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ビジネス変革をもたらすプロダクト開発とはチームスポーツ

こんにちは、Slalom Buildです。

アジャイル開発は既に多くの事業会社、サポートする開発会社などで取り入れられています。Slalom Buildもベースの考え方やアプローチは同じですが、私たちは過去10余年の様々なクラウド・データ・デジタルプロダクト開発の経験を取り入れ、独自のプロダクト開発手法「Product Engineering Methodology(PEM)」フレームワークを確立させています。本記事では、私たちのアプローチをご紹介します。

Product Engineering Methodology (PEM) 全体の流れ

フルスタックエンジニアチームという考え方

これだけ色々なテクノロジーが発展しつつ、セキュリティ、品質、自動化への要求が上がった現在ではフルスタックエンジニアを採用する、育てるという考え方は厳しいと思っています。ビジネス変革を起こすような新規事業(プロダクト/サービス)、それをスケールさせるための仕組みや組織構築の場合、もはやチーム戦です。
私たちはそれぞれのスキルを結集し、一丸となって、あらゆる規模の課題をテクノロジーとプロダクト開発を通して解決することに情熱を注いでいます。そして、私たちはプロダクトオーナーとなるお客様との「Work With」=共創を大切にし、プロダクトライフサイクルのすべてのフェーズにおいてサポートを提供し、最終的に自走して頂くことを目的としたアプローチを取っています。
Slalom Buildでは、大きく以下の領域毎から卓越したスキルセットを持つメンバーをアサインして「フルスタックエンジニアチーム」として開発に挑んでいます。

・Solution Ownership
・Experience Design
・Quality Engineering
・Software Engineering
・Platform Engineering
・Data Engineering
・AI/ML
・上記に加えて、Subject Matter Expert / Global Support

上記の中には馴染みのない言葉がありますが、例えば、Solution OwnerとはSlalom独自の役割で、アジャイルデリバリー/スクラムマスター/プロマネを兼務するエキスパートです。お客様側のProduct OwnerやExecutivesとフェースしながら開発をリードしていく担当です。
Quality Engineeringも初耳の人が多いと思いますが、プロダクトの将来方向性を見据えたテスト自動化・検証・仕組み等を管掌する役割です。旧来では担当エンジニアが開発〜テスト検証を兼務することが多いですが、その場合、開発前後にテスト実施、属人的、マニュアル運用などによりBacklogが溜まり、負のスパイラルに陥りやすいです。そのような意味で、QEの考え方はプロダクトだけではなく、プロダクトチーム体制・プロセスの観点でも大事になります。QEは最初のディスカバリーフェーズから参画して、テスト・自動化戦略を構想し、開発の各領域にて他専任エンジニアと共創していきます。そして、お客様のニーズに応じて、Slalomグローバル母体から、例えば、業界特化の戦略担当、セキュリティに特化したエンジニア、Salesforceに特化したエンジニア等、Subject Matter Expert (特定領域の専門家)をアサインしていきます。

Tokyo Build Centerでは案件によってはTokyoチームだけで構成する事はせず、意図的にグローバルから参画させるケースもあります(特にグローバル展開を目指している案件の場合)。よって、Slalom Buildがサポートするケースでは英語を基本言語としたグローバルチームにて対応することがあります。時差の問題もあるため、米国シアトルかオーストラリアのBuild Centerと組むことが多い状況です。そのような意味で、真にビジネス変革を求めて、パッションを持った方にSlalom Buildは好まれる傾向があります

スケールするためのコラボレーションチーム

クラウド・データ・デジタルプロダクト開発のいずれでもPEMの考え方を下敷きに開発プロセスを進めます。そして、Slalom Buildはお客様チームとのコラボレーションを大切にしています。

初期ディスカバリーフェーズ(約6〜8週間)では、Solution Teamを組成し4〜5人体制でお客様チームと膝を突き合わせて、プロダクト構想を練ります。このフェーズではSMEとしてQuality Engineering担当が参画することが多いです。

Discoveryフェーズでのコラボレーション体制例

その後、MVP(Minimum Viable Product=必要最小限の価値を提供できるプロダクト)を目指して、適切なエンジニアをアサインし、2週間スパンを基本としたスプリントを回します。

MVP Build Deliveryフェーズでのコラボレーション体制例

上記まではMVPですが、さらにスケールしたプロダクトを目指していく際にはコラボレーション体制は数十名規模になり、もはや1つのStartup企業を作ることと同じです。例えば、以下のように複数Podを走らせて、大規模なプログラムチームにて対応している事例はSlalom Buildではよくあることです。

スケールしていく際のプロダクトエンジニアリングPOD体制例

上記の通り、プロダクトオーナーとなる企業にはビジネス変革を決断して推進していく際に、中長期的に投資を行うパッションとコミットが求められます。チーム組成、育成や新たな人材採用も一朝一夕には行かないため、アジャイルマインドを形成しながら、Small Successを積み重ねていくことがポイントになってきます。

ビジネス変革を狙うプロダクト/サービス作り、そしてアジャイルトランスフォーメーションを目指す方で、もう少しお話を聞いてみたいな!と思って頂ける方からのご連絡お待ちしております!。

End.

Team Member Wanted!!

最後に、私たちはクラウド・データ・デジタルプロダクト開発を一緒に楽しめる仲間を募集しています。

Careers @ Slalom_build Global Website

ご興味ある方はメンバーとのカジュアルなトーク(英語・日本語可)から雰囲気を掴んで頂くことも可能です。LinkedInなどでメンバーを見つけてDMして頂いてもOKです!お待ちしております〜 ;)