日本橋へ
久しぶりの街歩きシリーズ。今回は日本橋です。
ここ数年11月になると京都に行っておりましたが、今年はお預けということで、その代わりに(?)日本橋エリアへ行って来ました。
まずはJR新日本橋駅から徒歩3分の場所にある「COMMISSARY」へ。
こちらは2020年9月にオープンしたフードコートで、ひとつのフロアにカフェ、ベーカリー、ピザ、タコス、クラフトビールを販売するお店が横並びで5つ入っており、店内で購入したものであれば、好きな席で食べることができます。
友人に連れられて、10月に行ったばかりだったのですが、いろいろ「ちょい食べ」できるスタイルがすっかり気に入ってしまったので、早くも再訪。
まずは「北出TACOS」のタコスと「Our Craft」のクラフトビールをいただき・・・
「mind spa」のコーヒーと「Chigaya Bakery」のドーナツもいただきました。
お腹が満たされたところで、コレド室町エリアから日本橋三越エリアを経て日本橋を渡り高島屋の方へ。
次なる目的地はこちら。
西村画廊で開催中(12/19まで)の横尾忠則個展「タマ、帰っておいで」へ。15年間共に暮らし6年前に亡くなった愛猫の姿を、写真をもとに制作した連作がずらり。
おそらく猫好きな方にはたまらない内容と思いますが、私の猫に対する思いは「普通」なので、ひとつのモチーフとして鑑賞。「横尾忠則」というと、どうしても60年代の極彩色で奇抜なイメージが先行しますが、今回は愛猫と日常風景なので、親しみやすい印象。
・・・とはいえ、やはりトップレベルのグラフィックデザイナーであり芸術家。構図や色彩の圧倒的な「何か」が、「日常」のレイヤーの下に見え隠れ。優れた芸術であったとしても「奇抜」がややしんどい人間にとっては、そのアーティスト性の「うれしい変換」でした。
絵をじっくり堪能したのち、再び橋を渡ってお次は人形町へ徒歩で移動。
昨年末、この辺りをぶらぶらしていた時に気になっていた洋食屋さんへ。
食べログをチェックすると、だいたい「小春軒特製カツ丼」のレビューが多く出てきますが、この日は冬季限定の「カキのバターソテー」をチョイス。バターのコクとともに、カキフライよりもダイレクトにカキの旨みを味わうことができました。
人形町から再びコレド室町へ。
この日は夜もあまり寒くなかったので、外のテラスでしばらくぼんやり。
金曜の夜だというのに街にはあまり活気がなくて、世の状況を思えば仕方のないことだけれど、あれもこれも2020年に向けて華々しくオープンする予定だったのだろうなあ・・・と思うと、少し切なくもなったり。
「こんなにたくさんいるのかしら?」と思うような、似たり寄ったりのファッションビルや大型書店にやや辟易しつつも、快適で小綺麗でとりあえずキラキラな東京(の一面)を、やはり愛してしまうのでした。
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