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【いちばんすきな花】

ええ、もちろん見てますとも。

【いちばんすきな花】

1話の時点で語りたかったのに
まとまらなくて
まとめられないまま
もう2話が終わりましたね。

2人組に恵まれなかった4人による
人間愛物語??

"男女の友情って成立しますか?"

というキャッチフレーズの印象が強くて
てっきりそこにフォーカスが当たって
いくんだろうと思っていたけど、

どうやらそれだけではなさそう。

人としての悩み、生きていく難しさ
自分だけでは解決し切れない問題
自分だけが解決できる問題

なんだかとにかく不思議で独特。
1話も2話も終盤でくる4人の会話劇に
めちゃくちゃ集中力使うんだよね。

この4人が発する言葉が
その他大勢に対する抗いに聴こえるし
これだけ穏やかで綺麗な心を持った人こそ
生きづらい世の中なんだなと思わされる。

思ったことズバズバ吐き出すモブキャラ達。
奴らは思い悩むことはないのだろうか。
人との距離感や、人との付き合い方に。
いや、それぞれ感じているんだろうな。
特に夜々の友達や同僚。
圧倒的なルックスを持っている夜々に対して
知らず知らずのうちに劣等感みたいなものを
抱いてきたはずだ。
だから決めつけることで自分を守るのだ。

夜々は思わせぶりをする
黙っていても男が寄ってくる
夜々に嫌われたら終わり

口では「可愛いを有効活用しなきゃ!」と
言ってる割に夜々がもし、そんな女性だったら
それはそれは怒り狂うか陰湿な嫌がらせを
し始めるのが目に見える。

夜々はそれに気づいているから
嫌われないようにと
交換ノートも止めることなく回していたのに。

美容師として男性客を担当しただけで
上と下の名前呼び間違えただけで
あんな嫌味を言われるなんて、
今の所いちばん不憫に感じるのは夜々だ。

自分の気持ちを言えない
言って嫌われるより
言わないまま受け流す方を選んだ夜々が
自分を変えるきっかけに出逢えれば
もっと胸を張って生きていけそうだ。

あと、椿さん…というか松下洸平に
こういう役をさせると天下一だと思う。
誰目線?って感じだけども
良い人どまりな雰囲気がもう凄い。
(「最愛」の大ちゃんは割と勇ましかったのに)
相手が100%悪いのに責め立てることもせず
理解しようとするけど理解などできるわけもない。
だって自分の中にそんな考え1ミリもないから。
誰かを傷付けたら裏切ることは
椿辞書には載ってませんから!!!
純恋というもはやホラーが
今後も関わってくるのかと思うと嫌だが
椿も3人と出会えたことで、
なにかを変えていくのかもしれないな。

ゆくえも紅葉も。
基本みんないい人で気にしやすくて
でもどっか冷めてて客観的で。
人との違いを感じとる繊細さがあって。
だからしんどくなることもあるけど、
3人と出会って、それでいいんだと
それがいいんだと思えることができれば
"良い方の感情を想像"できるんじゃないか。
自分の武器を夢を好きを隠すことなく
堂々と大切にしていけるのではないか。

人はみんな孤独で寂しくて自分勝手。
それを分かってないと
無用に人を傷つけたりしてしまう。

劣等感に溺れてしまうと
どうにかして、何としてでも
優越感に浸りたいというエゴは
他人にぶつけていいものじゃない。
自分の中でしか解決できない問題だ。

目に見えるものだけが全てじゃない。
その人の本質はもっと深いところにある。
自分の物差しで他人の価値を測るような
くだらない人間にはなりたくないよね。

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