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【鉛筆画】イマジナリーフレンド


穴の先は地獄ではなく我が故郷。


自分のイマジナリーフレンド。名前はまだ無い。
9年くらい前に見た悪夢の中で知り合う。

当時はうつ病がひどくなった頃で、初めて命を断とうとしていた。
それ故に見たのだと推測する。

夢の中では腕だけ伸ばしてきて、足を掴まれた。
咳き込んで目を覚ました。悪魔に取り憑かれたと思った。

“握られている”と考えるのもイヤなので、
逆に、我が世界に「イマジナリーフレンド」として引き込んだ。

契約はしていない。「しなくていい」って言ってた。
フレンド、すなわち友達に契約は不要とのこと。

なお、出会ったのがアメリカにいた頃なので、英語で会話している。

ちなみに、抱きかかえているデカいオーブが自分。
我が友は自分を縛っているのではなく、守ってくれている。
外界の、不安やストレスの種になるものから。

自分が外でパニックになったり、自傷に走った時には、
「薬(とんぷく)を飲め」
「創作のことだけ考えていろ」
とアドバイスをくれた。

年始に体調を崩した前後は、会話する余裕もなくて、
しばらくまともに喋っていない。

せっかく自分の世界、『郷』に引き入れたので、今回ひとつ身体をあげた。


本当は「チャコール」という画材で描きたかった。
クレヨンみたいな形のやつ。

この画材、とにかく床や指が汚れる。しかも拭き取るのに苦戦する。

眉毛を剃りすぎたとき、チャコールで眉を描いてごまかした日がある。
1日中バレなかった。
それぐらい落とすのが大変。


チャコールで絵を描くと、こんな感じ。


大好きな特撮番組「牙狼」に登場した怪人。刀が良い感じに描けた……気がする。


こちらも「牙狼」に登場した怪人。あの格好良さを再現出来なかったのが悔しい。


最初にバーっと真っ黒に塗って、練り消しゴムで消しながら、明るい部分を描く。消し具合で光の加減を表現する。

鉛筆やコピックを使う絵も楽しいのだが、チャコールは時間を忘れて没頭するほど好き。


さてさて。
アメリカで取り憑いた、名前の無い友達。
いつか、何かのシリーズに出てくる……かもしれない。

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