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仕事ができるようになるための心構え Vol.82

先週は勝手に新社会人に知ってほしいことを書きました。

人は当たり前なことを大事にしなくなるものだから
何事も当たり前だと思わずに、一つ一つの事柄を大事にしてほしいわけだ。

そのうえで、たくさんの支えがあるから、君たちはやっと新社会人になれたわけで、
その中で最も支えてくれた親御さんに「支える側になって行く」ケジメとして、感謝を表現してほしいと書かせてもらいました。

とはいえ、新社会人になったとしてもやって行けるのかいけないのかを
いつまでも心配するのが親ってなもんでね。

だから今週は親から心配させないために
いち早く仕事ができるようになるための心構えを伝えたいなーって思う。 

仕事ができるようになるための心構え

よい

■仕事ができる人たちの考え方

俺は社会に出て20年以上経ってるけど
その間に出会った仕事のできる人たちに共通した考え方がある。 
それは皆、軒並み自分がやった仕事の成果を語れるということだ。

自分の持っている能力で何に貢献ができて 
その貢献によってあげられるお互いの利益は何か。
これをちゃんと言葉にできる人たちだ。

一言で言うなれば「成果を語れる」ということだ。

はんす


新社会人の皆はまだ研修中だろうし、
成果を考える以前に分からないことだらけなんだろうから、  
これからチャレンジを繰り返しながら経験を積んでいくんだと思う。
出来ることが増えれば自然と分かっていくことなんだ。 

心配はしなくても大丈夫。
俺が新社会人に成りたての時だって同じようにできなかったから 
成果を考える癖を怠らなければ、いずれ必ずできるようになるからね。

ただ、一番心配なのは
社会経験を積んでいったときに 
気が付かぬうちに世の中の常識に毒され 
成果を語らずに時間を語りだす人が大くいることなんだ。

■時間=成果と考えがち 

日本では労働者を守るルールがあるからね。
一日の労働時間の決まりごと、残業時間や有給の付与などだ。 
会社側だって入社年次による昇給評価、年功序列の概念がある。
これらもまたすべて時間軸によるものだ。

よく考えたら何も社会に出なくたって
子供のころからのお小遣いだってそうだ。

お小遣いというのは毎月の決まった日にちが来れば 
成果があろうがなかろうがもらえる。
それ以外に、誕生日プレゼントもクリスマスもお年玉も
これらすべて時間が来たらもらえるもんだ。
学校も同じで、学ぼうが学ぶまいが、一年経ったら昇級することもそうだし、
高校生ぐらいからアルバイトができるようになると
これもまた時給で評価される。
すべて時間軸だ。

これは君たちの問題だと言いたいわけではない。
子供のころから長い年月をもって刷り込まれてきた
時間=成果 という考え方は
時間=お金 だと大きく勘違いさせているだけの話だ。

あ

考えてほしいのは
プロサッカーの試合で
試合時間の90分、突っ立ってるだけで成果を出したと認識する選手がいるのかどうかだ。

そんな選手が居るわけないだろ?

ゴールを決めたり、アシストしたり、クリアリングしたり、
様々な要素で ”チームの勝ちに寄与する事が成果” じゃんか。
もっと言えば ”ファンの獲得やファンの満足度を上げるのことが成果” なんだから
どこに突っ立てる選手を応援したいファンがいるんだよ!って話だ。


こうやって俺が "時間=お金" じゃないんだよ~って 
言い続けるわが社でも
稀にこんな質問する社員が現れる。

・業務時間外の勉強会は給料が出るんですか?
・懇親会は参加しないといけないんですか?業務命令ですか?

この種の質問を聞くたびに


「はぁぁぁ??」

お前の価値を上げるのになんで 
他人から投資してもらうのが当たり前だと思ってんだよ!
金を出してもらって勉強したいんなら社会に出ないで親のすねをかじっとけ!!


ってか人の話を聞け!!こら!! 
その脳みそ何株のコロナに感染してんだよ!!
くりぬいたろか!!!
それとも俺がワクチンでも打ったろうか??

・・・・・
・・・

っは!!

書いてたらむかっ腹たってきて、取り乱しました💦 
失礼しました。

実際は脳みそをくりぬかないです。
冷静にこのように回答します。

勉強会も懇親会も参加は任意だから
スキルをつけたい、仲間を作りたい
そんな自分自身に投資したい人だけが参加すればいい。
ってね。
そもそもこれらは社員たちが自主的に企画してるものだしね。

■時間=成果ではない

そうなんだ。
仕事がなかなかできるようにならない人たちは
成果を語らずに時間を語るという悪い思考癖があるんだ。

前にも書いたけど、
仕事とは「誰かのために役に立つこと」であって
成果を出して役に立ったから、そのお礼がお金に変わってるだけなんだ。

つまり、成果=お金(報酬)なんだ。

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ただ 時間 居るだけ
ただ 勉強しているだけ
ただ 席に座って酒飲んでるだけ

これって誰の役に立ってんだよって話だ。

当然、世の中には 
成果に大差をつけられないお仕事が存在する。
工場の生産ラインとかコンビニとか 
いわゆる、誰がやってもそんなに大差のないお仕事がある。
これはこれで必要なお仕事だし、時給で考えることが合理的なのかもしれない。

だけども、情報化が進んできてる仕事環境で
コロナでリモート仕事ができるようになって 
働き方改革だと叫ばれる今、 
社会のハタラクが変わり目を迎えていると思うんだよね。

同じ成果を出せるんであれば 
週、一日の労働で月給の満額をもらったっていいわけじゃんか。
こう考えると
"時間=お金" だと考えることはこの可能性すら否定することになる。
ある意味 
自分自身の可能性や価値への冒涜につながる考え方なんじゃないのか
と思うんだよね。

保村


長い間 "時間=成果" だと刷り込まれてきた新入社員の皆さんは
思考を変えるのは大変だと思うけど
自分の出せる成果についていつも考える癖をもっていてほしいし、 
いずれ成果を語れる人になれる
ことを 
卑猥な中年おじさんは思うわけでありました。