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パラノマサイト FILE23 本所七不思議 #10

どうも、しゅのです。
警察コンビの呪主捜索は続きます。

あら、この公園は興家くんが職質されたところです。ということは興家くん登場かな。

全然違った。誰だこれ。
襟尾くんが声をかけます。

??「なんだ…しょ、職質ってやつか!?私は別に何もしてないぞ!」

襟尾「はい、大丈夫です。…郷土史研究家の新石英樹先生ですよね。身元はハッキリしてるのですぐ終わりますよ。」

新石英樹、禄命簿を発見し、蘇りの秘術を発表した張本人です。資料集めでこの辺を調査していたらしい。こんな深夜に…?

ボス「先生が探してたものってもしかしてあれか…?」

ここで選択肢。上から選んでみましょう。

「本所七不思議」

新石「ほう…よく知ってるな。確かに本所七不思議が生まれたきっかけとして「蘇りの秘術」が関わっていたという説がある。まあ…私が唱えた説だがね。だから本所七不思議を紐解いてゆけば、秘術の謎について辿り着ける可能性は高い。そう考えて七不思議を調べている者もいるようだな。」

お次「滓魂」

新石「なにっ!?あんたらそれを知ってるってことは…!」

この反応。新石も呪主確定ですね。先手必勝ということで、並垣のときみたいに先にこちらの手の内を明かしておきましょう。

新石「椎の葉っぱ…「落葉なき椎」か?」

お、さすが研究者。興味の方が勝ったようで自分の呪詛珠もあっさり見せてくれました。興家くんがライターで回避した呪いの持ち主だったようです。

ボスは続けて自分の呪いの条件も伝えました。新石は「警察が市民に呪いを使うつもりか!?」と喚いていますが、その恐怖以上に七不思議の呪いの方に興味があるようです。どうにかして全員分の呪いの詳細を知りたいらしい。

念の為確認
やってないらしい(ほんとか?)

ボス「その呪詛珠をこちらに渡してもらおうか。」

新石「断る!と言ったらどうなる?」

ボス「軽犯罪法1条2号凶器携帯で取り締まることもできるが…今すぐ渡せば秘術を失うだけで済むぞ。逮捕されたら研究どころじゃねえだろ。」

新石「……」

「消えずの行灯」ゲット

新石、賢い判断です。協力する代わりに、この事態の決着後、警察が手に入れた情報を研究資料として提供してほしいとのこと。「禄命簿」の謎を解きたい気持ちは本物のようです。ボスも了承しました。

現在、警察コンビが手に入れた呪詛珠は3つ。これからも捜索を続けるようですが、この2人の話は一旦おしまいです。



ところ変わって舞台は高校。女生徒の話が始まりました。出会ってすぐ興家くんに呪詛行使された可哀想な女生徒ちゃん…。どんな事情があったんでしょうか。

夜の学校です。物語ではよくこうやって夜の学校に忍び込むけど実際できるのかな。怖いよね。

あ、見たことある顔。呪詛珠を持っていたあの子です。

こちらはお初の子。「霊感少女」って肩書きなんだ…?

2人は「こっくりさん」をしているようです。

「「こっくりさんこっくりさん どうぞおいでください」」

うわ、来た

色々質問をしていきます。こっくりさんは順調に(?)答えていきます。約子ちゃんは本題に入ります。

約子「こっくりさんこっくりさん、美智代ちゃん…同じクラスの白石美智代が1週間前に飛び降り自殺をしたのですが…本当に自殺だったのでしょうか?」

「いいえ」

約子「!」

ミヲ「やっぱり違ったみたいだね…。」

約子「わたし最初から信じてなかったし!…でも肝心なのはここから…。」

約子「こっくりさんこっくりさん、美智代ちゃんが死んだ原因は事故死ですか?」

「はい」

飛び降り自殺として報道されていた白石美智代。こっくりさんによると、自殺ではなく事故だそうです。

約子「じゃあ、あのマンションからうっかり転落したってこと…?」

「いいえ」

マンションからの転落死ではないとのこと。それが本当なら何故マンション裏の路地に倒れていたんでしょうか。約子ちゃんは、あの日美智代ちゃんに何があったのかをこっくりさんに尋ねましたが、10円玉は動かず。そこまでは分からないようです。

約子「それじゃあ…わたしたちは噂の「蘇りの秘術」で美智代ちゃんを生き返らせたいんです。秘術がどこにあるか知ってますか?」

不意に、10円玉が震え始めました。そして目の眩むような光が…。

ぎゃっ!びっくりした

約子「きゃあ!!やだ!!ミヲちゃん!怖い!」

ミヲ「落ち着いて!途中で離しちゃだめ!」

お?ミヲちゃんには見えていないのか?

約子ちゃん、「馬鹿囃子」の呪主になってしまいました。ほんとはこっくりさんじゃなくて、この呪霊が来てたんじゃ?やだ〜

それにしても独特な条件です。

「呪影の発する音を30秒間聞かせた相手を呪い殺せるようになりました。ただしその間に自身の姿を見られたら無効。」

咄嗟に行使できないタイプの呪いだ。じっくり機会を伺う必要がありますね。これ、呪いによってかなり条件に差があるよね。それが今後どう影響するのか…。

わたし、気になります!

#11につづく

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