてます。

「感染者数の数字が増えた=感染が広がっている」
とは単純にはならないんじゃないか?

…ということです。


この感染者数の増加を、額面通り受け取って良いものか?

報道も、ネットの書き込みも少し過熱気味だったんで、少しぼくが思ったことをnoteにまとめてみようと思います。

先に結論をザックリまとめると、こんな感じです👇


※例によって、ぼくは医療関係者でもなんでもありませんので、ただの素人の意見ということをご了承ください。
根本的な間違いとかあれば、ご指摘もらえると助かります🙇


【あんなに検査数を増やせって言ってたじゃん】

ひとまず前提として考えないといけないのは、
「調査数が増えないと感染者数は増えない」
という点。

感染したかどうかというのは、PCR検査をしないといけないわけですよね。

ということは、PCR検査を全国民対象に行なったら、数千万人の感染者が出る(かもしれない)し、

PCR検査を全く行わないで放置していたら、感染者数は完全なゼロなわけです。

感染者数と死亡者数については、NHKがわかりやすいグラフを用意してくれてました。 (全国の数字ですが)

これをみると、死亡者数って現在はかなり少ないんですよね。

具体的な死亡率/重症化率を調べないと、実際にヤバい状況なのかどうかってのはわからない。

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それと、感染者数が増えている背景には、やはりPCR検査数の増加があります。

細かい検査数の推移はちょっと調べただけだとわからなかったんだけど、これもNHKによるとPCR検査数は5月頃と比べると確実に増加している傾向にあるみたいです。


そりゃ今まで検査してなかったところに新たに検査するようになったら、そりゃ陽性と判断される人数は当然増えるよね。

となると、検査数が増えている今は感染者数が増えるのは超・当たり前の流れということになるわけです。

ということは、東京がヤバいのかどうかを判断するためには
「①検査数」
「②感染者数」

をセットにして公開しないと、ぶっちゃけ実態はわからないと思うんだ。

もちろん、他の都市・県でも、同じデータを取らないと相対的に東京だけがヤバいのかどうかもわかんないし。

感染者数だけを見て
「うわー!東京もうダメだ!」
とか言ってるのは、なんか踊らされてる感が強くない?

…というのが、たぶんぼくが感じてる違和感です。


【もっと実態に即したインデックスとかが必要なのでは】

ということで、ぼくは「検査数を増やす=感染者数が増える」はセットだと思ってて、最終的に気にするべきは「死亡者と重症化数がどれだけ増えたか」って所なんじゃないかなと思ってるんですが。

・検査数のうちの陽性の確率
・更にそこから死亡者数と重症化する確率

これらを計算したうえで、その国・その街の状況がどう悪いのか、わかりやすい指数(インデックス)を作らないと、実態って見えてこないんじゃないのかなと。

ほら、よく花粉の時期には「花粉指数」みたいな形で、地域別の花粉の飛散状況をニュースでやったりするじゃないですか。

あれと同じように「コロナ指数」とかの適当な名前でいいので、世界標準の指数を作って、それを元に判断しないとそもそもの意味がないし、ぼくのような一般人もどう判断したらいいかわからないんじゃん、と思います。


…てか、そういう国際的なデータをまとめたりするのがWHOの仕事なんじゃないんかな…。

WHOのページにも「医学情報の総合調整」って役割が明記されてるしね…。

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何やってんだテドロスは!


【やっぱ重要なのは「ファクトフルネス」だよ】

まあ少し落ち着いて、本当にその数字がヤバいものなのかどうなのか、悪化しているのか、それとも横ばい or 実は改善しているものなのかなど、色々なデータを元に冷静になって考えてみたほうがいいんだと思うんです。

見かけや報道に騙されないで、真実を考えて行動すべき、という「ファクトフルネス」という本が大ヒットしたばかりじゃないですか。

ファクトフルネスというのは「データや事実に基づいて状況を読み解く習慣」という意味の単語なんですが、まさしくこのコロナ禍の真っ最中では、その考え方が必要です。

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とはいえ、
「データや事実に基づいて状況を読み解く」
ってのを一般人に求めるのは酷なので、世界的な医療機関とか国とかが、
そういう指標を作ってデータをわかりやすく公開していくべきだと。

ぼくが言いたかったのは、こういうことです。

ということでテドロス、仕事しろ!




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