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やっぱりピアノはテクニックじゃないね。

私の数少ない好きなTV番組に「駅ピアノ」「空港ピアノ」があります。

老若男女、弾きたいと思った人が自由に弾くことができる駅ターミナルに置いてあるピアノ。
リラックスして楽しそうに弾く人、緊張した表情で弾く人、気合を入れてガチで弾く人。クラシック、ジャズ、ブルース、ポップス、母国民謡、そして自作の曲・・・
さまざまな人種の人が様々なジャンルの曲を、自身の思い出を重ねて演奏する姿を見ているのは飽きの来ないものです。

感心するのは高齢のおじいに上手な人が多いことです。どう言うのでしょう、聴いていてとても心地良いと言うか、スッと引き込まれていく感じがするのです。おじいの演奏はすばらしい。

今も空港ピアノを見ながらこの記事を書いていますが・・・
今、ミネアポリス空港の警察官の若者が演奏しています。
職務怠慢?いいえ、そんなヤボは言いません。周囲の人に拍手をもらい、満足気に職務に戻っていきました。微笑ましい光景です。

テクニック云々ではなく、皆楽しんで演奏している。もちろん、テクニックがあって聴かせる腕があるのが一番ですが、テクニックだけでは醸し出すことのできないもの駅ビアノでは聴く事ができます。独学でピアノを弾けるようになった人も少なくありません。ピアノが好き、音楽が好き、そしてピアノを弾きたい、そんな思いが独学でも弾けるようになっていくのでしょう。
彼らはテクニック以上に自分が楽しむことを知っているようですね。

おや、今度は米軍基地のバーで演奏していた、と言う黒人のおじいの演奏です。弾き語りですね。うまいとは言えませんが味わい深い演奏です。
「僕が弾くと皆がハッピーになるんだよ。そして僕自身もね。」

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