見出し画像

「艶色を富士に注ぎ込むギタリスト・Tak Tanaka」◆2019/2/17 SKY-HI「JAPRISON」静岡公演感想

※この記事はネタバレを含みます。ご注意を!

「そうだ、富士に行こう。」

千葉公演を買い足したばかりなのに、半ば無意識でチケットを買っておりました…そんな富士市文化会館ロゼシアター公演(ロゼだからバラ…ピンク色!)。
このツアーは「気がつけば行っている」。そんな衝動的な気持ちを駆り立てるモノがあるらしい。
「神奈川県の隣だから余裕っしょ~?」くらいな気持ちでいたら、静岡市からも浜松市からも近い場所にあるのに、安く&便利に行ける工程ってなかなかないのね…富士市笑。Google地図のルート案内や乗換案内を駆使して、安いけど翌日の仕事に響かないような方法で行き帰りしてきました。

本当はたくさん、たくさん、書きたいことが静岡公演を終えた今も割とずっとアタマのなかに浮かんでいて、なんなら有給取って一旦全部吐き出したいくらい(コラ!笑)。せっかくなのでまとめて書きたいところですがなかなか時間が取れないので、細切れにTwitterに投稿して欲求を発散しております。
「何故、ヲタクは語りたがるのか?」
ググってみたけど結論が出ないので、自分で考えながらとめどなく溢れる「夢中になっているモノを無我夢中に書き散らしたい!」という欲求を晴らしています。

今日は平日の間に書ける文量で…Takさんについて書いてみたいと思います。
TakさんことSUPER FLYERSのバンマス兼ギタリスト・Tak TanakaさんのTwitterはコチラ



「近距離で行ける公演だから」くらいで、あまり意識せず買い足した静岡公演。
なんの気なしに移動中、SNSを開いていたら…

Takさんクルー?!

去年、2018年のRAGツアー豊洲公演。
ふとTakさんのギターサウンドが耳と心にスッと入り込む瞬間があった。

大好きな曲にTakさんが関わると「大人の階段昇る 君はまだシンデレラさ」と歌いたくなるほど曲がより綺麗に、魅力的に輝いて聴こえた(※ちなみにH2Oは世代じゃありません笑)。以来、大好きになってしまったTakさん。
一度「この人!」と思うと、些細なことでも好きになってしまう気質なので、Takさんの奏でるJAPRISONツアーはきっと楽しくなるだろうと、開演前、より期待が高まったのでした。


素人なので奏者の違いはわからない。
けれど、RAG豊洲を思い出す音が耳に飛び込むと、もう耳が嬉しくて仕方がない…ッ!

フルバンドで演奏される『As a Sugar』は壮大さが増す。RAG豊洲で久方ぶりに演奏されていた『As a Sugar』が本ツアーでもセットリストに入っている。Takさんのギターサウンドは艶やかに、焦ることなく緩やかにフェードインする。RAG豊洲で興奮した私の気持ちを、富士まで連れてきてくれる。

『23:59』では、夜の色香を更に豊かにする。Takさんのギターが優しく、激しく鳴り響く。

『Name Tag』『Walking on Water』か…その辺りの激しい曲の時、隣のニカちゃんこと二家本亮介さんと一緒に、ヘドバンよろしく縦ノリしながら演奏しているのを観て、思わず口角がアガりっぱなしだった。
そうなの、豊洲公演の時もTakさんは日高さんと視線を合わせて笑いながらセッションをしていた。人が楽しそうに何かを見ているだけで、思わずこちらも楽しくなる。あの感覚。

『Double Down』の間奏のギター・ソロ。SKY-HIが「Tak Tanakaー!」と叫ぶと、勢い良くTakさんがロゼシアター一杯に音を響かせていた。
Takさんのソロを精一杯耳に注ぎ込みながら、TakさんにとってのJAPRISONツアー初日を便乗してお祝いしてみた。初日おめでとう!
キーボードのタッキーに「ゴスペラーズおじさん ※」と呼ばれていることを日高さんに暴露されながら、MC中に本日初日であると紹介されていました(※Takさんはゴスペラーズでもサポートギターをしているため)。

RAG豊洲で「泣きじゃくる」ように感涙してしまった『Limo』。Takさんが弾くアコギのギターカッティングの、細かな余韻が大好き。アコギがこんなにステキな楽器だと思わなかったくらい、ギターに酔いしれていた。

徹頭徹尾、「艶」「色気」を会場に注ぎ込んでくれるTakさんの音が聴けて幸せだった。ロゼシアターでも千葉公演同様、2階席で観ていたのだけど、参加した3公演中、私が望む最も理想的な音響下で聴けたのもあって、「富士市までえっちらおっちら来て良かった!」と心から思ったのでした。


本当はもっともっと細かく、「ここ!」ってポイントがあったハズなのに、年々私の海馬はがんばってくれなくて、日常生活を過ごしているうちに忘れてしまう…なんてこった!
音を文字に起こすのってこんなに難しいんだな…私のボキャブラリーじゃ、Takさんの素晴らしい音を表現しきれない。。。

あまり人生でギターにフォーカスして音を聴いてこなかったので、ここまでギターについて語り出すことがあろうとは思わなかった笑。
そんな気持ちも嬉しくもフシギな気持ちを、インターネットの大海に放ってみておくことにした。こういうこともあるから、人生なにがあるかわからない、だから面白いんだろうな。

静岡公演は前半の、アルバム『JAPRISON』を可視化しようゾーンでもいろいろと感慨深い公演だったので、改めてまた書けたらなと思います。それまでに海馬が持つか…笑。
読んでくださった方々、ありがとうございました!
『またね』

2019.2.20. カズミ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?