[読むだけで経験値UP]~物語のある英語クイズ17~ (特別企画#お金コラム×物語のある英語)
言葉は人によって作られた。だからその過程には物語があって味がある。
-こんにちは!スロバールです。
今回は特別企画「#お金コラム」×「英語クイズ」で、お金にまつわる英語表現を学んでいきましょう!「なるほど」「そうだったのか」と言いたくなるような表現を中心に発信していきます。
→もくじ←
1.答えと由来
2.ニュアンスを確認して言霊を掴む
3.気になる1ランク上の言い回し「段階別レベルアップ表現」
さて、答えは決まりましたか?
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1.答えと由来→「コインを射ると賞金が出たから」
正解は、右の「正確である」です!
on the money だから単に「お金の上」じゃないの?と思った方がいるかも知れません。
字面を見てその意味を予想することが出来ないという良い意味での軽い裏切り、これが語学学習のスパイスだと私は毎回つくづく思います。
この表現の由来には諸説あるのですが、その1つの有力説は昔お金をかけて遊ぶ賭博アーチェリーのターゲットの真ん中にコインを貼り付けていたというものがあります。
しかしちょっと変だと思いませんか?アーチェリーのターゲットの真ん中は色まで変えて見やすくされているのになぜそこにコインを貼る必要があったのか?
と疑問に思い、いくつか海外のサイトを洗ってみた所なるほどと思える別の有力説を見つけました。
昔、測量技師が土地の広さを測るために数メートル間隔で杭を打ち込んでいたのですが、なにせ木の杭だから遠く離れると見えにくい。そこで杭のてっぺんにコインを貼り付けることで遠くからでも太陽の光が反射されて見やすくなる。
なるほど、正確さが求められる測量士がコインを目印に使ったというのであれば、個人的にはアーチェリー説よりもこちらのほうがしっくり来ます。
が、どの辞書や海外サイトを見ても「正確な語源は不明」とのことなので、どちらを信じるかは読者さんの手に委ねたいと思います。
2.ニュアンスを確認して言霊を掴む
日→英 の辞書だと細かいニュアンスが抜け落ちてしまうので、英→英 の辞書で表現に秘められた意味を解読していきましょう!
モノの長さや重さが他のものと比べて寸分違わず同じだ、というわけではなくあくまでも「人が言うこと・書くこと・考えることが正確だ」という意味です。
つまり、内容を事実と照らし合わせてみたら正確だった というニュアンスになるのだと思います。
株の値上がりの予想、景気の予想などそういった場面でも多く使用例が見られます。
The prediction was on the money.
(その予想は どんぴしゃで正確だった)
3.気になる1ランク上の言い回し
「段階別レベルアップ表現」
今の自分の英語力より1つ上のランクの単語を覚えて経験値としましょう!
様々なレベルの読者さんがいると思うので、自主学習用の表としますが、
ちょこっと解説
Lev4.【word for word】
こちらは誰かの発言の内容が正確だと言うよりも、「一字一句正確だ」という意味で使われます。例えば、word-for-word translationといえば、「直訳」という意味になります。
また、Remember the script word for wordといえば、台本を一字一句間違えずに正確に暗記するという意味になります。
同じ正確さでも、また違ったジャンルの正確さなのです。
Lev5.【on the button 】
これはおそらくon the moneyの派生形だと思われます。coinは光り輝くボタンでも代用できるということから来ているのでしょう。学ランの金ボタンのようなものでしょうか。
Lev6.【letter perfect 】
これはword for wordとほぼ同じ意味ですが、正確に「記憶している」場合に使用します。wordもletterもどちらも文字ですからね。
いかがでしたか、「なるほど!」と思える表現はありましたでしょうか。
もし1つでもあったのなら幸いです。
また次回別の記事でお会いしましょう!
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。