ミドルもエンド商品もないので土台無理赤字の道へ
子どもがいない人向けサービス
そもそもフロント商品しかないので、ビジネスとして成立しようもない。
交流会やお茶会。こちらはフロント商品にあたる。経費にもならない。
1500円か2000円。ドタキャンされるといつも焦った。
本来ならその後のミドル商品、バック商品という利益となるサービスを売らないとビジネスとして成り立たない。それは最初から分かっていた。
でも、6年前は子どもがいない人が集まる会がほぼない/あったとしても検索で見つけられない。珍しい分、怪しさを感じて不安な人もいた頃。
ミドル商品となるのは個人セッションや連続セミナー。
私がミドル商品サービス(1~2万円前後)を提供していると分かると不安が多い子なしの人が容易に来れない。
参加して大丈夫だろうか?感。すごい分かるので。
だから、ミドル商品、エンド商品を排除して、フロント商品だけになった。
実際、
カウンセリングをビジネスにしている人が開催する子なし向け交流会だったら参加しなかった
という声をのちに参加者から聞いたのだった。
子どもがいない人のお茶会とか他にないから、参加したら何か営業される、化粧品とか買わされるかもしれないな~と思いました、
と笑いながら話してくれた参加者もいた。
カウンセリング主体の事業展開の方が利益にはつながるけれど、それを前面に出すと、子どもがいない人の交流が発展しない。
子なし交流会が珍しく、何か勧誘されるんじゃないかと思った、という人もいたような時代。たった5年前くらいなのに。
居場所がない子なしの人を不安がらせる要素を出すことは当時できなかった。お茶会交流会というフロント商品のみで赤字が重なっていった。
利益が見込める他の事業でその分補おうと努力していたが、これがうまくいかず結局廃業となった。
普通、利益を出す事業をしていて、利益が当分見込めない子なし向け交流会をするのが真っ当。
しかし、子どもがいない人の情報交換や交流場が他にないからとにかく早くやらなくては、と進んでしまった。