はじめて転職　「管理職になりたくない」

サンケイリビング　キャリアのパーソナル・トレーナーです。サンケイリビングでは、転職未経験女性を対象に、転職を前提としないキャリア相談を実施しています。

転職未経験の人と話していて、よく耳にするのが「管理職になりたくない」「ずっと現場の仕事をしていたい」という言葉です。

年齢とキャリアのバランス

今の会社で、定年まで「現場」を続けられるなら、それでもいいかもしれません（その場合、年下の人にマネジメントされる日はやってきます）。いつか転職をと考えているなら、「マネジメント（管理職）経験なし」で転職をするには年齢的に限度があるということを知っておいた方がいいかもしれません。
採用する側の立場にたって考えてみましょう。20～30代前半の「マネジメント経験なし」の人は、入社後、現場で経験値を高めて管理職候補にする時間的な余裕があります。その人と比べると30代後半～40代以上の人は、そうもいきません。彼らに求めたいのは、スキル、知識、経験がともなう「即戦力」です。
したがって、同じスキル、経験なら「年齢的に若い方が有利」ということになるのです。

転職しないリスクも

また、今の会社が果たして、定年まで同じあるいは今以上の給料を払い続けてくれるか、もっと言えば定年まで同じ形で「存在するか」といえば、それは誰にもわかりません。人生100年時代と言われるいま、「転職をしない」こともリスクと言えるでしょう。「転職をする」勇気と同じように「しない」ことにも勇気や覚悟がいるというわけです。

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