スローニュース【公式】調査報道やノンフィクションを支援します

日々の出来事を追いかけるのではなく、時間をかけた調査報道やノンフィクションを通して複雑な世界をゆっくりと咀嚼して理解する、それがSlowNewsという考え方です。現在、新たなサービス展開に向けて開発を進めています。

スローニュース【公式】調査報道やノンフィクションを支援します

日々の出来事を追いかけるのではなく、時間をかけた調査報道やノンフィクションを通して複雑な世界をゆっくりと咀嚼して理解する、それがSlowNewsという考え方です。現在、新たなサービス展開に向けて開発を進めています。

    マガジン

    記事一覧

    井上副会長様、「公共メディア」を担う気がないのならば、NHKはもう解体すべきです

    井上樹彦様、ご無沙汰しています。 先ごろ、NHK幹部に返り咲き、副会長に就任されたことで、どんなふうにNHKを公共メディアに変革してくれるのかと大いに期待しておりまし…

    謎の沈没を追った『黒い海』に大宅壮一賞、『死刑のある国で生きる』に山本美香賞~先週のSlowNews Letter第17…

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースやコンテンツの中から良質な調査報道などを週1回紹介する…

    「“女性は知能で男性に勝てない”の嘘」「激戦地マリウポリへの潜入記」~先週のSlowNews Letter第16号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースやコンテンツの中から良質な調査報道などを週1回紹介する…

    「BBC理事長の辞任を詳報するBBC」「サーファーに納豆アレルギーが多いのはなぜ」~先週のSlowNews Letter…

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースやコンテンツの中から良質な調査報道などを週1回紹介する…

    「カルト教団で10年過ごした少年」「飲める人が稼ぐって本当?」~先週のSlowNewsLetter第14号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースやコンテンツの中から良質な調査報道などを週1回紹介する…

    「消えた郵便貯金」「インスタ闇バイトの地獄」~先週のSlowNewsLetter第13号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンを…

    「ジャニーズ問題につながる岡田有希子さんの知られざるエピソード」「人気の子育て施設はなぜ撤去に」~先週のSlowNewsLetter第…

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンを…

    「レイオフ続発で解雇規制どうする?」「ガーシー本で問われた新聞記者の本当の価値」~先週のSlowNewsLetter第1…

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンを…

    小さな自治体を狙う企業の実態を暴いた執念の調査報道などをご紹介~先週のSlowNewsLetter第10号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンを…

    おすすめの調査報道などを紹介します~先週のSlowNewsLetter第9号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンを…

    「あなたを決して死なせたくない」必読の記事、必見の番組をまとめました

    消えた命、生まれた命岩手県釜石市の中心街を襲って甚大な被害をもたらした津波。その「38分間」を撮り続けたNHKの通信員がいました。トクさんこと、徳田憲亮さんです。そ…

    オープンデータが導いた画期的判決 “常識”を覆した大川小裁判とは

    一審ではとにかく「負けることが許されない」齋藤弁護士 だいたい国賠訴訟の裁判官の判断というのは、「現場過失一本主義」というんだそうですけど、とにかく現場でそこに…

    74人の子どもの命が奪われた場所、そこに来なければできないことがある~小3の娘を失った父親が「終わりではない」と語る理由と…

    大川小に来なければできないこと大川小学校の校庭でぼーっと立っている人に冊子を渡してお声をかけると、元教員なんです、現役教師なんですというがたくさんいて。どうして…

    良質な情報をゆっくりと楽しむための『ニュースのプレイリスト』をお送りします

    メールマガジン『SlowNews Letter』をはじめました。 このメールマガジンは、タイムラインにあふれるニュースの中からすぐれた調査報道や埋もれている良質な情報を週1回紹…

    オープンデータは誰でも使える!「ベリングキャット」に見る活用術

    ことしのニュース界隈のトレンドワードの1つは「OSINT(Open Source Intelligence)」でしたよね。公表されているデータを利用することで、何が起きていたのかを白日の下に…

    悲劇の科学者 ラエ・リン・バーク 後編

    取材・執筆:下山進  リサ・マッコンローグは、ラエ・リンの口からその病気のことを告げられた。  ラエ・リンは、まず職場の上長にそのことを報告している。  すると…

    井上副会長様、「公共メディア」を担う気がないのならば、NHKはもう解体すべきです

    井上樹彦様、ご無沙汰しています。 先ごろ、NHK幹部に返り咲き、副会長に就任されたことで、どんなふうにNHKを公共メディアに変革してくれるのかと大いに期待しておりました。 しかしながら、29日夜に配信された日本経済新聞の記事を読んで、驚愕いたしました。それによると、テキストによるニュースのネット配信を縮小する可能性を示唆したとのこと。 これが事実であれば、大変残念で、強い失望を感じます。NHKの理事を退任後、「NHKアイテック」「放送衛星システム」の社長などを務められて

    謎の沈没を追った『黒い海』に大宅壮一賞、『死刑のある国で生きる』に山本美香賞~先週のSlowNews Letter第17号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースやコンテンツの中から良質な調査報道などを週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第17号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの5本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 【おすすめ】黒い海 船は突然、深海へ消えた (講談社 2022/12/23) SlowNewsの連載を書

    「“女性は知能で男性に勝てない”の嘘」「激戦地マリウポリへの潜入記」~先週のSlowNews Letter第16号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースやコンテンツの中から良質な調査報道などを週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第16号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの5本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 【おすすめ】暇空茜氏の「女性は知能で男性に勝てない」は本当か。ハーバードなどアイビーリーグ8大学中6大学で

    「BBC理事長の辞任を詳報するBBC」「サーファーに納豆アレルギーが多いのはなぜ」~先週のSlowNews Letter第15号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースやコンテンツの中から良質な調査報道などを週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第15号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの5本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 【おすすめ】BBC理事長はなぜ辞任……ひとつの結びつきと未申告が決定的な問題に (BBC NEWS JAP

    「カルト教団で10年過ごした少年」「飲める人が稼ぐって本当?」~先週のSlowNewsLetter第14号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースやコンテンツの中から良質な調査報道などを週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第14号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの5本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 【おすすめ】カルト教団で過ごした10年 (東大中退したアライさん 2023/4/22) 不登校になったの

    「消えた郵便貯金」「インスタ闇バイトの地獄」~先週のSlowNewsLetter第13号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第13号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの5本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 【おすすめ】次女の「誕生記念」15万円が紙くずに 消えた郵便貯金 (朝日新聞 2023/4/21) 大切な郵便貯金が消え

    「ジャニーズ問題につながる岡田有希子さんの知られざるエピソード」「人気の子育て施設はなぜ撤去に」~先週のSlowNewsLetter第12号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第12号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの5本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 【おすすめ】37年前の「岡田有希子」衝撃自殺 錯乱で緊急入院するほど心が不安定だったその実態 (今夜もとんかつ定食 202

    「レイオフ続発で解雇規制どうする?」「ガーシー本で問われた新聞記者の本当の価値」~先週のSlowNewsLetter第11号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第11号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの5本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 【おすすめ】あいつぐ大規模レイオフ、日本も「解雇規制」を緩和すべきか? 労使双方の弁護士が激論 (弁護士ドットコム 202

    小さな自治体を狙う企業の実態を暴いた執念の調査報道などをご紹介~先週のSlowNewsLetter第10号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第10号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの5本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 【おすすめ】「行政機能ぶん取る」 自治体連携巡りワンテーブル社長発言 録音データで判明 (河北新報 2023/3/21)

    おすすめの調査報道などを紹介します~先週のSlowNewsLetter第9号より

    週末にゆっくり思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースではタイムラインにあふれるニュースの中から良質な調査報道を週1回紹介するメールマガジンをお届けしています。 先週の『SlowNewsLetter』の第9号で、瀬尾傑と熊田安伸がピックアップしたは、こちらの4本でした。 (SlowNewsLetter無料配信の登録はこちらから!) 警察庁長官狙撃事件「実行犯逃走手助け」 当時参考人の元自衛官新証言 (毎日新聞 2023/3/20)国松孝次警察庁長官狙撃事

    「あなたを決して死なせたくない」必読の記事、必見の番組をまとめました

    消えた命、生まれた命岩手県釜石市の中心街を襲って甚大な被害をもたらした津波。その「38分間」を撮り続けたNHKの通信員がいました。トクさんこと、徳田憲亮さんです。その後も「あの津波を見てしまった者として、復興を見届ける」と被災地で取材を続けていました。 そのトクさんが去年10月、突然の胃の痛みを訴えはじめ……決して「NHKの内輪話」ではありません。記者たちが何を思って被災地を見つめているのか、多くの人に読んでほしい記事です。 自宅の2階に上がり、何とか津波から逃れた女性。

    オープンデータが導いた画期的判決 “常識”を覆した大川小裁判とは

    一審ではとにかく「負けることが許されない」齋藤弁護士 だいたい国賠訴訟の裁判官の判断というのは、「現場過失一本主義」というんだそうですけど、とにかく現場でそこにいた公務員の過失が認められれば判決が書けるから、それ以外のところはいらんということなんですね。 一審の裁判官は、すでに自動車学校の事件の判決(注:宮城県山元町の自動車学校で津波で亡くなった従業員や教習生の遺族が学校側を訴えた裁判)で学校の責任を認めて、まさしく現場過失一本主義の典型的な判決理由を書いている。そういう裁

    74人の子どもの命が奪われた場所、そこに来なければできないことがある~小3の娘を失った父親が「終わりではない」と語る理由とは

    大川小に来なければできないこと大川小学校の校庭でぼーっと立っている人に冊子を渡してお声をかけると、元教員なんです、現役教師なんですというがたくさんいて。どうして来たんですかと聞くと、8、9割の人が同じ答えをします。 「自分だったらこの校庭で、あの日の状況を思い浮かべながら、何ができるかを確かめに来ました。自問自答をしに来ました」と。 それをするべきなんじゃないかなと思います。 もちろん子どもたちを守らなきゃならない教育関係者もそうでしょうけど、子どもたちに自分の命をどう守

    良質な情報をゆっくりと楽しむための『ニュースのプレイリスト』をお送りします

    メールマガジン『SlowNews Letter』をはじめました。 このメールマガジンは、タイムラインにあふれるニュースの中からすぐれた調査報道や埋もれている良質な情報を週1回紹介する無料のニュースレターです。 ファストフードのようにニュースを消費するのではなく、ゆっくりと咀嚼して思考を深めるヒントがほしい。そんな方のために、取材と分析に時間をかけた信頼できる情報だけを、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸がおすすめしています。 調査報道だけではなく、ときにはニュースの背景、

    オープンデータは誰でも使える!「ベリングキャット」に見る活用術

    ことしのニュース界隈のトレンドワードの1つは「OSINT(Open Source Intelligence)」でしたよね。公表されているデータを利用することで、何が起きていたのかを白日の下にさらすテクニック。かつて「報道」とは訓練されたジャーナリストだけがなし得る専売特許のようなものでしたが、OSINTは誰でもそれができる可能性を開きました。 象徴的な存在が、今や世界がその名を知る調査集団「ベリングキャット」。報道とは無縁の人たちも巻き込んで、ともにオープンソースからガンガ

    悲劇の科学者 ラエ・リン・バーク 後編

    取材・執筆:下山進  リサ・マッコンローグは、ラエ・リンの口からその病気のことを告げられた。  ラエ・リンは、まず職場の上長にそのことを報告している。  すると上長は、「残念だが退職してほしい」。だが、すぐにではない。ラエ・リンが申請してすでに支給されていた研究費のプロジェクトが続いている間は、在職してほしい。しかし、研究所の中では、病気のことを言ってはいけない。そう言われた。  ラエ・リンがアルツハイマー病だとわかると、グラントの支給が打ち切られることもありうるとい