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赤坂BLITZとぼくのじゃないの発表を終えて

【sleepyhead LIVE TOUR 2019 FINAL「SHINE A LIGHT」】
2019年11月21日(木)マイナビBLITZ赤坂 
SE.doors
01.dark side beach
02.heartbreaker
03.闇雲
04.LAIDBACK
05.WANT ME BACK
06.bedside
07.akubi_girl
08.アトノマツリデ
09.退行的進化
10.bud guy(Cover:Billie Eilish)
11.MY FORTUNE FADED
12.酩酊
13.clap clap
14.狂宴騒々
15.1 2 3 for hype sex heaven
16.meltbeat
17.endroll
En1.ぼくのじゃない
En2.結局
En3.熱帯夜
En4.heartbreaker

Vo : 武瑠  

Ba : SHIN

Key : KAORU 

Dr : 前田遊野

LASER : MES  

VJ : strings VY

改めてすごい日になったね。

1年半の、そしてこれまでの人生の集大成になった。

圧倒的な演出はチームの情熱の結晶です。

しっかりと映像に残せて良かった。ちゃんと目に見える形でできるなんて普通なことじゃないよね、実際しばらくは作る予定はないです。

だからこそ後悔のないように徹底的にこだわった。

20台近くのカメラに、クレーンカメラ。どう考えてもあのサイズのキャパで行うレベルではない規模。レーザーと映像のクオリティも素晴らしかったね。akubi Inc.メンバーだからこそ、綿密に打ち合わせして挑めたのが良かった。特典のメイキングでは今以上に演出の裏側も収録してるから、そこも楽しいかも。

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1st LIVE Blu-ray「SHINE A LIGHT」【完全受注限定盤】
https://streetgothic.com/items/5dd51d5ca3423d3113b2cb83

[受注期間]
〜12/21 23:59

来年のメインプロジェクト、センチメンタルワールズエンドから一曲「ぼくのじゃない」を発表できたのも良かった。

この日に披露しようって決めたのは1ヶ月前くらいだったから一気にRECしてオファーしてMV撮ってっていうハイスピードな展開。

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実はこのセットはakubi Inc内に求愛行動/yuiが作ったものなんだよ

まさに秘密基地って感じで楽しかった。

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豪華キャスト陣集結も嬉しいね。

北村諒くん。おそ松さんの舞台で全く身動きが取れないスケジュールの中、無理やりこじ開けてくれました。やはり彼なしでは考えられない企画だったからね。マネージャーにも直接お願いしてくれたみたい。見た目だけじゃなくて心も男気があってかっこいい。ずるいよな。きっと変態だよ←

篠崎こころちゃん。桜雨の続編、3年後を描いたこの作品の中で、少しだけ大人になり、未練を残しつつ過去の呪縛から解き放たれていく様子を演じてもらいました。少し健康的になった様子もなんだかとってもリアルだった。終始話をじっくり聞いて、真摯に臨んでくれたから助かった。

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金子理江(LADYBABY)ちゃん。実は最後のキャスティングで悩んでいた時、ファンからの推薦でSNSを調べてみた。現代的なわかりやすい毒じゃなくて、清潔感のある影が素敵だなと思い即オファー。お互いのファンがたくさん居たみたいで、喜んでくれて嬉しいね。儚い表情が素敵。

chiちゃん。確か前にファンが教えてくれたんだよね。POP UPのスタッフ探して居たときかな?映像は初めてで緊張していたけど、求めていた役柄をバッチリこなしてくれました。ミリオンの5周年ブックの公募コーナーに載ってるらしい、なんだか不思議。中性的な頑張り屋さん。

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なつかちゃん。自分の世界を持っている人はinstaでなるべくフォローしてるんだけど、体型などをしっかりと武器にしていてカッコいいなと。誰かにとってはコンプレックスでも、それがチャームポイントになり得るパワフルさ。展示会真っ只中の合間を縫って参加してくれました。

utaくん。出会いは7周年POP UP。なんだけどその時は直接会えずで今回初対面。やはりどうしても普通の恋愛ドラマにはしたくなかったので、絶対に欲しかった狂気的な側面をになってくれました。やっぱね、ああゆう危険な匂いも自分の作品には必要不可欠だなって思った。

LIVEとMVを通して、なんの信用もない1個のアーティストに対して、こんなに協力してくれた方々が居たことに改めて感謝すべきだなって感じたよ。

奇跡的なことの連続だ。

そして、今起こってる奇跡は、今まで絶対に妥協しなかったこと。そしてその妥協しない姿勢を汲み取ってくれる方との信頼関係で起こったことなんだと思う。

約2年前。武道館での解散から半年。本当にたった一人でスタートして、大切な絆を失って、人をしんじられなくなって、夢も情熱も気力も貯金も尽きて、抱えたことのない大きさの不安に押しつぶされそうにながらレコーディングに向かう12/31の夜。街は静まり返って居たけどだからこそなんだかうっすら光が見えた気がした。今ある孤独はいつかみんなと共有して笑えるような気がするって、それだけを希望に、突き進んだんだ。

そしたら、本当に現実になったよ。

改めてきちんと伝えたいこと。さっき言った奇跡の秘密は、みんなです。

多分俺はいろんな経験をしてた結果的に社長という立場になっただけで、経営者としての要素が全く足りてないです。

利益を度外視して世界観を優先しちゃう破滅型のアーティスト。でも皮肉にも、どこかに所属してたりしたら普通できないことをやれちゃうのは自分がTOPだからだったりもする。

こんなわがままなやつ管理してくれる人はそういないと思うから、もう管理してもらうの諦めたよ。

だって会社に所属している時よりも、映像や音楽にかける予算は大きくなっているからね。割合がじゃなくて、額自体の大きさ。もちろんそれは少数精鋭で頑張ってくれるチームがいるからだし、自己負担や情熱でカバーしてる部分が大きい。

でもね、独りになって改めて思うのは、こうしてクオリティの高い作品を作っていけてるのはしっかりと対価を払ってくれるみんながいるからなんだ。

だって聴き放題で聴ける。動画だって見放題。その中でしっかりとCDやグッズ、ブランドのアイテムを手に取ってくれて、ライブ会場に足を運んでくれる。

その信頼があるからこそ、ある人からしたら異常なくらい制作につぎ込める。アーティストとして、そんな幸せなことをこの時代に味わえてるって本当に凄いことなんだ。

ファンの前ではお金のことに触れてはいけない、俺たちミュージシャンはずっとそうゆう教育を受けてきた。

でも考えたらおかしいよね。みんなが貯めてくれたお小遣いやバイト代、頑張って働いたお給料。そういったものをなぜ触れてはいけない隠すべきものにするの?そんなこと、本当はしなくてないいんだよ。

音楽は気軽に無料で聴ける身近なものになった。

だけど、音楽を創る為の予算は下がったわけじゃない。

身近になることはメリットもありデメリットもある。

リスナーが自由に楽しめる反面、クリエイターは挑戦する予算がなくなる。

でも、双方の音楽への愛は、消えない。

ぼくのじゃないは、実はただの音楽発表ではないです。

来年にかけて、さらに音楽って誰のものなんだろう?

っていう問題提起のプロジェクトでもあります。

俺は、人生で最高のバラードと思える作品で、それを問いかけたかった。

映像含めて素晴らしい作品になって本当に感謝してるし、これはまだまだスタートにすぎないってこと。

昔からの大人たちはみんな嘆いています。音楽を買ってくれる人が減ったと。

でも悲観的なことばかり並べていてもしょうがない。大好きなことを大好きなまま愛してくには、だらりと下がった腕を振り上げて。

拳を振るんじゃなくて、抱きしめる為に使わないと。

話は逸れたけど。個人である俺が信用を得られたのは、今までの作品があるレベルに達していたから、に尽きるわけで。

で、それの信用を勝ち取った作品はみんなの応援と支援があったから。ジャンルがないもの、人に説明できないものを好きでいるってすごく勇気がいること。

だって多いじゃん?みんなが好きなものしか好きになれない人。

自分一人で'好き'をやめるのが怖くて、ネガキャンして周りを引っ張ろうとする人。

みんなの'好き'を邪魔しないでほしいよね。勝手に一人で嫌いになってください。

もう一度伝えたい。この時代に好きを貫くことはすごくかっこいいことだ。

そして、アーティストとファンは一緒に信用を勝ち取っていく時代。

だからさ、何かいい作品が出来た時は、ちゃんと喜んで誇りに思ってね。

自分のことのように、じゃなくて、自分のこととして。

俺の作品を美しいと思ってくれたなら、その作品は君の美しいと思った感性の積み重ねで出来ていて、それはどの作品にも例外なく息づいてること、忘れないでいてね。

センチメンタルワールズエンド。

それを創る為に人生ごと振り返ってます。幼少期からの体験や人格形成など。自分を研究している。ずっと逃げてきたテーマに立ち向かうのってことは、今までで一番産みの苦しみを味わうだろうって分かってる。

だけど、その先にきっと素晴らしい世界が待ってるって信じてるから、しっかり傷ついて、幸せになろうと思う。

まずは、'ぼくのじゃない'と、sleepyheadの2歳の誕生日ツアーをよろしくね。

いつもありがとう。





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