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1月によく聴いた11曲

曲単位で意識的によく聴いた曲をまとめました。1月に初めて聴いた曲が多いですが、元々知ってたけどそこまで聴いてこなかった曲もあります。Twitterに投稿してもよかったのですが、今後遡れなくなっちゃうかなと思って。

1. “Good morning(red)” caroline

アパラチアンフォークからミニマルミュージックを出自とするcarolineの去年出たファーストアルバム、ということ。昼にバス乗る時にアルバムでよく聴いてた。ある種の音楽を聴いてると、気に留めなかった風景が温度感を持ち、象徴的な何かを映しているように見える瞬間がある。この曲の中にある静寂の場所に意識を引き込まれながら、通り過ぎていく景色をぼーっと見るのが中々良かった。


2. “Across That Fine Line” Nation of Language

今年の初めに去年のアルバムを振り返っている時に改めて聴いた、Mitskiの“Laurel Hell”の音に再びやられてその流れで1月はシンセポップを軽く漁ってたんだけど、その中で見つけたアルバム。プシュプシュいってるドラムもサビで入ってくる情感の溢れるシンセの音もドンピシャ。


3.“螢”radwimps

自分の高校時代に、中学生の弟がよく流してた曲、を当時は横耳(?)で流し聞きしていたんだけど、久々に弟がこの曲流してるの聴いたらなんだか懐かしくなって今月ことあるごとに聴いてた。サビで三連符になるとこ、メロディもギターのリフも綺麗で、2回目のサビで階段上に動くベースの音も好き。何かを抱えたまま、パーッと晴れるような気持ちになる。


4.“Like You” Miss Grit

今月アルバムを出すMiss Gritの先行配信された曲。どこか無機質に近い無感情に加工されたような声が電子音にとてもマッチしてるんだけど、曲調が変わる中盤では、情感溢れるギターと電子音の中で、その声が少し声色を変えたような印象を。


5.“The Same” Alex G

Alex Gのファースト。今月はこういうlo-fiなスラッカーロックも好んで聴いてた、こういうスラッカーロックの持つ優しさっていいよね。ちょっとなよっとした雰囲気があって、i’m not the same!ってフレーズもそういう、どこか情けなさを感じてたまらない。その後の歪んだギターの鳴る間奏のとこ、浮遊した電子音のフレーズが鳴ってるのも、なんだか弱くて優しくて泣いちゃう。

6.“The Goldheart Mountaintop Queen Directory” Guided By Voices

usインディの重鎮guided by voices、やっぱりこの曲もなんだか優しい気持ちになるな。サビのところでポーッと、空気が通るような気の抜けた音が鳴ってるのが印象的。どこか象徴的な歌詞の中、歌詞の中で現れる「彼女」の存在もとってもいい。


7.“An Angel Held Me Like A Child”yeule

シンセポップ漁る中でエレクトロも色々聴く機会になってよかった。というのもよく聴くアンビエント的なエレクトロに対して、ビート感が強いEDM的なエレクトロは苦手だったんだけど、この曲はそういう要素もあるものの、透き通る音の中でそういう要素含め自然と好きになった、タイトルが美しい。



8.“California” Grimes

アルバムでよく聴いたエレクトロポップ。シンセポップを歌うための声じゃん、、、ってなる。聴こえてくる音全部にテンション上がっちゃって自然と踊っちゃう。歌詞は暗いらしくて、確かに最後のかーあーあーあーあーあるふぉにあ〜のとこちょっと切ない。


9.“Beetlebum” Blur

blurがusオルタナに接近したアルバムの一曲目。歪んだギターイントロに始まり、デーモンの不安定さのある歌声がそこに続いていくのだけど、サビではこれ以上ないくらい優しい雰囲気に包まれちゃう。暗くて湿り気のある歌詞も含めて。デーモンの声もコーラスも好きだー。ブラーのポップな優しさはそのまま。


10.“ex.人間” syrup16g

ぐるぐるとどこにも行かない思考から、解放されるような絶叫、でもそこで描かれるのはあまりにも何気ない会話。日常性が変な際立ち方をする。何気なさが、実は美しいものだと。それが美しいか見えるかどうかはこちら次第なのだと。コーラスの淡い美しさと叫びの対比。

11.“街” わがつま

ライブ最高でした、また行きたい。


サムネにだけ入ってるTujiko Norikoの“Crépuscule I & II”と、Cuusheの“Red Rocket Telepathy”は、曲単位では聴いてないけどアルバムでよく聴いた枠です。すいません。(写真下段左と下段中央。どちらもアンビエント感のあるエレクトロです)

今月は新譜も色々聴きたい。

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