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香川県高松市主催:サスティナブルファッション・バスツアーに参加してきました!(レポ)
こんにちは、
スローファッションアドバイザー第一人者
大森アイカです。
5月18日、私と私の息子(7)は高松市が主催するサスティナブルファッションに関するバスツアーに参加しました。
本日はそのレポートです^^
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それではいざ出発!
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高松市に住んでいるのでバスに乗っているけれど見慣れた道でちょっと不思議な感じ。
ウエス工房の取り組み
バスに揺られて40分。最初に訪れたのは三木町の「ウエス工房」
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ウエス工房では、毎月一度、地域から集められた古着を仕分けし、ウエス(工業用雑巾)として再利用可能なものを選び出しています。
この工房の主な目的は、廃棄される衣類を減らし、再利用することによって環境への影響を最小限に抑えることです。
衣類リサイクルの現実
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回収と分別
高松市西部と近隣地域から月に60〜80トンもの衣類が集められます。
実際にウエスとして再利用されるのはそのうちの10〜15%だけです。
ウエスの用途
回収された衣類の中から、特に自動車整備工場で使われる清掃用の布(ウエス)が作られます。
また、海外での油漏れ事故にも使用されることがあるそうです。
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国際的な影響
ウエスに使えない衣類は、
古着として使える・使えない関係なくASEAN諸国へ送られることもありますが、到着した衣類の多くが実際には使用されません。
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その他
・回収ゴミが多くなるのは引越しや入学、進級時期の3〜4月
・冬物の中綿やニット、セーターはウエスにならないしかさばる
・体操服、制服のゴミも3〜4月は目立つ
・子どもがプールで使うラップタオルは地味にスナップボタンを取るのが面倒らしい
・梅雨時期の衣類は、ゴミ袋の口が開いてて濡れていたら全てウエスにならないのでそのままパッキングして海外へ輸出される
・服の資源ごみの回収は、ここではウエスにする目的なので、
ぬいぐるみ、下着、ベルトは回収できない
・メルカリや買取のおかげか以前ほど高価な服の廃棄はなくなった。
その分粗悪な素材の服ばかりになった。
粗悪な素材、汚れたもの、もちろん自分たちが着たくないものは輸出されても
誰も着ません。
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環境に優しい選択を
ウエス工房の訪問を通じて、私たちは衣類を捨てる際の環境への影響について深く考えさせられました。
特に注目したいのは、衣類を購入する際と同じくらい、
ゴミ袋に入れたその後の際の環境への責任も重要であるという点です。
新品タグ付きで運ばれることもあるそうで働いているとやるせない気持ちになるそう。
「とにかく買ったものは大切に長く着てほしい」
と仰っていました。
このツアーに参加した多くの方々は、
衣類が最終的にどのように処理されるのかを目の当たりにして、言葉を失い、
消費行動を見直すきっかけになったと感じています。
成長の早い子どもの服、
海外で評価される着物など、一部のアイテムは非常にありがたがられることが多く、これらは適切にリサイクルされることで、資源の無駄遣いを防ぐことができそうでした。
逆に、トレンドに敏感な女性の衣類は消費サイクルが早く、古着として出しても需要がないので オシャレやトレンドといかに付き合うか、考えさせられました。
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サーキュラーエコノミーを目指して
お次は
庵治(世界の中心で愛を叫ぶのロケ地)近くにある
AJI CIRCULAR PARK
(アジ サーキュラー パーク)へ。
ここは自宅から車で10分ほどなので
自分でもよく訪れる場所です。
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ここは、脱プラスチックな環境に優しい日用品から、
香川県産のもの、
サスティナブルなアパレルアイテムまで揃っています。
服の交換スペース、アウトレットスペースもあります。
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バスが着いたのはお昼過ぎ。
まずはランチです。
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なんと、バスが着く直前に息子は寝てしまい…。
バスの運転手さんがバスに残っているとのことで、
一旦お任せして、1人でランチをかき込みまたバスへ行って息子を起こして
ランチを食べるように急かすという、
オシャレランチを堪能すること間もないドタバタでした。
サスティナブルファッションって何?
ランチの後は
AJI CIRCULAR PARKを運営している
中商事株式会社 社長の 中 貴史さんによる
「サスティナブルファッション」についてのセミナーでした。
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ニットのような編み物は、1本の毛糸で編まれているので
解けば再生可能な非常にエコな服だけど、
ニットはウエスにはならないのでどちらの利便性を取るのか悩ましいということを仰っていました。
家の片付けも、クローゼットの片付けも
一見キレイになったようで
ただ、不要なものが家の中から外に移動しただけて消えてはいません。
家の中がスッキリした状態で外には処理しきれないゴミがあります。
それは本当にキレイになった状態といえるのか
ウエス工房さんだけでなく
このセミナーでも考えさせられました。
手持ち服の染め物体験
セミナーのあとは、
大人のお話が午前と午後と続いて
子どもたちがやっと楽しみにしていた染色体験です。
教えてくださったのは
三木町で活動されている
アートスペースにしくみ さん
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AJI CIRCULAR PARKさんの駐車場で行いました。
事前に手持ちの染めたいものを用意しておくように言われていたので
私と息子のカットソーを持参しました。
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息子が入れているのは薄オレンジの原料。
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水を入れると鮮やかになりました。
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仕上がりが思ったのと違うのも手染めならでは
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少し乾くまでは店内に戻って商品をじっくり見ました。
香川の女性だけ企業higotoさんプロデュースの
廃棄レザーを使った+caratシリーズも
置いてあります。
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その他にも地元の商品がたくさんあるので一つ一つの商品をじっくり見るのも楽しいです。
最後にまだまだ乾いてはいませんが
それぞれが染めたものを手に持って記念写真。
偶然?
なんとなく左右で寒色と暖色に分かれました。
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まとめ
サスティナブルファッションへの関心が高まる中、
香川県高松市が主催してこのような取り組みを行うことは非常に重要なことでした。
私たち一人一人が、買ってから捨てるまでの衣類のライフサイクルに責任を持つことで、
よりゴミの出ない持続可能な社会の実現に貢献できます。
高松市のバスツアーは、私たちにとってただの一日の出来事ではなく、未来を考えるための学びとなりました。
さいごに
これまで、
スローファッション=今ある服を大切
に長く着る
活動を行ってきて
実際に回収されたたくさんの衣類を目にするのは初めてでした。
ずっと自分の目で見たいと思っていたのですが、
いざ大量の衣類、さらにトラックでまた運ばれてきて…
世界中の着ない服0どころか
高松市の着ない服0もハードルが高くそびえ立っていると感じました。
回収して資源にするというやり方では
100%リサイクルは現実的に不可能。
この記事を読んで「ふーん」で終わらずに、
今度服を買う時、手放す時に自分だったらどうしていくか?
ぜひ考えてみてほしいです。
information
スローファッションジャパン代表の
大森アイカが
「クローゼットの着ない服0」目指して
7月30日 大阪でのビジネスコンテスト
「ONE MINUTES」に出場します。
・大阪観覧応援
・オンライン観覧応援、
・サスティナブルなブランドを応援して支援
こちらのnoteに出場のきっかけやコンテストで行っているクラファンのリターンについても書いています。
ぜひご覧ください。
■アジサーキュラーパークさん
https://ajicircularpark.jp/
■アートスペースにしくみさん
https://www.art-space-2493.com
■四国リサイクルプラザウエス工房さん
https://www.paper-recycle.jp/
■環境省:サステナブルファッション
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
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