「おいしいごはんが食べられますように」を読み、短歌を作りました（ネタバレ）

※　短歌（連作）で感想というかリフレクションを表現してます。
※　（ネタバレ）と書いてますが小説「おいしいごはんが食べられますように」のネタバレ、ということです。

お祈りのようなタイトル　底意地の悪さが出てくる短編小説

芦川さん下の名前を教えてよ結婚したら姓変えるでしょ

友達になりたくはないでもタイプだからセックスするのか二谷

「押尾さんそんなに我慢しなくても」と言ったら凄く怒りそうだな

食べものをふるまうことを権力というなら彼女は権力志向

毒親の素質十分、子を産んで育てる時に変わればいいな

空腹を感じなくても義務として食事をとります誰かのために

せめぎあう弱さと強さ　表面を取り繕って口角あげる

あざといと心に感じ、言えなくて、何も表明できないねじれ

一番のいじわるは私かもしれず　読者も作者にいじわるできる

（短歌：久保　まり子）