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家庭での食品廃棄が多い10カ国 日本は4番目

国連環境計画(UNEP)が発表した2021年の食品廃棄指標からは、推定9億3100万トンの食品が毎年ごみとして捨てられていることが分かった。この大部分の5億6900万トンは家庭から出る廃棄物に分類される。食品サービスと小売セクターの食品廃棄物の量はそれぞれ、2億4400万トンと1億1800万トンだ。


1人あたりの廃棄量は?

1人当たりで換算すると家庭から出る食品廃棄物の世界平均は、毎年74キログラムにもなるとのことです。

74キロがどのくらいかというと、、
だいたいキャベツ1個の重さが1002gです。なので単純計算で1年間でキャベツが74個相当も廃棄されていることになります。

*ちなみにキャベツ自体の廃棄率は”芯”の部分で15%ほど!

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国の収入水準によらず大体似通っていることから、広範な改善が必要なことが示されている。
UNEPが発表した最新のデータからは、消費者レベルの世界的な食品廃棄量が国連食糧農業機関(FAO)の以前の推定値の倍以上であることが判明し、問題の規模はこれまで非常に過小評価されていたことが示された。


家庭での1年の食品廃棄物の合計が多い10カ国

UNEPが報告した2021年の食品廃棄指標によると、家庭での1年の食品廃棄物の合計が多い10カ国は次の通り。(1つ目が家庭から出る年間の食品廃棄量の合計で、2つ目が1人当たりの推定食品廃棄量)

1位 中国
年間 9164万6213トン 1人当たり64キログラム
2位 インド
年間 6876万163トン 1人当たり50キログラム
3位 米国
1935万9951トン 1人当たり59キログラム
4位 日本
年間 815万9891トン 1人当たり64キログラム
5位 ドイツ
年間 626万3775トン 1人当たり75キログラム
6位 フランス
年間552万2358トン 1人当たり85キログラム
7位 英国
年間 519万9825トン 1人当たり77キログラム
8位 ロシア
年間 486万8564トン 1人当たり33キログラム
9位 スペイン
年間361万3954トン 1人当たり77キログラム
10位 オーストラリア
年間256万3110トン 1人当たり102キログラム


日本は4位というランキングで、年間815万9891トンもの廃棄が家庭だけでも出るそうです。また、1人当たりに換算すると64キログラムにもなります。

これを解決するためにも、一人一人が消費仕切れるだけの購入量を考えたり、食材の使用工夫への意識を高めていきたいですね!


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