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「利上げ?そんなの関係ねぇ」と上昇しているフィリピン株!でも○○を売ります!

どうもshoheybeatzです。

8月は3週目が終わりました。

フィリピンの株式マーケットは先週に引き続き2週間連続で上昇してクローズしました。

先週木曜日はフィリピンの中央銀行から利上げの発表がありましたが、その後なんと相場は上昇。

これまでの下落が何だったのかと言わんばかりにフィリピンのマーケット全体が楽観ムード。このまま来週も上がり続けるんでしょうか?

「でも、まだインフレ率も高いし、利上げもあるし、買いたいけど、買えない・・」

そんなストレスを感じている人は私だけではないんじゃないでしょうか?

超お気楽ムードのフィリピン株はこのまま上昇していくのかわからないですけど、ここである決断をします。

それは5月からずっと少しずつ買い足してきたある銘柄を売ることにしました。

そこで今回は先週の気になったニュースと今後のマーケットについて、そして私が売ろうと思ってる銘柄を紹介させて頂きます。

利上げ発表後に株価上昇?!


フィリピン中央銀行(BSP)は、8月18日木曜日株式市場が閉まってから、金利50ベーシスポイントの引き上げを発表しました。

さらにインタビューで、今年の平均インフレ率は5.4%に達する可能性があると予測していると、BSP総裁のFelipe Medalla氏は話していました。

ですので、金曜日は下がるのかなと思ってたんですが、

なんと翌日19日金曜日のフィリピン株式マーケットは予想とは裏腹に、フィリピン総合指数PSEiは0.57%上がり6,863.86となりました。

どうやらフィリピンの株式市場全体で超楽観的なセンチメントが広がっているようで、すべてのセクターが上昇しました。

その中でとくに強かったのは鉱業と石油セクター(+3.39%) と不動産セクター(+1.45%) で、アヤラ財閥の不動産部門であるAyala land(ALI)は3.32%上昇となり、金曜日最も取引された銘柄となりました。

オフィス不動産は完全回復から程遠い?!

今回利上げ後に大きく上昇した不動産ですが、不動産の中でもオフィス不動産は全くコロナ前の状態に回復していないという報道がありました。

Philstar紙の記事によると、マニラ首都圏の平均オフィス空室率は今年の第一日半期の15.4を越えて第2四半期には過去最高の16.2%記録したとのことです。

どうやら2020年からこれまでコロナで低迷していたマニラのオフィス不動産ですが、まだ回復には程遠いようです。

にもかかわらず、今上昇しているAyala landやRobinsons landなどオフィス不動産に強い不動産が上がっていることに疑問を感じずにはいられません。

今週○○銘柄を売ります!


前途の通り、フィリピン株式マーケットは今、超楽観ムードが漂っていて上昇しています。

インフレ?利上げ?


そんなの関係ねぇ!(笑)

と、言わんばかりです。

この鉱業と原油セクター、不動産は爆上げしているそんな中、冷静になって、ある決断をしました。

それは私が今年の5月くらいからこの3ヶ月の間ずっとコツコツと株価が下がっては買い足してきたある銘柄を売りつもりです。

その銘柄というのは、このブログでも何度も繰り返しご紹介させて頂いていたApex mining company(APX)です。

APXは金、銀、銅などを発掘、販売している企業で中でも金の生産量は国内屈指で、フィリピンに幾つかの鉱山を持っているだけでなく、海外でもモンゴルやミャンマーなどアジア各地で掘削活動をしている企業です。

先週発表された2022年上半期の決算は、純利益が15億7000万ペソ、前年同期220%増加で、第2四半期だけみても、337%増加の絶好調でした。

そんな銘柄をここで売ろうと思ってる理由は3つ。


(1)米ドルの上昇、GOLD(金)の下落
(2)米国株式、仮想通貨の下落
(3)金鉱山株はすでに過熱ぎみ?

という、ものです。
一つずつ解説していきます。

(1)米ドルの上昇、GOLD(金)の下落

ご存知のとおり、米ドルとドル建てのゴールド(金)は逆に動きます。

先週はじめから米国ドルが上昇して、ドル建ての金が下落をしています。


金株価が上がれば、それを掘削して販売している金鉱山会社は当然儲かるので、これまでも金価格とフィリピンの鉱山銘柄でもAPXは似たような動きをしてきました。

・・にもかかわらず、ここ一週間フィリピンの金鉱山銘柄はずっと上がっています。

そろそろ、落ちてきてもおかしくないんじゃないかと思ってます。


(2)米国株式、仮想通貨の下落

米国の消費者物価指数の発表からインフレが高止まりしている感から反発した後2週間ほど上昇してきていた米国株式市場はダウ平均(DOW)が-0.95%、ナスダック(NDX)が-1.95はS&P500指数が-1.29%下落して一週間を終えています。

またビットコインやイーサなどの仮想通貨マーケットも先週から大きく下落しています。

来週25日からジャクソンホール会議もありますし波乱がある可能性もあり警戒が必要だと思ってるところです。

(3)金鉱山株はすでに過熱ぎみ?

APXはテクニカル的に見ても、50日移動平均線を大きく上抜けていてRSIは73.24と完全に買われ過ぎと言えます。

4月に出した記事でも買いた通り、ここ数ヶ月の間、今年のインフレ局面ではもっとも上昇を期待できると思い、5月以降これまでコツコツ買い足してきました。

これからまだフィリピン株式市場は上がっていくのかもしれませんが、

私としてはこのままフィリピンだけ「関係ねぇ」ムードが続くのかというと、そんなことはないんじゃないかと疑問を感じています。


まとめ


フィリピンは木曜日に50ベーシスポイントの利上げの発表がありましたが、発表後の金曜日はマーケットは上昇しました。

株式マーケット全体に楽観的なセンチメントが広がっているのは事実で、とくに鉱業と原油、不動産セクターが大きく上昇していました。

不動産はマニラの第二四半期にオフィスの空室率が16.2%記録したと悪いニュースがでていましたが、不動産セクターは絶好調なことに大きく疑問を感じています。

フィリピン株はこのまま上昇していくかもしれませんが、米国株や仮想通貨はすでに下がりはじめてきています。

金価格もドル指数の上昇から下落してきていることを踏まえ、今年5月以降買い足していた鉱山銘柄はここで売却しようと考えています。

もちろん、また買えるチャンスはいくらでもあると思いますので、一旦店じまいということになります。





※なお上記内容は投資2年目の超ビギナーによるものですので、必ずしもそうなるとは限りませんので、その点はご理解お願いします。






引用記事

https://www.philstar.com/business/2022/08/21/2203986/office-vacancy-rate-climbs-new-record-high-162





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