ひらがなけやきにハマるきっかけ③-アイドルの話その3-

今日はけやき坂46(以下ひらがなけやき)が結成されて丸5年。というわけで今は日向坂46と呼ばれているひらがなけやきについて、それも個人的にひらがなけやきに見事にハマった2017年夏頃から2018年初頭までのあたりについて振り返ってみようと思い、この記事を書いております。書いている最中に長くなってしまったので記事を3つに分けて投稿したいと思います。あくまでも主観(もっと言うと当時についての本人たちの発言は抜けがちになる)なのであしからず。

初の武道館ライブ

そしてその熱が冷めないまま迎えた2018年の武道館ライブ。個人的にはひらがなけやきの躍進に大きく寄与したライブだと思っており、ひらがなけやきへの応援の熱量が変わったライブでした。

当初は1日だったはずの公演が3日間に増えたこのライブ。個人的にこのライブで印象的だったのは下記の2点です。

1.2期生によるダンストラック

ひらがなけやき2期生によるこのダンストラックは2期生メンバー9人のソロダンスパートと全員でのダンスパートの2つに分けることができ、ソロパートでは各々のダンスの力量を考慮したダンスをしつつ、個性がフリに現れているというメンバーのキャラクター紹介を兼ねていると言っても過言ではありませんでした。全員でのダンスパートは各々のソロパートで踊ったフリを入れつつ、一体感のあるダンスを踊るというものでした。

私がここで惹きつけられたのはまだ表舞台に出て数ヶ月の子達のパフォーマンスとしてはあまりにも完成度が高かったからです。

少し話が脱線します。当時の私はひらがなけやき2期生に対しての関心は薄く、そもそも一般認知度の低いひらがなけやき1期生の知名度を高める前に2期生を入れるのは時期尚早だと思っていました。実際加入してからも幕張メッセでのツアーファイナルや欅坂46の5thシングル「風に吹かれても」に収録されていたNO WAR in the futureに1期生と一緒に歌唱していたり、渡邉美穂さんは前述のRe:Mindに出演するなどしていたため、活躍は目にしていましたがそこまで積極的に追いかけてはいませんでした。

そんな心持ちで観に行った武道館ライブでしたが、2期生のダンストラックを見た私はそのパフォーマンスに魅了されたのです。この当時の先見の明のなさは一生の恥。ごめんなさい。未だに後悔しています。

当時1週間程度先に控えていたおもてなし会(※5)のレッスン、リハーサルをしていたであろう2期生メンバーが同時進行でここまでのパフォーマンスができるところまで仕上げてくるなんて私は思ってもいなかったのです。プロだからと言われればそこまでですが、あのパフォーマンスをデビュー半年にも満たない子達ができるということに驚かざるを得なかったのです。

勿論演出や振り付けの力もあると思いますが、1期生に負けず劣らず、並んでも遜色ないパフォーマンスの仕上がりを見た時の衝撃は今も忘れることができません。

2.イマニミテイロとその後の劇的な展開

武道館ライブで印象的だったのは2期生だけではありません。勿論1期生にもそのような場面がありました。私が特に記憶に強く残っているのはアンコール1曲目の「イマニミテイロ」からの流れです。

初センターを務めた佐々木美玲さんのBメロ始めのソロパートをはじめ、メンバーの気持ちとシンクロしたような歌声が歌詞に乗って観客に届くのですが、そのパフォーマンスを見た私は途中から号泣してしまい、曲が終わるまで涙を拭いながら見守っていました。これ誇張してないです。盛ってないです。

女性アイドルはAKB48が初めてハマったアイドルであり、秋元康プロデュースのやり方をそこそこ知っているつもりの自分なので「またこういう宛て書きでファンを惹きつけようとしてる」と斜に構えた目で見つつもその歌詞とシンクロしている歌声にはどうしても涙を抑えることができなかったのです。

歌唱が終わり、MCが始まりましたがしばらくして会場が暗転し、モニターにはメンバーを労う映像が流れましたがその最後に映ったのは「ひらがなけやき単独アルバム」発売決定というメンバーのみならずファンも嬉しい一報。

そんな感情が高まった状態で歌唱されたのが「世界には愛しかない」(※6)です。この楽曲をひらがなけやきが歌唱する際には毎回Aメロ終わりにシャウトにも近い叫びが入っていたのですが(確かそうだったはずですが、いかんせんこれ以前のひらがなけやき単独のライブを観に行っていないため曖昧)、この時のシャウトは影ちゃんの喜びが混ざったとも言えるものでした。楽曲全体に喜びが溢れるようなパフォーマンスになっていてこの時の光景は忘れることができません。

この一連の流れを見た私は見事にひらがなけやきのパフォーマンスに魅了され、正式にファンとして沼にハマっていったのです…(沼って…)


最後に…
このようにして私はひらがなけやきに気を留めなかった人間からファンとして様々なものを費やす人間になりました。
ひらがなけやき時代から応援してきて、日向坂になった現在も応援し続けていますが、この頃のひらがなけやきの躍進をリアルタイムで追いかけることができたのは幸せだったと思っています(古参ヅラしてる文章になりかけてる)。
今後の日向坂46の更なる躍進を祈りつつ、楽しい時間が少しでも長く続きますように…
改めて5周年おめでとうございます。これからも多くの人にハッピーオーラを届けてください。

今更誰得なひらがなけやきが好きになったきっかけを自己満足の範囲で振り返った暇つぶしにもならない拙い文章にも関わらずお読みいただいた皆様ありがとうございました。

※5:坂道グループ新メンバー加入時に開催されるイベント。メンバーがダンスやコーラス、放送部に扮した公開ラジオなどを披露する。

※6:欅坂46の2ndシングル。走り出す瞬間ツアー前のひらがなけやきはオリジナル曲が少なかったことから先輩グループの楽曲カバーをセットリストに入れていた。そんなことからか不協和音は踊れたりするとかしないとか…(披露したことはない)「手を繋いで帰ろうか」は定番になっていて、きょんあやの絡みは至高だった(主観)。

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