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車:ルノー・トゥインゴⅢ、10,000km走ったので消耗品をごっそり交換した。

【ご挨拶】

 皆さん、達者にしてますか。素浪汰 狩人=DEATH。労働が限界突破走行でアフターバーナーからバックファイアってますが、何とかまだ生きてます。

 昨年2023年7月に乗り換えた車が、走行距離9,200⇒20,000kmとなりまして大体10,000km走ったため、消耗品をできる範囲でDIY交換してみます。

 私歴・2代目マイカーとなるルノー・トゥインゴⅢゼンMTの維持において意識して取り組みたいと思っていることは、「なるだけお金をかけずに安く維持費するために、オイル交換その他を積極的にDIYする」ということ。

 まあ、結局は消耗品を交換するため、工具を購入してお金がかかっているわけですが(笑)プロの工賃を+αで払うよりは、総合的かつ長期的に見て安く上がっているハズ……と思いたいです。真似はオススメしませんが。


【これまでの歩み】

☟走行距離5,000km時点での整備記録☟

☝5,000km時点での整備記録は以上です☝

 オイル&オイルフィルター交換と、それに必要な工具の説明はこれまでの記事で行っているため、今回の記事では重複する説明は避けます。


【必要な道具の説明】

(註:商品名をクリックすると、私が購入・使用した商品のリンクページにジャンプします。興味ある場合はご覧ください。なお貴方が作業する場合は手持ちの工具と合うか厳重に確認した上で、自己責任で購入下さい)

 今回の作業で交換した部品を列挙するとこんな感じ。

1.エアコンフィルター×1個(BOSCH 1 987 435 544
2.スパークプラグ×3本(NGKプレミアムRX【94493】LKAR7ARX-11P
3.エンジンオイル×4L(elf EVOLUTION R-TECH ELITE 5W-30
  ドレンプラグ用ガスケット×1個(CORTECO 407711S
4.エンジンオイルフィルター×1個(BOSCH F 026 400 595
5.エアクリーナー×1個(BOSCH F 026 407 022

 必要な道具はこんな感じ。

【安全用具】
①保護手袋 ※油が浸透しない素材の物を推奨
②保護眼鏡 ※ゴーグル型を推奨
⓷カースロープ 約100mm底上げ×4個(KIKAIYA CAS-1R
④輪止め×2本(アストロプロダクツ TS417
⑤リジッドラック×2本

【共有工具】
①3/8・9.5mm 4角ラチェットレンチ(アストロプロダクツ 3/8DR 108T
②   〃   トルクレンチ(アストロプロダクツ TQ029

【専用工具】
1.エアコンフィルター……工具不要
2.スパークプラグ……8mm 6角ソケット
     〃   ……14mm スパークプラグソケット
     〃   ……エクステンションバー 250mm
3.エンジンオイル……8mm 4角ソケット
4.エンジンオイルフィルター……76mm 12角オイルフィルターレンチ
     〃        ……27mm 6角 変換ソケット
     〃        ……エクステンションバー 100mm
5.エアクリーナー……T25 トルクスビット


 なお、トゥインゴⅢは後輪駆動のため、輪止めとウマは後部にかけます。

 厳密にはカースロープは後輪のみで効果はありますが、車体が斜めの場合エンジンオイルが上手く抜けないため、私は4輪とも持ち上げます。しかし4輪とも上げるのは安全上非推奨。スロープが滑るためコツが必要です。

 真似する場合は、各自スロープがズレないよう固定して、安全に配慮した上で作業を行ってください。輪止めとウマをかけるとなお安全になります。

 ぶっちゃけ、アストロのラチェットとトルクレンチは、悪くはないですが良くも無いです。特にラチェットは全長180mmと小ぶりのため、最低限度の作業こそできますが、オイルフィルターを外す時は限りなく困難でした。

 オイルフィルターは、もう少し長い工具が無いと厳しいかも知れません。

 トルクレンチは調整量が20~110 N・mであり、今回の作業では最小量のトルク10N・mに設定することができません。気になる人は、調整幅の広いレンチを用意しましょう。大小トルクの2本に分けるのも良いですね。


【作業手順の説明】

 さて、作業の手順を簡略化して順に記すとこんな感じです。

1.エンジンを空転させてオイルを温める(1~2分ほど)

2.エンジンを切って、温まったオイルがオイルパンに戻るのを待つ(10分ほど)間に、運転席の足元の点検口からエアコンフィルターを交換する

3.オイルがオイルパンに戻ったら、車体後部底面に潜って、オイルパンのドレンプラグとオイルフィルターを両方とも外し、エンジンオイルを抜く

4.オイルが受け皿に抜けるのを待つ間、車体後部のボンネット開口部からイグニションコイル×3本を外し、その下のスパークプラグを交換する

5.ドレンプラグの銅製ガスケット(使い捨て)を新品交換、オイルパンのドレンホールに締結。オイルフィルターも新品交換、取り付け部に締結

6.車体後部ボンネット開口部からエンジンオイルを補給、最後に開口部の左手前のエアクリーナー・ボックスを開け、エアクリーナーを新品交換

7.エンジンを再度空転させてオイルを温め、再びオイルパンに落ちるまで待ったら、車体後部ボンネット開口部からオイルレベルゲージを引き出し、オイル補充量が適正か確認。油が不足する場合は足し、過剰な場合は抜く

8.オイル量が問題なければ暫く試験走行してみる。車体底部を再確認してドレンプラグとフィルターからオイル漏れが無ければ、全ての交換が完了


 ざっと書くとこんなもんですね。今回は、1日でこなす作業量が多いため写真は撮れませんでした。一連の作業は動画でまとめたため、興味ある人はご覧ください。36分もありますけど(これでも半分以下まで縮めたのだ)。


【作業動画】

【タイムライン】
00:00 説明
01:04 エンジン始動、オイルを温める
01:36 エアコンフィルター位置確認
02:46 エアコンフィルター脱着交換
06:00 エンジンオイル・オイルフィルター交換説明
07:00 ドレンプラグ・オイルフィルター脱着説明
08:36 ドレンプラグ脱着
10:13 オイルフィルター脱着
12:16 スパークプラグ脱着交換 
23:48 ドレンプラグ洗浄・新品ガスケット取付
25:18 ドレンプラグ取付
26:24 オイルフィルター取付説明
28:25 オイルフィルター取付
30:35 オイル新品・使用済み、色の違いの確認
31:13 オイル新品補充
31:38 イグニションコイル点火コード、取付忘れのため取付
31:54 エンジン再始動、オイルを温める
32:24 オイル残量確認
33:24 エアコンフィルター脱着説明
34:12 交換ステッカー張替
34:52 エアクリーナー交換(後日)
【タイムラインは以上です】


【作業雑感】

 ここから動画内容と重複する点を文字で言及しますが、ご了承ください。

 先ず一点。エアコンフィルターは外し辛いですね! トゥインゴⅢでは、位置的にセンターコンソールの背後にエアコンフィルターがあるのですが、実際には運転席の足元の左奥に点検口があります。これ、クラッチペダルを避けつつ、センターコンソールに伸びるハーネスを手で押さえて、どうにかエアコンフィルターを着脱しなければならず、言葉で伝える以上の難しさがあります(笑) 現地仕様では右側シートは助手席なので、日本仕様よりは簡単に交換できるのでしょうが、設計の難しさと割り切りを感じましたね。


 二点目。オイルフィルターは相変わらず外すのが死ぬほど固い! 前回はレンチが異なっていたため、滑って作業が行い難かったものと誤解していた私ですが、今回も前回と同じようにレンチが滑りまくったため、このような作業性の悪さがデフォルトなのだと理解しました。二度とやりたくない。

 ……ということを、5chのDIY整備スレで相談してみたところ、少なくないスレ住民から「フィルターは手締めでOK!」と有難い指南を頂きました。

 ……。

 手締めなんか絶対にイヤだわ! 私が今までの人生でオイルフィルターを外したこと、これを含めてまだ2回しかないのよ!? そして、この感覚を手で覚えられるぐらい、何度もフィルターを弄りたいワケじゃないのよね!

 というワケで、私は今まで通りトルク工具とサービスマニュアルの数字に従って作業します(笑) 今後の課題としては、やはりラチェットレンチが180mmと短すぎるのが問題と思うので、300mm以上の長いレンチがあればいいなあ。スピンナでもいいかなと思うんですが、残念ながらトゥインゴの最低地上高170mm+リフト量100mmで生まれたスペースでは、スピンナをぐるぐる回せるほど空間に余裕が無い……やはりラチェットが良いですね。

 ところで、なぜ工具が短いと力がかかり辛いか? 長い方が力がかけ易い場合があるのか? という疑問は、以下のページがよく書けています。

 まとめると、単純な力学的な話、「てこの原理」の話なのですが。


 三点目。スパークプラグの脱着は楽勝。やはり車体底部に潜る必要のあるオイルフィルターと比べ、作業スペースが多くて、体勢に無理がないことが重要と思われます。プラグを3本とも外して、3本とも一気に付け直すというズボラ作業も出来るのですが、私は安牌を取って1本ずつ交換しました。

 但し、イグニションコイルを固定する8mmの6角ボルト、それを脱着する3/8工具用ソケットは、ほんの指先程の小さな道具ゆえ、ボンネット内部の狭い隙間にコロコロ転がり込んで往生しました。不器用だから細かい作業は苦手なんですよ。おまけにイラチなのでしょっちゅうブチ切れていました。


 四点目。オイルの補充は、ドレンプラグとフィルターを同時に外した場合4L(1Lボトル×4本)入れれば丁度いい感じ。プラグだけで抜く場合、4Lでは少し多過ぎたんですよね。今回は、前回と同じように走行距離5,000kmにてオイルフィルターを交換しましたが、ぶっちゃけ10,000kmに1回の交換でもいいかな……? でも作業の感覚を忘れてそうで怖い気もしますが(笑)

 トルクレンチ、本当は東日のお高い工具が欲しいのですが、あんま頻繁に使う工具でもないので我慢……! 節約したいのに工具に金を使い過ぎると本末転倒。なんですが、長いラチェットレンチは今後は要検討かな……?


 取り敢えず、今回はそんなところですかね。


【最後に】

 さて、今回は私と同じABA-AHH4D、ルノー・トゥインゴ・フェイズ1の、ゼンMT(ルノーH4D・SCe70エンジン搭載型)の消耗品交換を、自分でDIY挑戦してみたい! という方に向けた備忘録として書かせてもらいました。

 今まで、日本と海外の文章・動画メディア含めて、包括的な情報が豊富にあるわけではない車種であるため、私が記録を残すことを試みてみました。

 困った方の参考になれば良いのですが。

 ああ、最後にお断りですが、全てのDIY作業とその結果は自己責任です。

 凡ミスとして、作業中に自分の車に轢き潰されて死亡事故などというのはよくあることなので、皆様も安全管理には細心の注意を払ってください。

 プロの作業にはお金を払う価値があると、DIYすれば良く分かりますよ。

 乗ってみて、税金を払うだけでは終わらないのが車ライフ。皆様も自分の車の点検はちゃんと行っていますでしょうか? 手間をかけた分だけ貴方に応えてくれる……ことは保証できませんが、機械的寿命を少しでも長くする意味で、定期的なメンテナンスに優る節約術は無いと胸に刻みましょう。

 それでは皆様、今日も明日もご安全に! そして良いカーライフを!

 以上です。


【車:ルノー・トゥインゴⅢ、10,000km走ったので消耗品をごっそり交換した。 終わり】


☟これまでのトゥインゴ氏の雑録☟


From: 素浪汰狩人 slaughtercult
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