レントゲン

レントゲン

世の中、いろんな事で首が回らない人がいるのだけれど、
私、普通に回らなくなりました。

整形外科のリハビリのマッサージに駆け込み、
療法士から

「先生に診察うけた方がいいです。首に注射とかも有りますから」

と、死後硬直しそうなこと言われて
でもまぁこの状態ってどうなんだろう?
と言うのもあって何となく受診。

まず、以前のレントゲン見て「ストレートネックですね」
と、訳の分からない事を言われて、キョトン。
確かに写真見ると、首がキリンみたいに真っすぐなの、僕。
すかさず次の話に移ったので、心の中で
「だからストレートネックって何なんだよ?!」
と、泣き叫んだけど。

「頸椎の1番と2番の間がずれてるか、
又は脱臼してるかもしれないのでレントゲン撮りましょう」
おいおい!次から次へと何なんだよ・・・。

レントゲン室に入ると、
「頭少し上向いて、口を開けて立ってて下さい。」
何だ、これ・・・。
口開けて上向いて立ってて
「アホの子やんけぇ・・・。」

そんでもって、元々、首が右に傾く癖があって、
もう、それが仕事にも影響与えてる程なんだが
「ちょっと傾いてますから」
両こめかみ辺りをホールドされ、
何も言わずに左にキュッと動かすから
「ギャっ」
そりゃなるやろ!
その為に、こっちは病院来とんねん!

続いて、右斜め45度、左斜め45度と
一人ムード歌謡なポーズをさせられ、
一連の撮影は終えたのだが。

再び、診察室で、モニターの画像見ながら、開口一番

「口の中から、第一と第二の頸椎が見えるんです」

と、もう何が何だか、気持ち悪いこと言い出す。
だったら、撮影の時に言えや!
あんな気持ちにならんで、済んだやないか!
結局、脅され、凌辱され、戦慄を覚えた結果

「寝違えですね」

思わず

「ですよねぇぇぇぇぇぇ」

って、いっその事、言ってしまいたかった…。

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