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英検一級ライティング覚書

英検1級の1次の結果が返ってきた。

英検1次の結果。ライティングに救われた。


ライティングの内訳。内容が低い。

英検に向けてライティング対策をみっちり10日くらいした。私的には頑張った方だけど、一般的にみたら付け焼き刃なので、最低限の努力でどうやって卒なくこなしたかまとめておく。

教材

過去問とかはやってなくて、ジャパンタイムズの「最短合格! 英検®1級 英作文問題完全制覇」を使った。

私は英語の先生もたまーにやっているのだけど、自分よりレベル高い生徒さんがくる機会がまあまああり、1級ホルダーの方が「先生はTOEICの点数高いので、パス単とジャパンタイムズの本と心中したら英検受かりますよ」と言っていた。結局どちらの本にも足首ぐらいしか入水していないけど、それでも受かったので旺文社もジャパンタイムズもすごいのだと思う。

ライティングは、オンライン英会話で「この人しかいない!」っていう顔馴染みの2人に対策をお願いした。指導力がずば抜けていて、こちらの要望を瞬時に理解してくれるような先生。
ライティングの添削指導で、リアルタイムで直してもらうのが結構大切だと思う。先生がどこに引っ掛かるか分かるし、どういう思考回路で評価してるのか何となく伝わってくる。
添削してもらうのも大切だけど、先生と英検対策をすることで、持ち込むために予習しなきゃ!となる。一人じゃ永遠に座学をやらないので、重い腰をあげるためにも、先生を巻き込んでよかった。

小手先の技術

アイデアを考える時、なんせ理由を3つ述べなければいけないので、できるだけ次元の違う理由を考えるようにする。例えば、人のことと街のこと。経済のことと人のこと。個人ー集団ー共同体ー社会とか、ものと人とか、頭の中に汎用性のあるものさしや視点を何個か用意しておいて、それをトピックに当てはめて考える。
環境のことを述べる時は、deforestationとかair pollutionとか小難しい単語を書いておけば知ってるアピールができるので良かった。

個人的にはaffirmativeの方が書きやすいので、基本的にagreeのつもりで臨んだのだけど、直前にharmful to とdetrimental to っていう小難しい表現を教えてもらったので、当日は急遽negative/ disagreeにした。英検みたいに語彙が評価の基準に入っている試験だと、「ここ!難しい表現書いてるでしょ!私賢いんですよ!!」っていうアピールポイントを織り込むことが多少は大切だと思う。

時短のためにも、conclusionはジャパンタイムズの模範解答を丸暗記した。

Considering these issues, governments will need to find new ways to provide support for people who wish to start families in order to lessen the future economic and social problems resulting from a low birthrate.

これを以下のようにアレンジ。

Considering these issues, governments (トピックとか文脈的に政府じゃない!って時はpeopleとかに変える)will need to find new ways (to provide support for people who 困ってる人/支援を必要とする人) to lessen the future 〇〇 and 〇〇(大体socialに行き着く) problems resulting from 〇〇(問題文に入ってる単語/諸問題の原因)

前提として、「社会問題を解決するために、私たちはいろいろ考えていく必要があります」って結論で終わるふんわりした作文は全然好きじゃないけど、卒なくこなすためには背に腹を変えられない。こういうのを良しとする人もいるのだ。多分。
汎用性のある文章を覚えれば何のトピックの時にも使いまわせるので、自分にしっくりくる1段落を覚えれば良いと思う。

当日の感触

今回のトピックは
Agree or disagree: Industrialization has had an overall beneficial effect on humankind
知らん。「産業化」って何。なんとなく東京みたいな都会をイメージして書いた。対極的なイメージとしては、物々交換をする昔の共同体。

反対派「産業化は人間に良い影響はもたらさない」で文章を書いた。
①環境問題が生じる。森林破壊や大気汚染など。
②人間関係が疎遠になる。
③人々が功利主義(お金・成果偏重の価値観)になる。
今振り返ってみると、②と③は割と近い。もっとかけ離れたトピックにした方が書きやすかったと思う。
いつも私は2つ目の理由までは書けるけど、3つ目を全然書き進められない。今回も同じで、3個目なんかめちゃくちゃ無理して書いた。
25分で終わらせるつもりが35分かかった。その影響で、バリ長い長文は最後まで読めなかった。

とりあえず、子どもとかも受ける試験なので、そこまで内容の質は求められないだろうと願った。たとえトンデモ理論でも、論旨が首尾一貫していれば良いのだ。記述の内容を問う試験ではなくて、英語での文章表現を評価する試験なので・・・。

この調子で2次もなんとかなると良いな。


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