株価チャートのテクニカル分析はレジスタンス&サポートが最強説
どうもShoheybeatzです。
私は毎日、ユーチューブで米国や日本、そしてフィリピンの投資家がやっているチャンネルを観るんですが、
そこでよく目にするのがレジスタンスとサポートラインというテクニカル分析です。
とくにフィリピンの投資家の間では幅広く使われています。
正直トレードを始めたばかりのときは、何のことかさっぱりわからなかったんですが、
これだけ多くの人に使われているということは、何かワケがあるんでしょうか?
もしかして「レジスタンスとサポート分析が最強」ということでしょうか?
そこで今回は私のような株投資の初心者にぴったりの説をご用意しました!
「株価チャートのテクニカル分析はレジタンス&サポートが最強説」
こちらを検証をしたいと思います。
レジスタンス&サポートとは?
株価の値動きは一見、不規則のように見えて、実はある一定の法則、方向性を持って動いています。
過去のチャートを見て、これから株価がどのように動くのか?
どこで買えばいいのか?逆にどこで売ればいいのか?
それを教えてくれるのがレジスタンスとサポートラインです。
サポートラインは日本語で「支持線」、レジスタンスラインは「抵抗線」を指す言葉で、チャート上に時間の経過とともに形成される「見えない線」です。
サポートラインはある一定の期間で株価の安値と安値を線で結ぶとできる線で、逆にレジスタンスは高値と高値を結ぶとできる線です。
図はあくまで例ですが、
株価がサポートラインに近づくと、投資家は反動的な買いを行い、株価が上がります。
反対に株価がレジスタンスラインに近づくと、投資家は売り初め、株価は下落します。
サポートラインはチャート上にあるこれ以上は下がらないという「底」のラインであり、レジスタンスラインはこれ以上は上がらないという「天井」のラインになります。
サポート&レジスタンスとは、その見えない線を見つけ、その線を基準に買いと売りのタイミングを計る。
言ってしまえば、ただそれだけのことです。
超シンプルな分析方法です。
また別の言い方をすれば、レジスタンスとサポートラインとは、言わば投資家にとって精神的なラインでもあります。
このサポートとレジスタンスにはチャートの天井と底を判断するために引いた平行な線と上昇か下落かそれとも横ばいか現在のトレンド(傾向)を判断するための斜めの線「トレンドライン」があります。
トレンドラインが上向きであれば、ある一定の期間は株価は上がる傾向にあって、トレンドラインが下向きであれば、その期間株価は下がると考えます。
それでは基本的な説明はこれくらいにして、
ここからなぜレジスタンスとサポートラインが最強のテクニカル分析なのか、実際のチャートを使って検証してみました。
レジスタンス&サポートの実例
実際のチャートで検証してみましょう。
まずはレジスタンスラインです。
以前別の記事でご紹介した再エネ銘柄のGreenergy holdings Inc(GREEN)の2月15日取り引き開始前の株価です。
前日3.23でクローズしてますが、3.25にあるレジスタンスにタッチしてます。
トレンドラインは上向きです。
すなわちこの株は「長期的に見れば、上がっている」と言えます。
ちなみにトレンドラインは最低3つ以上のポイントを見つけてラインを引くことで、より信憑性が高まると言われています。
レジスタンスを使っての分析では、株価がレジスタンスラインを超えたところで買いを入れるのが定石です。
そうすると、そのレジスタンスラインが今度は「これ以上は下がらない」というサポートラインになると考えます。
そして次のレジスタンスライン(このチャートで言えば3.34)が、天井になります。
株価がレジスタンスにタッチすると予想できるパターンは2つで、反発して下落するか、そのまま上昇してレジスタンスを超えるかです。
多くの投資家はレジスタンスを短期的な天井と考えて利益確定に走るため、下落する可能性が高いです。
ですが、そこを踏ん張って、さらにレジスタンスを超えて上がった場合、次のレジスタンスを目指して上がる可能性もあります。
なお、レジスタンスとサポートラインは自分で引いてもいいですが、自動で引いてくれるアプリもあります。今回はChartNexusという無料アプリを使ってます。
本日、この後の株価をよくみて、株価がレジスタンスを超えたところで、買い注文を入れます。
果たして、これから株価がどう動くのでしょうか?
実はこの日はこの後レジスタンスを超えてからはほとんど動かず3.28でクローズしましたが、その翌日に驚愕の事態が・・。
これが翌日16日のチャートです。
ご覧の通り、前日レジスタンスを超えたのち、爆上げしました!!(笑)
直近でとくにプレスリリースなど新しいニュースは出てなかったのですが、見事に読み的中。
他の投資家も私同様に昨日GREENがレジスタンスを超えたのを確認してから本日買いを入れたとも考えられます。
さらに、クリーンエネルギー(再生可能エネルギー)は最近フィリピンで大変注目されている分野のため、これまで上がっていなかったGREENが注目されているとも考えられます。
フィリピンのクリーンエネルギーについては、別の記事を参照ください。
次にサポートラインの分析です。
Cirtek Holdings(TECH)は半導体を作っている会社で、今年は世界的な半導体不足による需要が増加。
こういった状況に対して、TECHは近日、優先株の発行してその売却代金をフィリピン国内にある工場の拡大に使うと発表していました。
チャートは2月11日の取引開始前のもので、前日の終値が6.86で、7.7にレジスタンス、6.81にサポートラインがあります。
トレンドラインは上向きで、長期的には上がっていると考えます。
考えられる株価の動きはサポートラインで反発して上昇するか、若しくは下落してサポートを超えた場合、次のサポートである6.5まで落ちる可能性もあります。
なので、サポートで反発したのを確認してから買いを入れます。
2月17日本日の株価です。
株価はサポートラインで反発してから、レジスタンスの7.7(12%)を目覚まして上昇中です。仮にこのレジスタンスを突破した場合、次のレジスタンスは8.45になります。
なお、サポートラインは損切りの目安にも使えます。もし私がTECHの株を持っていて、株価がサポート6.61を割ればそのサポートラインがレジスタンス(天井)となります。
でも中には今回2つの例を見て「ただの結果論でしょ?」と思った方もいると思います。
そうなんです。
先に紹介したGREENも2つ目のTECHも、結果として上がりましたが、もしかしたら上がらなかったかもしれません。
それは誰にもわかりません。
なので、これはあくまで買いと売りのタイミングを計るための目安にしか過ぎません。
このレジスタンス&サポートは「必ずそうなる」と教えてくれるドラえもんの道具のようなものではなくて、
あくまで過去のチャートから、「このラインを超えたら次はここまで上がる、もしくは下がる(可能性がある)」という予測をつけ、そのタイミングで買いと売りを入れて、より高いリターンを得るための一つのツールにしか過ぎません。
レジスタンス&サポートの例外
レジスタンスとサポートはたしかにテクニカル分析としては大変優れていて、世界中の投資家で利用されていますが、
あくまでレジスタンスとサポートは目安であって、必ずしも株価がその通りに動くと保証されたものではありません。
株価のチャート分析はテクニカルとファンダメンタルの2つがあり、決算内容やニュースなどファンダメンタルが大きく影響することがあります。
とくに今はコロナの影響で経済が縮小しているため、感染者数日や経済指標、失業率などの発表により多くの投資家が動かされてしまうのと事実です。
例えば、チャート的に上昇する場面で、政治家やアナリストのように影響力がある人がその企業やマーケットについてネガティブな発表をしたりすると株価が下がったりします。
また決算時期なんかも注意が必要で、決算内容によって株価が上がったり、下がったりしますので決算内容が悪いと予測できる場合は決算前なのに売りが頻発することもあります。
ですので、確かにテクニカル分析としてはほぼ最強かもれないですが、ファンダメンタル的な要素により株価が動くという事実も忘れてはいけません。
まとめ
チャートのテクニカル分析でレジスタンスとサポートラインが最強説。
これは時と場合によります。
なぜなら、必ずしも株価が予測した通りに動くとは限らないからです。
未来のことは誰もわからない。
だからこそ、過去から学び、未来を予測する必要があります。
その一つの方法がレジスタンスとサポート分析です。
このテクニックを身につけることで、トレードのタイミングやトレードの際にその場の思い付きや感情に流されず、予測に対する根拠を見つけることができるようになると思います。
しかもこの分析方法は一番の強みはシンプルで、初心者でも簡単に学ぶことができるということです。
だからこそ、世界中の投資家が使っているんだと思います。
Simple is best.
シンプルこそ、最強です。
そういう意味では、この分析方法は最強といってもいいんじゃないかと思います。
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