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鰻のはなし 弐

スローリー余話

早いもので7月に入りました。今年は7月24日(水)と8月5日(月)が土用の丑の日ですので、そろそろ『鰻のはなし』です。これまで弊誌でご紹介した鰻専門店は7軒。全て期待以上の美味しさを提供してくれる名店です。蒲焼、白焼き、鰻重はもちろんのこと専門店ならではの”鰻の美味しさ”を紹介します。

うなぎ割烹 ゆしま小福
うざく

2023年7月発売号の特集「東京の江戸の味」では
”学問の神様”のお膝元 
三代目は鰻を愛する探究者

と紹介しました通り、こちらの三代目・小暮貴生さんは活鰻の割きから串打ち、そして蒸して焼きまでひとりで担っています。小学生の時から店の手伝いをしていたというご主人が中学生の頃に父である先代から白焼きを「焼いてみろ」と命ぜられ串がもの凄く熱く、その時に「三代目になろう」と決心されたそうです。鰻の仕入れなど環境が年々厳しくなるなかで「初代そして2代目が歴史をつないでくれたことに感謝してお店を大事にしてくれるお客様に感謝して、毎日、真剣勝負で丁寧な仕事がしたい」語るご主人です。鰻重はもちろん、この「うざく」にもその丁寧な仕事をしっかりと感じられる美味しさです。


常連客だった五代目・柳家小さん師匠が自ら持ち込んだ「丼」


ゆしま小福
〒113-0034 東京都文京区湯島3-36-5
03-3831-7683
営業時間:
火~金 11:30~14:00(L.O.13:30)17:00~21:00(L,O,19:30)
土 11:30~14:30(L.O.14:00)
月17:00~21:00(L,O,19:30)
定休日:日曜・祝日
※『東京Slowly² vol.1』(2023年7月7日号)の掲載情報から抜粋しました