朝にオススメな曲10選
朝の通勤中、通学中に最適だなと思っている曲を紹介したいと思ったのでこの記事を書きました。誰もが知っているようなメジャーなものではないのですが、多くの人に魅力が伝わると思われる、気分が上がる曲を選びました。よかったら読んでみてください。
1.Gigantactis - Mark Lettieli
1曲目は、今年もライヴ盤で何度目かのグラミー賞を受賞したインストゥルメンタルバンドSnarky Puppyや、ファンクバンドのFearless FlyersのメンバーでもあるMark Lettieliのソロ名義の曲「Gigantactis」です。
全音楽ファンが気に入る曲だと思うのですが、どうでしょうか?
これは「DEEP: THE BARITONE SESSIONS」というアルバムに収録されています。バリトンギターを使用してファンキーで格好良いリフを次々と生み出していて、どの曲もおすすめなのですが、中でも知った時に「この世にこんなにロックでファンキーで格好良い曲があったのか」と衝撃を受けたこの曲を紹介しました。
2.Red Dwarf - Mark Lettieli
続いて2曲目もMark Lettieliで、今年発表された「DEEP: THE BARITONE SESSIONS, vol.2」に収録されている曲です。Markからはどちらか1曲にしたかったのですが、選べなかったのと、どちらも最高にテンション上がるので2曲紹介しました。
インスタかYouTubeの過去動画でこの曲のデモを見たのですが、「red♪」というヴォイスは玩具を使っていて、遊び心があるところもいいですね。
余談ですが、2曲とも(というかMarkのソロ名義は知る限り)ベースがThe Funky KnuckelsのWes Stephensonって所も個人的にはアガるポイントです。
3.マルデシカク- SMTK
続いては、活動がジャンルを超え多岐に渡るドラマー石若駿とサックス奏者松丸契、ジャズギタリスト細井徳太郎、ベーシストMarty Holoubekの4人からなるフリージャズ、即興集団SMTKの、今年発表されて意表を突かれたこちらの曲。
これまでの作品は完全なインプロビゼーション・ジャズ、ニュー・ジャズな感じだったのに対し、アルバムに先駆けて発表されたこの曲は、分かりやすいロックなテイストと格好良いラップの相性が最高なトラックでした。
アルバム通してもめちゃめちゃ良い作品ですが、通勤のお供にこの曲をとにかく聴きまくってます。格好良い。
4.絵で - 諭吉佳作/men
最近の日本のミュージック・シーンには浦上想起、君島大空など、ジャズとその他のジャンルを独自のセンスでごちゃ混ぜにしたソロミュージシャンが同時多発的に現れているのが面白いなと思います。
この諭吉佳作/menもそんなミュージシャンの1人ですね。既存のジャンルでは分けられない、ジャズかと言うと違うし、マス・ポップとも言えるけど違うし、と素人にはちょっと判別出来ない音楽です。中村佳穂やJYOCHOにも質感は似てますね。
拍子が複雑で掴みにくいけど、演奏が面白く、凄く心地よくてメロディアスだし、歌が上手い。構成はポップじゃないのに聴くと最高なポップスで、繰り返し聴きたくなります。最近の1番のお気に入りです。
5.FOREVER - Ykiki Beat
急にちょっと懐かしくなりますが、7年前の作品です。良い曲は何年経っても色褪せないものですが、この曲もあと何十年経とうが色褪せない素晴らしい曲ですね。
毎年春から夏にかけての頃無性に聴きたくなる曲です。季節関係なくいつ聴いても良いので、もし知らない方がいたらと思い選びました。
6.Ride - The Vines
こちらも何年経っても色褪せない名曲、個人的にはソウル・ミュージックのひとつと言える曲です。
気分を上げたい朝に最適なロック・ナンバーで、永遠に聴き継がれていって欲しいですね。
ヴォーカル、クレイグ・ニコルズの佇まい、アンニュイな歌い方、ふざけ方、私にとっては同時代に生きるロック・シンボルの1人です。
The Vinesはデビュー時「ザ・ビートルズ+ニルヴァーナ」とレジェンド・バンドを2組も引き合いに出されて売り込まれていたのですが、その宣伝文句に負けない格好良いパフォーマンスをするバンドでした。後年はクレイグの奇行、メンバー脱退などの情報が入ってきましたが、2018年にはアルバムを出しています。メロディ・メイカーとしての才能が全く衰えてなくて、びっくりします。
7.Thing of Gold - Snarky Puppy
朝聴くことを想定して作られたのではないかと思うほど、本当に朝に合います。徐々に楽器が増えていって曲も盛り上がって行くのですが、激し過ぎる所まで行かずにちょうど良いピークを迎えて、聴き終えた時に気分が上がり、体温もちょっと上がるような、爽やかな曲です。
世界中を魅了するのも納得の素晴らしいバンド・アンサンブルです。
8.Of a river, a small murmur - 梅井美咲トリオ
ジャズピアニスト梅井美咲の去年発表された曲です。今年になってから知ったのですが、今年聴いた曲の中で最も美しいと思った曲がこの曲です。
バンド・アンサンブルも素晴らしいのですが、この曲の展開、うねり、構成が凄く感動的です。編曲力?という言葉があるのかわかりませんが、曲を編む力が凄いのだなと感じますね。川の流れていく様が表現されていて、容易に風景が浮かびますし、朝聴くと1日清い心で過ごそうという気になります。そういう気にはなります。
9.Swagism - Ghost-Note
共にスナーキー・パピーのメンバーでもあるRobert ”Sput” SearightとNate Werthのデュオです。
極上の本場のファンクって感じですね。ただひたすらブラック・ミュージックのグルーヴに飲み込まれるのが凄く心地良い一曲です。
10.lo7.J- - loqto
最後はマスロックという、紹介する中では1番マイナーな音楽ですが、この曲の良さは多くの方に伝わると思います。
まるでいくつかの曲かを一つにまとめたような構成ですが、一体感があり、とても聴きやすいと思います。綺麗音色のギターから始まり、タイトなバンド・アンサンブルでどんどん展開されていく美しいメロディーを詰め合わせたインスト曲です。