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202404_diary from stuffy-locked up room

4/1
4月。息子は保育園の入園式、私は昇進、来週は娘の入学式だ。遂に、ダブルインカムハードワーキングツーキッズの火蓋は切って落とされた。娘が卒業したのと入れ替わりで同じ園に入園なので、先生やらシステムやら勝手知ったる状況。入園式後、リモート仕事。夜はワンオペで寝かしつけまで。息子が寝た後、気になっていた青ヶ島関連のYouTubeをいくつか鑑賞。小笠原諸島、二重カルデラ、船の就航率50%、人口170人、住所無番地の島。一度訪れてみたい。

4/2
仕事。仕事後、今期のキックオフ飲み会。神保町ばんびのカレーは相変わらず美味しい。スタッフさんも親切で素晴らしい。二次会まで駆け抜け泥酔。最近、BLKTOP PROJECTばかり聴いているがめっちゃ良いな、これは。ニューウェーブからアフロビート、ダブ、ヒップホップまで飲み込むスケーターたちのオシャレな遊び。気が抜けてて骨太で、絶妙だぜ。

4/3
仕事。昨晩飲みすぎている為、明らかに全然脳が回っていない。打ち合わせで喋る度、アルコールにより脳細胞が死んでいることを実感する。ベルサッサ帰宅からお迎え。息子は夕方寝てなかった為、既に風呂で寝そうになっており、可愛い過ぎる。セブンイレブンの「出汁香るコク旨カレーうどん」と「チーズカレーパン」で簡単な夕食。鈴木健二逝去。昔実家で「きくばりのすすめ」を読んだ記憶があり、友達の女の子のズロース(パンツ)の話があったと思うのだが、違う本だったかしら。

4/4
リモート仕事。昼はピザの残りとヨーグルトで済ます。さらば青春の光のYouTube観ながら。夕方、息子をお迎えに行く。帰りにスーパー。今日も息子は安定感抜群で、グズることもなく寝かしつけをする事なく、スッと眠りに着いた。ところで、3桁以上の人が参加している地域の町内会のLINEグループがあるのだが、参加者がシニア層ばかりでインターネットリテラシーは皆無で個人情報はタダ漏れ。クローズドであるべきトピックがバンバン流れてくる。分人化がデフォルトのインターネット世界に住む我々だが、これが本来の地域社会の在り方だよなとも同時に思う。個人情報個人情報などと言っていれば正しさの中に逃げ込めるが、信頼関係があり、ある程度オープンにしていくことが本来的な成熟した社会じゃないのか。我々は性悪説に慣れすぎてしまって、昭和と比べると随分寂しい時代になった。そう考えると、この町内会のグループLINEには現代においては〈微笑ましさ〉と〈スリル〉が絶妙なバランスで同居していて、よく言えば昭和の暖かさが伝わってくる。この心地良くも煩わしい暖かさは、子供がいてローカルに降りていくと感じられることが多い。寝る前にYouTubeで気になっていた華大どんたく。華大が福岡から東京に行き、数々の賞レースやテレビ番組に出演して福岡に凱旋するストーリーがカニエ・ウエストのall of your lightsのMV的な(香港の看板ぽいやつね)表現されるオープニング映像。芸人の凱旋とそれを支えるローカルのファンのコールアンドレスポンス。それぞれにある歴史を想い、胸熱になり、泣く。

4/5
仕事。夜は飲み会へ。30代前半の経験至上主義だった時代の海外旅行や登山について朗々と語る。ああ、全てが輝いていた、昨日—。

4/6
兼ねてから予定していた花見。天気があまり良くないと思いつつ、そんなに寒くなくて良かった。友達家族たちと昼から福島土産のシードルなど開栓。20名弱ほど集まる。公園内の桜満開ゾーンは何故かシートを広げることが許されず、別の広場で実施。夜は二次会へ。場末の晩杯屋本店2Fで緑茶割りを飲みながら、イデ君とRainerMariaのEars Ringという曲が兎に角最高という話でひたすら盛り上がる。

4/7
久しぶりにランニング8km。目黒川の花見をしながら。天気も良く、桜も満開でとても清々しい。帰宅後、娘の入園式の写真を前撮り。その後、家族で近所の桜まつりへ。公園から桜並木の道を通り、クラフトビレッジで休憩。この季節は本当に外で飲み食いするのが楽しい。夜は久しぶりにroom202スタジオ。新しい曲のアイデアを録ったり。朝運動したおかげで頗る眠い。アイデア音源を聴きながらノンアルコールで帰宅。愛用しているGarmin fenix6のウォッチフェイスを変更し、気分転換。

4/8
娘の入学式へ。写真を撮りまくる。遂にぴかぴかの一年生。VIVA!入学。その後、妻と一粒万福でおにぎりランチ。おいでやす小田がテレビかYouTubeなにかで言っており気になっていた店。あまり握らないスタイルで、中の具を組み合わせられる〈ぼんご系おにぎり〉の系譜。おにぎり2個+しじみ汁のセットをオーダー。店内では民謡クルセダーズが流れている。美味。昼からリモートワーク。諸々の事を考えると、児童の父母として学校生活へのコミットメントを強めて行く必要があると感じている。夜はお馴染みの名前書き。妻が名前シールを大量購入している為、それを使いながら淡々と処理。思ったより懇談会やら家庭訪問やら学校公開など平日の行事が多く、日程調整が難航。リモートワークの恩恵も活かしつつ、仕事のスケジュールを見ながら希望日をセレクト。常に仕事と家庭の間に挟まれ、どちらに対しても申し訳なさを抱え、妻とタスクを押し付けあうパターンになりがち。どちらにしてもどれだけやったかとか、全然やってくれない!とか思わずに淡々と「どうやったら仕事と子育てのどちらもテイク出来るか」を建設的に志向し、打ち取って行くしかない。前向きに楽しく。楽しさを忘れたら子育てだって、仕事だって意味がない。だって、お金のためでもなく、調整のためにでもなく、今を楽しむために私は生きているのだ。そもそも忘れがちなことだが子育てや仕事はタスクやオペレーションではない。それこそが人生そのものであり、それ自体が果実なのだ。忙しさに翻弄されると本質を見失いがちである。だから、今が最高だと転がって行こうぜ。

4/9
朝、娘のお弁当作り。一緒に校門まで登校。保育園で一緒だったお友達が居ない為、心配しつつ。その後、出社し仕事。昼にチキン南蛮定食に明太子を乗せてご飯もお代わりしドカ食い。帰宅後、全然腹減らず。牛乳とピルクルミラクルケアのみで済ます。久し振りに体重計に乗ったら4kgくらい増えていたので焦る。最近全然ジムにも行けておらず、筋肉量が減り、脂肪が増えてきていると分析。一般的に体重についてはセンシティブなデータとして扱う風潮があるが、本質としては体重の数字はどうでも良く、「見た目(=モテと自己承認)」と「健康(=病気のリスクと寿命)」の問題なので、それがうまく行っていれば問題なく、その元ネタとしての数字でしかない。身長やら体脂肪率やらいろんな所与の条件の上に、体重のデータが乗っかっている訳なのできちんと数字を把握し、総合的に目的を達成すれば良いのだ。夜に娘に簡単なトランプの手品を伝授。手品って手品そのものの技術(タネ)もそうだけど、話術とか心理とか段取りとか色んな要素入ってるから面白い。寝かしつけた後、電動シャッターのボタンに追加でSwitch botを設置。我が家は子育てと仕事にリソースを割く為の効率化が必要であり、高額だが追加購入を判断。自宅のIoT化へ投資し、可処分時間の最大化を粛々と進める。

4/10
朝、娘の弁当を作る。娘が早く起きてきた為、登校までに時間がありUNOとトランプで神経衰弱。仕事で1日研修。亀川千代の訃報。唯一無二の存在感だった。合掌。

4/11
リモート仕事。曙太郎逝去。思い出すのは2002年12月31日、上京して初めて住んだアパートで独りで過ごした大晦日。ビールをひたすら煽りながらテレビで観た曙・ボブサップ戦。曙は1Rで〈曙〉から〈まけぼの〉となり、リングの上で天を仰いだ訳だが、それは私の元旦の姿でもあった。朝起きて二日酔いで〈まけぼの〉の姿で目覚めた私は、散々飲み散らかした偽ビールの空き缶と冷たくなったスープを湛えるどん兵衛のガラがテーブル上に鎮座しており、それを見て私には正月は来てないことを悟ったのだった。つまり、私は都会の〈まけぼの〉だった。以来、正月は必ず実家に逃げ帰るようにしている。

4/12
リモート仕事。妻仕事のため夕方から独り育児。学童に娘のお迎え後、保育園まで行き息子を連れて帰宅。その後、食事、風呂、寝かしつけまで駆け抜ける。息子はミルクを飲ませると今日も即寝。全ての親孝行をここで果たしているのではなかろうかと思えるほど。その後、娘と怒髪天「ビール•オア•ダイ」の替え歌を歌ったり、10回目くらいの「スーパーマリオブラザーズムービー」を観たりし、いつも通りの夜が老けていった。ヤギヤスオさんの訃報。湯浅学との対談を思い出したりして、久し振りにJAGATARAを聴く。

4/13
妻、終日仕事のため1人で育児の日。娘を学童に預け、保育園の懇談会へ参加。お父さん同士で育児の様子や悩みをディスカッションするパートで調子に乗り、〈育児とは妻マネジメントと見つけたり候〉などと私がホザいていると、その後、それぞれのチームでこんな話が出ましたよーのコーナーで保育士さんにお母さん方にバラされてしまい、失笑と白い目を向けられる。その後、天気良く、娘と息子と公園でピクニック。レジャーシートを広げ、作って来た弁当などをつまんでいると、小学校中学年くらいの野球少年団が近くに陣取り、ランチを取り始める。高揚しみんなで、YOASOBI−アイドルとCreepy Nuts-Bling-Bang-Bang-Bornを歌詞を見ずに朗々と澱みなく合唱。すごいな、今の子供たちは...。夜も妻がいないので、息子を寝せたあと娘とUNOやSwitchで遊びまくる。ノンアルで就寝。

4/14
日曜日。朝独り早起きし、家事をモリモリとこなす。朝、娘をバレエに送りがてらベビーカーで息子と1時間散歩。天気良くて最高。ジョギングやジムなどに行く時間が無いのでここで運動を稼ぐ。昼はムサコたけのこ祭りへ。バレエ〜バイオリンの習い事コンボの為、参加が出遅れたため、賛否両論の笠原将弘シェフのたけのこ汁を飲み逃す。否!

4/15
リモート仕事。合間に学校の懇談会へ。いわゆる自己紹介などがあり、大人としてちゃんとこなす(こなせたはず)。さらば青春の光のYouTube観る。馬狼の回、超大傑作。これ、制作費考えたらほんとにアイデア勝負でちゃんと面白く出来てて凄いよな。寝る前にヤスダヨーグルトを飲みながら娘とDisney plusでトイストーリーのショート数本。ケンとバービーの擬似ハワイやレックスの風呂パーティー。至福の時。

4/16
仕事。諸々忙殺される。夜は上司と飲み会。和食の店でビールやくどき上手を散々飲んだ後、一見のバーへ。1杯5600円のマッカラン12年をトゥワイスアップで。熱い話など一通りして、楽しき夜。千原ジュニアのYouTubeで立川談春の回観る。落語の基礎をぶっ壊せない談春の葛藤はこれまでの全てのエンタメに通じる話。今は基礎なんてなくても魅力で勝負出来る時代で、世に出て行くことなんてインターネットサービスでアカウントを作れば一発。とにかくブロードキャストすることにコストが掛からず、そこに努力や根回しは必要なく、魅力の係数がかかれば(フックアップもあるが)一躍スターになれる時代。然しながら、魅力があったところでバズるまでは辿り着けたとして、継続性が保てるかという問題はある。時間を掛けて積み上げた基礎は時間が経ってもすり減らないが、基礎を積み上げた後、自分でその基礎をどこまでぶっ壊せるかというのが奥深い芸の世界。その豊かさが今の時代に眩しいんだよな。帰宅すると先日注文したエレハモのJ MASCIS R HEAD BIG MUFF PIが届いていた。10年ぶりくらいにエフェクターを買った気がする。スタジオ楽しみ過ぎる。俺もこれがあればマスシスに...。

4/17
久し振りに昔やってたライブイベントを東京でやります。ご都合つきましたら是非お願いします!
room202 & フラットライナーズpresents
「MOONLIGHT DRIVE 13」
2024/7/13(sat)18:00 OPEN/18:30 START
door/adv 2,500yen+1drink
@SHIBUYA HOME
・茄子
・Town
・the Autumn
・フラットライナーズ
・room202

というイベントの宣伝をXで行う(そして、ここでも行った)。年始からほぼXは見ないことにしているが、イベントの宣伝といったらやっぱりXになるんだよな。SEXは良いけど、Xはなんかやだな。


4/18
リモート仕事。いい加減タスクが捌ききれなくなって来た。早朝残業パターンへシフトするしか無いのか。ランチタイムにQuttaサワークリーム味を食べながらガス点検をしてもらう。ラーメン啜りながらざっくりYouTubeの五右衛門タコのペペロンチーノの回。久しく行っておらず、俄然食いたくなる。娘は学童を休み、初めての1人下校。揚々と帰宅。安心。夕方、義母が来る。お土産のぴよりん焼あんバター味めちゃくちゃ美味。夜はバイオリンへ。落語の寿限無を聴かせながら娘を寝かしつける。長い名前のくだりの前に娘は寝たが、サゲまで駆け抜ける。子供達を寝かしつけてから、足りないビールを買いに行き、Disney plusで「ミッション・トゥ・ザ・サン」。太陽フレアからの電磁波が地球に降り注ぐと日頃使用している電子機器にも影響が出るらしく、調査のためのロケットを飛ばすドキュメンタリー。これだけ通信インフラやデータに依存してるのに太陽がちょっと変化しただけで我々は大慌てである。ところで、アメリカ人ってなんであんなにフロンティアが好きなんだろうか。やはり、プロテスタンティズムの成せる業か。

4/19
仕事。時間なくタスクが捌けない。昼から研修、夕方から研修の懇親会でアルコールを飲み始め、その後、最近入った会社のランニング部飲み会へ移動。全然違う部門の人と飲むのは新鮮で楽しい。社内人脈作りと言えばドライだが、色々な人と関わった方が豊かなので無理をする。「人に会うこと、本を読むこと、旅をすること」を改めて。家庭と仕事を言い訳にこなすような人生なんてゴメンである。この日は殆ど初めて会う人たちと飲み続けるという1日で、飲んでいる時間も長過ぎて泥酔。帰りに電車で寝てしまい、一駅越えたところで起床。金曜日だし、きっと疲れていたのだろう。

4/20
朝から娘の学校公開。授業参観ではなく、学校公開。算数や体育などを観覧。氷鬼の鬼役としての参画を要請され全力で参加し、虫の息。朝に柴那典のnoteを読み触発され宇多田ヒカル「Electric City」を何度も聴く。サビのボーカルとフルートのくだりはスリリングで最高。宇多田ヒカルの魅力は圧倒的なボーカリゼーションでもなく、トレンドを押さえたプログレッシブなアレンジでもなく、宇多田ヒカルという人間の不安定感であり、ストラグラルする不安定な実存が垣間見えることと理解しており、引き続き目が離せない。宇多田ヒカルの隙こそ、セクシーである。夜は久し振りに「アナと雪の女王2」を娘と観る。何度観ても凄い作品。「Wish」が100点なら、「アナと雪の女王2」は120点というところ。アートハランに辿り着き、水の持つ記憶を辿りながらエルサが凍りつくまでのシーンの演出に圧倒される。過去の事実に耐えられない〈今を生きるエルサ〉は、アナに女王の座を譲り、過去と今を乗り越えていく。エルサのこの力強さと、それを支える(或いはリードしているとさえ言える)アナのしなやかさ。プリンセスムービーでは無く、精霊とパンピーの完全なるバディムービー。久し振りにダウ90000のコントをYouTubeで何本か観る。天才。

4/21
日曜日。昨日の続きで、ダウ90000ブーム。育児の合間に蓮見翔と佐久間宣行の対談観る。小原晩のエッセイが気になりKindleで購入。「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」はKindleで無かったので「これが生活なのかしらん」を。買ってから小原晩が女性だと知る。しかも、可愛いらしい女性とは!

4/22
リモート仕事。昼にラーメンズ「透明人間」「不思議の国ニポン」を観る。酔狂でもルサンチマンでもない、アカデミックな笑い。ラーメンズに影響を受けた芸人は数知れずだが、ラーメンズは誰に影響を受けていたのか気になる。シティーボーイズとかラジカルとかあの辺かしら?夜は独り育児。何回言っても娘が全然風呂に入らないので、つい激昂してしまう。みんな機嫌が良ければそれで良いとは分かりつつ、感情を抑えきれない瞬間がある。育児はしばしば〈育自〉とトレースされる。子供はグングン育っているのに、自分は全然育たないでいる訳だが、これでいいとも思っている。これが即ち、老いなのだろう。

4/23
仕事。タスクフルだが、今日のお迎えは妻の番であって、「今日はようやく残業して仕事が捌ける!」という倒錯した喜びに浸る。結局、22:00くらいまでやるが、仕事は終わらない。えいっと蓋をして帰宅。睡眠より重要な仕事などない(君もメモ帳アプリに入れとけ、睡眠より重要な仕事などない、と!)。帰りしなに、小原晩「これが生活なのかしらん」を読了。基本的にはふんわりとした雰囲気の肩の凝らないエッセイ集だが、青春と大人の狭間で等身大(←使いたくない言葉だけど)の眼差しや詩がチラチラ見えて、その絶妙なバランスと人懐こい筆致であっという間に読んでしまった。Kindleじゃなくて、書籍で買えば良かったな。誰かにあげたり、貸せたりしたのに。

4/24
仕事。天気良くない。昼は九段下の雲林坊で担々麺。辛さ4、痺れ4にライス小と煮卵。ここ10年くらいで色々なところで担々麺を食べてみているが、ここの担々麺が1番美味い。麺をやっつけた後、穴つきレンゲでスープの下に沈澱する肉のミンチと浮遊するニラを掻き集めて〆にザクザクと食す幸せ。食後、店を出た後に口の中に残る、麻辣の爽やかな辛さ。最高。

4/25
リモート仕事。今年は横浜マラソンはやめて、水戸黄門漫遊マラソンにエントリーする。娘がDisney plusで〈フォーキーのこれって何?〉シリーズを見て「結局、お金って何なの?愛って何なの?」と聞いて来たので、「お金とは人生を幸せにするツールであり、愛とは1人では解けないパズルである」と回答。仕事でめちゃくちゃストレスが溜まったので、夜はバイオリン終わりに魚屋で刺身やらフライやらを爆買い。夜は魚と仕事の澱をビールで飲み下す。トゥーマッチモンキービジネスめ。心を取り戻す為、古今亭志ん朝の鮮やかな噺を聴きながら不貞寝。

4/26
仕事。昨日のストレスを引き摺り起床。今の私に必要なもの、それは運動とサウナである。今日からDisney plusで「Wish」がエントリーされるというので娘と早起きして待機していたが全然観れず。出勤。帰りに昨晩寝しなに聴いた志ん朝が気になり、広瀬和夫「21世紀落語史 すべては志ん朝の死から始まった」を読み始める。思えば広瀬先生の「この落語家を聴け!」を読んで、ホール落語や立川流広小路寄席寄席に通い、私の視座が大いに変わった30代だった。

4/27
ゴールデンウィーク突入。娘と公園で自転車練習。自転車が乗れるようになったらSwitchのソフトを一本購入することを約束。自転車に乗れた、の状態が定性的な評価だった為、少し乗れた事で「乗れたよ!はい、Switchのソフトね!」とすぐさまネゴシエーションに持ち込まれる。己の脇の甘さ。夕方、有志で集う小学生の父親のミーティングへ。ローカルに参加することで見える子育て世代の景色を楽しみにしている。取り敢えず、祭りの出店の係を引き受ける。夜はroom202スタジオ。新曲試すなど。ギターのサダトシくんのSpotifyにアップロードされている環境音楽やノイズなどの音楽と現代音楽の境目が不明確な為、Spotify側がそれをジャッジしようとしている話。興味深く聞く。マスシスのラムズヘッドはアタリであった。

4/28
快晴。もりもりと部屋の片付け、掃除。夕方、家族みんなでgoodybaseへ。裏の空き地公園でジビエ。鹿のソーセージとコロッケ。帰宅後、遂に息子が掴まり立ちを始める。ここ1週間でずり這いが急激に高速化し「お父さん、トイレに行ってくるよー」とトイレに行くと「うおー!うおー!」と咆哮しながらトイレの前まで迫って来るし、娘はドライバーを使ってトイレのドアを解錠してくる。自宅に私の安住の地はない。刺身をビールでやっつけて、「アラジン」を観ながら就寝。寝ている時と走っている時だけ、私は1人になれる。ホールニューワールド。

4/29
朝、12kmランニング。丸子橋周回コース。その後、横浜の先輩宅へ。みなとみらいでピザやバーガーで一杯やり、自宅へお邪魔する。エビスビール飲みながら、中学受験や塾の話など。特にキラキラ星を演奏出来たとして、キラキラ星を見たことがある体験と結びついてないと意味がない、という話が興味深かった。つまり、体験が前提にあって、その後の時間軸で表現されるという順番が芸術のあるべきアウトプットの順番であって、表現することが目的化することは貧しいということ。「何を表現しているか」に目配せをしないと、マーケティングやビジネスの配下に芸術が取り込まれてしまう(マーケティングやビジネスの面白さは、それはそれであるという事を一応付け加えておく)。処世術でもメイクマネーの為でもなく、ベースは自分が楽しいって思えることなんだよな。音楽だもんな。ミュージックを音楽という熟語に充てた当時の知識人は素晴らしい。後、みなとみらいは来るたびに本当に子育て世帯に住みやすそうに感じる。道は広いしモールはあるし、グルメやお店もセンスがよく、アッパーミドル層にジャストフィットナイスキャッチ!いう感じでとても心地よい。帰りにマークイズで娘が欲しがるアグリーベイビーズという人形を探しに行くも無く、代わりに「リカちゃん すみっこぐらしカフェへようこそ!ドレスセット」を3000円で買わされる。完全敗北。

4/30
リモート仕事。数日前にノリでネット購入したカリモク60のダイニングベンチ届く。デザインは勿論、座り心地の弾力もいい感じで超満足。夕方、娘とスーパーへ。夜はビール3本空けつつ、「STAND BY ME ドラえもん」。大人になって、のび太としずかが結婚する前の日にみんなで酒を飲んでいるシーン。まあ、しずかちゃんのお父さんがダメ男ののび太に光を当てて語る云々とか色々とあるんだが、大人になったスネ夫のパーマがとにかく気になる。髪の毛尖ってこそのスネ夫じゃないのかい?そう言えば、スネオヘアーというアーティストがいるが、この場面との整合性は取れてるのかい?スネオヘアーの奥さんのともさかりえ的にはそれは大丈夫なのかい?心にダムはあるのかい?と思い久々にWikipediaで調べたら、既に2人は離婚していた。ダムは決壊していた。

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