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見に行った展示2023年7月~9月

マティス展 東京都美術館(2023.08.06)
後述のドット展に滑り込んだ際、せっかく東京に行くし何か見るか…と思い、「テート美術館展 光」や「ガウディとサグラダ・ファミリア展」はどうやら混んでいるらしいという情報から、マティス展へ。
この展示は、個人的には今年一番外したな~と思うもので、要因としてはやはりマティスをあまり知らなかったというのが大きい。展示に入るまで、なぜかシャガールやクレーとごっちゃになっていた。いや単純に無知…

というまっさらな状況で思ったことは、「この人は最初から抽象をやっているのか…?」ということですね。
ピカソは写実もやってたじゃないですか。もしかして、マティスは抽象しかやっていない?作品が展示されていなかっただけ?
風景画が一番良かったな。色鮮やかで。
切り絵はあまりピンとこなかった…。

私は建築が好きなので、最後の見どころはやはりヴァンス礼拝堂であろうと思っていました。これについては見れてよかった。
フリーハンドスケッチを装飾に落とし込むのしんどすぎだろ…
だが図面があまりない(平面図とかない)のが不満だった。
あと、グッズを買うと買えるショッパーにヴァンス礼拝堂のステンドグラスがプリントしてあるんですが、肝心のステンドグラスの図面なりなんなりが展示中にないのはナンセンスでしょと思っちゃった。
マティス展、グッズが沢山あったんですが、私があまり思い入れがないのもあり、あまり魅力的に感じられずスルーした次第です。

ドットアーキテクツ展 politics of living 生きるための力学 ギャラリー・間(2023.08.06)
展示タイトルがカッコよすぎる。
どうしても都合が着かず、最終日かつ日曜日に滑り込むという、あまりやらないことをしたけど、いやーー見れてよかった。
ギャラ間って、これまでの展示を踏まえると、2階がコンセプト展示、3階が建築模型っていう暗黙のルールがあるのかなと思ったけど、今回は3階の奥で自主製作映画が上映されていた。びっくり!
あとキャプションがずっとちょけていて、外連味が感じられていい感じ。大阪アピールかな?
同行者は建築模型に何もキャプションがない…と言っていたが。

ドットは自分たちにとって意義がある・おもしろいと思うことを活き活きとやっていらっしゃって、とても 眩しい。
特別プログラムとして、所員の山口さんのレクチャーがあったんだけど、なぜ映画展示を行ったかを説明してらして、「アマチュアでも出来る限りのことをやれば形になる」的なことをおっしゃっていた。私は最近は仕事でどうプロフェッショナリティを高めるかを考えていたけど、元々は色々やりたい人間なので、なんかほっとした。

一番心に残る、というか吸収せねばならない…と思ったのがドットが事務所を置く北加賀谷についてのリサーチと、ヨーロッパの社会センターのリサーチ。
ドットは北加賀屋をジェントリフィケーションされうる場所と捉えているんだな…などと色々発見があった。

冨樫義博展 -PUZZLE- グランフロント大阪(2023.08.20)

すごい人気だったな…同世代~少し年上の人が多いイメージ。
最初の富樫作品全キャラ展示からすごい迫力で、情報量があふれかえっている感じだった。
写真NGの展示だったけど、撮影可にしてたら全部の写真を撮りたくて帰れなくなる人続出だろうな…

グッズもすごくセンスが良くてたくさん買ってしまった。一番お気に入りはヴィランズアクリルバッジとハンター試験番号バッジ。
ただ暗黒大陸Tシャツを見落としていて買い忘れたのが心残り…

デイヴィッド・ホックニー展 東京都現代美術館 (2023.09.03) 
ホックニーもあまり詳しくなくて、ノー情報で行ったが、とてもよかった。
今年トップレベルで見て楽しかった展示。
こんなに面白いポートレートを描く人だと思わなかった。ポートレートでちょけられるのはすごいなあ…
壁の上までびっしりと絵が飾られており、海外の展示方法だ…と思った。
また、超でかい絵がちょいちょいあり、どれくらい近づいて見ればよいかと贅沢に悩んだ。

iPadで書けば永遠に描けるというのは確かにな~と思ったし、それを本当にやっちゃうホックニーに感動したし、それをこんな展示に落とし込めるんだ!とすがすがしい気持ちになった。
あと、メイキングもじっくり見れてよかったなあ。

明るい絵がたくさん見れて、すがすがしい気持ちになった。
グッズがかわいくて、たくさん買っちゃった。

Parallel Lives 平行人生 — 新宮 晋+レンゾ・ピアノ展 大阪中之島美術館 (2023.09.10) 
これもいい展示でした。
展示のレイアウトデザインがカッコよかった!

新宮さんの彫刻いつまでも見てられるな。
レンゾ・ピアノの展示については模型と、図面そのものではなく図面をアレンジした映像。これがかなり良かった。あと作品数がかなりあったのも良かったな。
レンゾ・ピアノと新宮さんの対談ビデオもありよかった。新宮さんってイタリア語ぺらぺらなんですね。そして超熟成された駄弁り!とってもよかった。これをテキストで読みたいがために図録を買いました。
あと、子どもが対話型鑑賞をしていてかなりよかった。新宮さんの彫刻、子どもにとっても面白いだろうなあ。

吉村哲 個展「のんきもの」 fouet  (2023.09.10) 
落ち着いた、広々したカフェのいたるところに吉村さんの絵が飾っておりよかった。
最近は抽象画を意識して色々見に行くようにしているので、自分へハマる・ハマらないが分かってきた。その中で、吉村哲さんの絵はいつ見ても好きだと感じる。
素敵な絵に囲まれながらお茶できる素晴らしさ…!!

特に今回は、モノトーン基調の大きな絵が心に響いたな~。いつかお迎えして家に飾りたい。
あと展示に来られていた、京都の写真家さんと知り合えてよかった。


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