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コロナ禍での講義方法試行錯誤2020

2020年4月に今の大学に異動してきて、いきなりコロナ対応だったので、そもそもの講義資料の準備に加えてオンライン対応ということになった。

今後の何かのときのために試行錯誤の過程を書いておく。

大学公式LMSに見切りをつけてGoogle Classroomへ

当初推奨されていたのは、

講義室の自動収録機能を利用して、講義室で1人で講義をやって、大学公式LMSに自動アップロード

というやり方だったけど、

・サーバが貧弱
・自動収録されたものは次の日にアップロードされる(→受講生は時間割通りに受講できない)
・録画の画質がいまいち

という感じで残念すぎた。

で、どうしたもんか悩んでいたら急に天の声が。

というわけで、

ちなみに、自動収録やりませんと言ったのに、初回の講義の時間に自動収録が行われていたようで。。

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誰もいない。

2020年度はオンデマンドで

学生さんのネットワークの状況とかよくわからないので、Google Meet(大学推奨)とかZoomとかでリアルタイムに講義してトラブルになるのも微妙だったので、自分で動画作ってYouTubeにアップロードするというオンデマンド方式にすることに。

動画作成の方法

まずは、Keynoteの機能で音声を入れてみた。その時の自分の感想がこちら。

Keynoteの機能かどうかは関係なく、自分の声を聞きたくない。。

教員の顔出しあったほうが良いのかどうか。なんとなく顔が出てたほうが注意をひきやすい気はしたものの、おっさんの顔をあまり見せるのも。。。という気持ちが勝ち、2回目以降は顔出し無しに。

動画作成で試したのは、

・Keynoteの機能で音声吹き込み
・1人でZoom
・Quicktimeで画面収録

で、結局Quicktimeで画面収録が一番ラクだったので、これに統一。

動画の長さとか

講義中に何度か演習を入れていたので、基本的には、

・(演習 or 前回の課題の解説)
・内容の説明
・演習の説明

というのを1つの動画にして、これを複数作るというやり方で、1回の講義につき、短めの動画を数本アップロードする感じ。

で、湧いてきたのが

という疑問。結構90分みっちり喋ってる先生もいるようだったけど、この講義ではだいたい30分〜60分くらいにしていた。学生さんにアンケート取ってみたところ、

・3割くらいの学生が動画の速度調整をしている
・9割の学生が一時停止をしながら動画を見ている
・結局受講にかかる時間は60〜90分という学生が半数

という感じだった。

なお、だんだん数式をTeXで書くのが面倒になってきてiPadでの手書きを導入したら動画が長くなっちゃったので、YouTuberさんのやり方を参考にして、iMovieで板書部分を早回しにするなどの編集を入れるようになった。

iPadでの手書きは、KeynoteからPDFに書き出したファイルをPDF Expertで表示して書き込むというスタイル。

iPad画面の録画は、MacとUSB接続して、QuickTime Playerで新規ムービー収録を選び、カメラの選択肢の中からiPadを選べばOK。これは便利。

あと、これは私固有の問題かもしれないが、

意識的にテンション上げねば。


おまけ

在宅勤務が続いたので、Amazonでてきとうなオフィスチェアを買った。それまでダイニングチェアを使ってたのでそれよりマシだが、正直微妙。


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