"ファン" と "オタク" との意識的な区別
本日話題の「例のnote」「某note」
推し活が行き過ぎて、推しに嫌われてしまったひとのnote
「キモい」「怖い」「病院行け」の意見が多くを占める一方
「自分もちょっとわかる部分があるから気をつけよう」という
意見のひともごくわずかだが散見された
かく言う私もその一人だ
<どこがわかる部分だったのか?>
まず一つ目に、この部分である
オタクをしてて推しの動向について不安を感じる瞬間はたまにある
(推しが劇的に髪色を変えた瞬間など)
この直後の
については共感できないが、不安に感じてパブサをすることはある
そうすると、このひとのように書かずにはいられない香ばしいひとの投稿が見つかるので「自分一人じゃなかったんだ」と少しホッとする
多くのオタクは、本音と建て前を使い分けているので
表のアカウントでは肯定し、裏のアカウントでは否定的な考えを
吐露している場面もある。当然みんながみんなそうじゃないし、
ただ私がそのひとのことを見えていなかったり知らないだけかもしれない
でも、たとえ香ばしい存在のひとであったとしても
世界中にこの意見を持ったひとが自分一人じゃなかったんだと知ることは
わずかに救いとなる場合がある
だからといって本人にDMで
「こういうのは面白くない」だとか「似合ってないよね」という負の感情を
直接ぶつけるのは違う
それは内に仕舞っておけばいいし、どうしても書いてしまうなら
正の感情を持つ大勢の方々に批判される覚悟も持たなきゃいけない
自分と反対意見のひとと揉めるのがダルいから
鍵垢・裏垢に書き殴るひとが多いのだろう
今や誰しもがSNSをやっている時代
DMせずとも推し側のエゴサで自分の意見が拾われる時代
建て前で本音を隠し通すのか
批判を浴びても本音を書き綴るのか
それはそのひと次第だ
二つ目に、この部分に少し共感した
①に関しては
「本心から全肯定のひと」と「建て前で全肯定のひと」とがいるとは思う
ここで私のオタクとしての原点 (オリジン) はどこにあるのか考えてみた
STAR WARSだった
私は言うてもそんなに詳しくはない
ひとによってはニワカと嘲笑うかもしれないレベルのファンである
公式作品 (正史) の中でも小説やコミックスには手を出さず
ゲーム作品についてもBattle front 2 しか手を付けていない
私が手を付けているのは
映画:11/11 作品
実写ドラマ:4/5 作品
アニメーション:13/22 作品
ショートアニメ:0/2 作品
ドキュメンタリー:0/4 作品
計 28/44 作品である
オタクは名乗れないが、
”ファン” は名乗ってもいいくらいではないだろうか
そんな私が強火オタクに初めて触れたのは
STAR WARSオタクたちによる「Ep. VII-IXを正史から外せ」という
署名活動であったように思う
たしかに私もEp. VIIIとIXについては
ファンとして許せないような設定の歪みが随所にあり
署名活動に加わってもいいくらいの気持ちである
だがSTAR WARSという映像作品への思い入れが強すぎるあまり
映画3作品をなかったことにしようという考えは
上記の ②好きすぎて、愛を拗らせて文句ばかり言ってしまう人
の中でもかなり上澄みなのだろうと思う
だが署名活動で116,544人の賛同者が集まるほどとは
コンテンツの大きさがハンパじゃない
「例のnote」について触れた投稿で
「②がいるのはわかるけど大多数じゃない」的なものを見かけたが、
少なくとも私は約12万弱の②が存在する界隈を知ってしまっている
それも②の中でも上澄み層でこの数である
Disney買収後のSTAR WARS公式が
これらの古参ファンを厄介に思っているという噂もたびたび流れる
そりゃそうだ
自分たちが買収後に作った映画について
設定が違ってるだの、過去作品の読み込みが甘いだの
散々叩かれた挙句、不名誉な署名活動まで行われたのだから
運営を辟易させる厄介オタクが世界にこれだけいるのだから
(よほどのボトルネック効果が起きていない限りは)
日本のアニメ界隈・アイドル界隈・お笑い界隈にも
一定割合で居ても何ら不思議じゃない
「例のnote」の彼を肯定する気はさらさらないが
②の末席にいる私としては、いつ自分の好きが暴走して
ああなってもおかしくはないのだなぁと恐怖する
"ファン" と "オタク" との意識的な区別
概して私は
推し (人・作品) に対して
① 好きすぎて狂信的になり、全肯定人間になるひと
①' 何も言わずについていくひと
のことを "ファン" と
② 好きすぎて、愛を拗らせて文句ばかり言ってしまうひと
のことを "オタク" と
呼称するようにしている
STAR WARSに関しては……… "オタク" かな…….???
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