見出し画像

我はかつて木偶だった。使われて踊りたかった。

マイスーパー(そんな呼称あるのか)である我が駅前の東急ストアは、東急ポイントと楽天ポイントが2つともポイントが付くエクセレントな仕様。楽天ポイントは積立NISAの投資信託に回し、老後の資金に。仕事帰りの23:00頃、買い溜めしている金麦糖質75%オフのアテとすべく半額の総菜をカゴに詰め込みレジに並ぶ私の隣の列で、レジ係の店員さんが「東急カードと楽天カードはお持ちですか?」というこの上ない素敵な呼びかけに「いや、持ってないです」という人が居る。「なんて豪胆なんだ...!このWでポイントが付くエクセレントな仕組みに全く靡くことなく、中産階級のマストアイテムたるポイントカードシステムを活用しない自分を許容できるなんて!資本主義に中指立て、生きづらさを抱えながらも日々を過ごそうとする、この圧倒的覚悟!ん〜エクセレント!!」と私の中の小市民は大いに興奮し、咆哮。

代々木公園のサイクリングコースへ。幼児用の補助輪付き1時間100円コースを大いに楽しむ。補助輪付きの娘の自転車の上達を見ながら。今度はワインとか持ち込んでだらだらしたいな。代々木公園は遊具は全くないが、兎に角広くてよい。ジョギングも気持ちよさそうである。また行こう。

続・韓国映画ブーム。「新感染 ファイナル・エクスプレス」観る。迫りくるゾンビをペチペチと素手で倒し、生まれてくる子供の名前を別れゆく妻に雄叫びつつ、最期はゾンビになるマドンソクが兎に角素晴らしいが、映画自体もスピード感がありグロくないゾンビを主軸としながらも骨太な人間・家族ドラマとなっており大変素晴らしかった。ピリッとした社会風刺、ギャグもシリアスも感動もごった煮の総合エンターテインメントたる映画というジャンルの面目躍如。天晴れ。

千鳥の「相席食堂」のアーカイブをいくつか観る。蛭子能収と山下真司と布川敏和(フックン)の回でそれぞれで腹筋崩壊。久しぶりに腹よじれるほど笑った。涙、出た。ノブの突っ込み芸は魔法のようだ。

サラリーマンとしての日々をシリアスになりすぎないように、ゲームとしてチューニングすべく「無駄な仕事が全部消える超効率ハック」をkindleで購入し、読了。さくさく読める、心の処方箋。でも、ちゃんと仕事に向き合えて楽しめてた時は現代思想や構造主義の本を読んだりしてたんだよな。登山いったり、バンドがっつりやってたり。コロナよ早く、明けてくれ。もうお腹いっぱいなんです。夏なんです。あ、まだ冬か。風でも集めるか...。

最近、睡眠用イヤフォンを導入。寝る前に放送室や談志の落語、オードリーのオールナイトニッポンなど聴きながら寝ている。耳も痛くなく、ガンガン寝返り打てるぜ。頗る快適だぜ。

自宅で久々にWiiを引っ張り出してきて、娘と「プリキュア オールスターズ ぜんいんしゅうごう☆レッツダンス! 」で踊りまくり。ジュエルを獲得するための連続コンボの為、踊らず、スターの動きに合わせて効率的にリモコンを振る俺はもう何かをなくしてしまった壮年である。娘はジュエルの数や、それによって出現する次のステージに全く興味はなく、ただただ、目の前のプリキュアに合わせてめちゃくちゃに踊っており、そこに目的の設定などない。つまり、何かの為に体を動かしているわけではない。Wiiリモコンを振りながら、私の心の中は大雨が降っていた。それぞれの人生のステージを見ているようだった。クソな時代だろうが、クソな仕事だろうが、私もただずっと目的なんて必要とせずに踊っていたかった。その瞬間だけが繋がっていけば良かった。マン・イズ・ヘヴィ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?