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紙一重
「○○くんって覚えてる?」
「覚えてるよ~同じ中学だったけど…それがどうしたの?」
「実はね~○○くんとアタシ結婚するんだ~」
まさか彼女から結婚の報告を聞くとは思わなかった。前の前のバイト先で知り合った彼女は職場の店長の浮気相手だった。
「絶対にあの人のナンバーワンにはなれないから気が楽だよ~」と彼女は笑っていたけど僕には理解ができなかった。でも職場のヒリヒリする恋愛事情を聞くのはワクワクするし、バイトに行くのが楽しくなった。もちろん彼女と店長の関係が長く続くわけもなく、店長にフラれた彼女は僕の部屋に住み着くようになった。何回か「付き合う?」って聞いたけど返ってくるのは毎回「付き合わないよ~」の一言だった。同じ屋根の下で数週間過ごしていたので何事も起きないわけはなく、何度か交わったのは鮮明に覚えている。それから数週間して彼女がバイトを辞めてから疎遠になってそれっきりだった。
そんな彼女からの数年振りの連絡がきた。結婚の報告だけでも驚けるのに、わりかし近しい知り合いとの結婚には思わず声が出た。というより「気まずいな~」という感情がヒシヒシと沸いてきた。
「■■ちゃんさぁ~旦那さんには僕のこと説明したの?」
「うん!昔やっちゃった男~って言った~」
「なんやそれ!絶対あかんやん!気まずくなるわっ!」
「え~○○は『オレより先に知り合ってたのが悔しい~』ってさ、かわいいよね~」
すいません、ギブアップです。星新一ばりのショートショートな感じで、ちょっぴり刺激的な官能小説を書こうと思いつきで筆を走らせたのですが方向性を見失いました。とりあえず誰かこの続きって書けますか?僕も気が向いたら書こうと思いますし、気が向かなかったらまた別の切り口から書こうと思います。小説家マジリスペクト…
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