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パラノマサイト FILE23 本所七不思議 #14

どうも、しゅのです。
またまた、警察コンビのお話からスタートです。吉見(襟尾くんの同期で、公園で怪死した警官)が亡くなる直前まで調べていた「白石美智代」の事件について聞き込みをするため、本人の自宅付近にやってきました。

強面のボスは行かない方がいいと言われたので大人しく待ちます…。

行け!襟尾!
必殺技、甘いマスク!

お留守のようでした。郵便受けには何通も郵便が溜まっており、しばらく人の出入りはないようす。

ということで出直します。


一方その頃、探偵とマダムは…。

マダムは無事、朝を迎えたようです。夜通し働いていた探偵からの報告を聞きましょう。

超特急で色々調べてきたとのこと。さすがプロタン。探偵は、今朝のニュースは見たかい?と聞いてきました。

探偵「昨晩から早朝にかけて、この区内で3人の変死体が発見されているそうだ。」

探偵「七不思議の呪詛珠に対して滓魂が3人分はかなり少ないペースに思える。…呪主たちは皆、慎重派のようだね。」

マダム「なんて消極的なの…」

探偵「見つかっていない被害者がいるかもしれないが、滓魂を集めきった者はまだいなさそうだ。何かをエサにして、焚き付ける必要があるかもしれない。」

殺しには加担しないとか言ってた人はどこに…?煽る気満々じゃないか。

続けて探偵の報告を聞きます。昨晩発見した呪主と疑われる人物の身元を調査してきたとのこと。

1人目は「灯野あやめ」。葛飾北斎を生き返らせたいって言ってた子。美大生で、緑町公園の近くのアパートに一人暮らしをしているそう。

探偵「昨晩から自宅に帰った様子はなさそうだった。」

マダム「昨晩…?あのあと、追跡したのではなくって?」

探偵「恥ずかしながら追いつけなかった。追跡は失敗してしまったのだよ。」

なんで2回言うの?
マダムもちょっとノリが良い

灯野も呪詛珠を奪うことを考えていたから、気をつけた方がいいでしょうね。

お次の怪しい人物は「黒ずくめの長身の男」。見た目が特徴的なので、錦糸町付近で聞き込みをしたところ、うまく情報を得られたそうです。

探偵「その男は、ヒハク石鹸という会社で会長秘書をしている弓岡という人物だろう…とのことだった。ヒハク石鹸といえば、この近所に本社や工場があるらしいね。」

弓岡!久しぶりに出た名前です。

探偵「そんな会社に勤める男が、あの時間に何をしていたのかは気になるところだね。」

よし、あとでヒハク石鹸の会社に乗り込もう。ヒハク石鹸といえば、興家くんも勤めてたなあ。

探偵は新石も見かけたとのこと

探偵は誘拐事件のことも調べてきてくれました。ほんと見かけによらず有能。

城之内が昨晩亡くなったことも突き止めていました。これで誘拐事件の事情を知っていそうな人物がふたりとも亡くなってしまった、ということになります。

探偵「ようやく進展しそうだったが…それでも調べられるだけ調べてみようと思うが、さすがに白石美智代の自宅まではまだわからない。場所が分かったら訪ねてみてもいいだろう。」

よーし、では調査に繰り出します。

お、3箇所行ける。ではまず、城之内の件で高校へ。

さっそく来てみたんですが、教師が亡くなった関係で、がっちり警察が封鎖していました。入れる雰囲気ではないけど、野次馬生徒がいっぱいいるので、逆に怪しまれることはなさそう。

頼む!

探偵「オーケー!生徒たちに、白石美智代のことを聞いてみよう。」

おかえり

探偵は、白石美智代と城之内に関する真偽不明なウワサ話を大量に仕入れてきました。どちらも亡くなってるのに、そういう話するの良くないよ…。

生徒の間では城之内を殺したのは白石美智代の仕業だ…という話が広まっているらしい。まあ城之内が自分でそう言ってたからね。たまたまそれを聞いた人がいて、広まったらしい。

それともうひとつ…

探偵「はっきり顔まで見たわけではないようだが、目撃者が数人いるらしい。なので白石美智代が蘇ったか、怨霊となって現れたのかってウワサだよ。」

誰だ!大切な住所録をこんな怪しい男に見せた生徒は!

ということで探偵たちも白石美智代の自宅に行けるようになりました。

さっそく来てみた。が、警察コンビのときと同じく留守のようです。

しかしそこはプロタン。近所で井戸端会議をしていた奥様方から色々と情報を仕入れてきたそうです。仕事が早い!

白石家がここに引っ越してきたのは3年前。白石家のご主人が事故で亡くなり、母子家庭とのこと。しばらくはご近所付き合いもよくしていたそうなのですが、白石母の内縁の夫と思われる男が家に出入りするようになったそうです。

見るからにガラ悪!

岩井は母子に暴力を振るい、白石家は昼間でも雨戸を閉め切るようになり完全に孤立していったとのこと。美智代が亡くなってから、白石母は心身喪失となり入院してしまったのだそう。不幸の連鎖すぎる…。



公演に来ました。灯野のアパートの近くです。探偵は再度探りにいきました。

やっぱり帰宅した様子はなかったそうです。ただ、周りに警察関係者が何人か張り込んでいたとのこと。こちらが怪しまれるといけないので戻ってきたようです。

来ました。ヒハク石鹸の本社。よーし、探偵行ってこーい!弓岡と話つけてこい!

戻ってきた

探偵「単刀直入に結論から言おう。弓岡と接触した。そして、弓岡という男は僕が昨晩遭遇した人物に間違いなかったが、呪主ではなさそうだった。」

マダム「まぁ…。」

探偵「しかし、弓岡は呪いと無関係じゃなかった。」

弓岡も自分から情報開示していくよね。

ド直球

何の話だい?とすっとぼけてみますが、見逃してはもらえませんでした。弓岡も昨晩探偵のことを怪しんでいたらしく(怪しい格好してるしね)、今日こうしてやって来た時点で呪い関係だと確信したとのこと。読まれてたね。

探偵「…認めよう。僕は呪主だ。「送り拍子木」の呪詛珠を持っている。」

嘘と真実を混ぜて話してる。これはバレにくいですよ。

弓岡は興家くんの時のように、呪詛珠を引き渡せと言ってきます。

弓岡「当社で責任を持って処分いたします。」

探偵「どうして石鹸屋が呪いの道具の処分に責任を持てるんだい?」

弓岡「…当社の会長、山森の力です。」

「神通力」
あ、怪し…

ヒハクの会長業とは別に、霊媒師としても活動してるそうな。

探偵「それで、呪詛珠はそっちにいくつ溜まってるんだい?」

うそだ!絶対そんなにないぞ

弓岡は今すぐ渡せと催促してきますが、探偵はのらりくらりとかわします。

探偵「今は手元にないんだ。大事なものだから隠してある。」

弓岡「ではこれから一緒に取りに伺いましょう。」

探偵「あとで必ず持ってくるよ。」

…住所と電話番号控えられた。怪しまれてる〜

とりあえずヒハクの会長も怪しいということが分かったので良し。

どこに行っても進展がないため、また白石家に戻ってきてしまいました。誰かいるかな…

お?

ボスと襟尾ー!ここで、この2つのグループが初邂逅です!

ボスはマダムから呪詛珠回収できるのかなあ。それともボス、タバコ吸いそう(偏見)だからライター持ってたりするんかな…。どうなることやら。

#15につづく

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