見出し画像

ジャニーズWESTコンサート「W trouble」セットリスト・演出を勝手に解釈してみた。【後編】

12/11〜13の3日間に渡り5公演が生配信されたジャニーズWESTコンサート「W trouble」。前回に引き続き、とにかく「カッコイイ」「楽しい」「面白い」が詰まってたこの公演を、主にセットリストと演出について、どういう思いでそうしたのかを勝手に解釈しながら振り返っています。あくまでも個人的な考え・解釈ですので、実際はどうだったのかは、ぜひご本人たちの言葉を参考にされてください。
長いので、お暇な時に読んでください。

★★トピックス★★

5.大人楽曲パート(Go Low Low〜アメノチハレ)

6.うちわファンサパート(日替わり曲とアカンLOVE、パリピポアンセム)

7.Big Shot!!パート(バレー映像〜Big Shot!!)

8.ラスト楽曲パート(to you~メンバー挨拶)

9.アンコール(エンドロール映像〜アンコール)

★個人的雑感★

★★★★★★★

5.大人楽曲パート(Go Low Low〜アメノチハレ)

ダンスキレキレ、元気いっぱいのJr.コーナーを挟んだ後のこちらのパート。(バックについてくれた8人の関西Jr.くんたち、Jr.コーナーもバックダンスも本当に素晴らしかったです!ありがとう!!)
ドリアイ松竹座公演もそうでしたが、Jr.コーナーの後に大人っぽい楽曲のパートを持ってくることで、Jr.の皆の若々しさや元気・勢いも、WESTの大人のグループとしての魅力も、両方が見えてくるのがとても良いなと思います。

♪Go Low Low

♪Try me nowの時に登場した廃墟が再び登場。♪Try~の時にはウエスタンな雰囲気の衣装でしたが、今度は黒のジャケットスタイルでスタイリッシュ。この衣装、もしかして、松竹座公演後半で着てたものと同じ……?(違ってたらすみません)そして廃墟のあちこちからマイクスタンドが延びていて、そこに立ってメンバーが歌って踊っています。
この振り付けが個人的にとても好きでした!スマートなパフォーマンスの雰囲気が何となく少年隊さんっぽい。カッコイイ!また見たい!だから早く円盤化かアーカイブ配信をお願いします……!

この曲を持ってきたのは、1つはセクシー系楽曲なので、隠れた人気曲と踏んでのことかなと思います。「WESTV!」における「YSSB」とか、「WESTival」における「SHE IS MY…」みたいな位置づけかな?と。

あと、この曲と次曲の共通するポイントは「過ち」かな……?こちらでは、危うい駆け引きで恋愛における「過ち」を犯そうとする2人が描かれているように思います。
「真っ赤な嘘で固められた」という、「色」の表現を使った大人の複雑さ・危うさを感じさせる歌詞が含まれてるのが、W troubleのコンセプトとも関連してて良いですね。

♪君だけの 僕だけの

前曲に引き続き、廃墟セットで歌います。
この曲では、2人の人物のすれ違いが描かれます。「相手の本当の気持ちに気づかず過ちを犯してしまう」のです。歌詞にまた「描く」というワードが入っているのもポイントですね。

最終的にこの曲では、「はじめから描いてた未来とは違うけど」「悩んだり迷ったりしながら」僕なりの道を見つけていくようなのですが、そのシーンで、見ていたファンが「???」となる仕掛けが。
メンバーが歌っている廃墟セットがメンバーを乗せたまま左右に開いていき、何とその間から、白い衣装のメンバーが出てくるのです。通称「14人のWEST」。
恐らく、黒衣装で歌うシーンの途中から事前収録した映像に切り替わっているのですが、どのタイミングから切り替わっているのかは、ファンの間でも意見が様々。5公演見ても、ここも結局よく仕組みが分からないままでした。

でも、黒衣装の彼らが「人間の過ち」を敢えて描く存在だとしたら、白衣装の彼らは「過ちと葛藤しながらも新たに歩き出す」様を表してるのかな?と思いました。

WESTの楽曲は、綺麗事を並べて応援するだけでなく、人のマイナスな感情を受けとめた上で応援する曲が結構あるように思います。彼らはそうした過ちやマイナスな感情も受けとめ、その上で、そこからまた何とか希望を見出だしていこうとしているんじゃないかなと思いました。

♪アメノチハレ

その2曲を受けて「何回だって何万回だってやり直せばいい」と歌うアメノチハレは、まさに「人間の過ちや迷い」ゆえに生じる霧を晴らしていくような曲。前曲で「はじめから描いてた未来とは違う」けど迷いながらも見つけた新たな道へ、信じて進めば「キミ色の明日が待っている」はず。
それまで暗めだったステージが、LEDパネルに映し出される沢山の青空に囲まれてパアッと明るくなっていく演出は、希望を見出だして再び前に進もうとする力を表しているように見えました。「また歩きだした 真っ白な明日へ」という歌詞も、白衣装と合っていますね。



6.うちわファンサパート(日替わり曲とアカンLOVE、パリピポアンセム)

ここから、スタンド席・アリーナ席をまわって、ファンから送られてきたうちわへのファンサービスタイムです。ここは3パターンのセットリストが用意されていました。ファンサービスがメインですので、おそらくメンバーがファンサしながらでも歌いやすい、シングル曲やコンサート定番曲を中心に選んでいると思われます。
ちなみに、セットリストは次の3パターン。

1.Colorful Magic~アカンLOVE~おーさか愛☆EYE☆哀~100% I love you~パリピポアンセム(1日目夜公演)

2.HEY!!!!!!!~アカンLOVE~スタートダッシュ~人生は素晴らしい~ホメチギリスト~パリピポアンセム(2日目昼公演・3日目夜公演)

3.ごっつえーFriday~アカンLOVE~バリハピ~ジパング・おおきに大作戦~ズンドコパラダイス~パリピポアンセム(2日目夜公演・3日目昼公演)

個人的に注目したのは、初日のみ披露された1のセットリスト。2・3はW trouble楽曲+シングル曲という点で共通していますが、1は2・3とは選曲理由が違う様子。
おそらく当初のツアーでは入っていなかったであろうクリスマス曲♪Colorful Magicを、季節感を意識して選んでいます。
そして、♪おーさか~は、おそらく2018年のツアー「WESTival」以来のセットリスト入り。ちょっと一癖ある曲なのでセトリに入れるのが難しいところもあると思うのですが、ここで聴けて嬉しかったです。おそらく配信ライブを行ったコンサート会場が大阪のようだったので、それもあって入れたのでしょうか……?
♪100%~はライブ定番のカップリング曲。コンサートで久々に披露する曲が多いメドレーラインナップのためか、ここに人気の定番曲を配置したのかなと思います。
1回しか披露されなかったことと、季節感に合ってたのと、ライブではレアな曲が聴けた点で、一番印象に残りました。もしかしたらですが、12月に行われる予定だったツアーの振替公演で、大阪公演用に用意してたメドレーかも?とも思います。

あと、♪ごっつえーFridayがFriday(初日)に披露されず、2・3日目に披露されましたが……よくよく考えると、この曲ってタイトルにこそ「Friday」と入ってますが、実は金曜日の曲じゃないんですよね。「やっと半分ラストスパート」とか「花金のような」とか、多分水曜日ぐらいに歌う曲。
今回は「金・土・日」が公演日でしたから、本来のシチュエーションに該当する曜日がないのと、「土・日公演は、1日通して見ればW trouble楽曲が全部聴ける」ようにしたかったのかなと思い、金曜日には披露されなかったのかなと思います。



7.Big Shot!!パート(バレー映像〜Big Shot!!)


★バレー映像

「Big Shot!!」冒頭のラップ部分のインストに合わせて、映像で、ワールドカップバレーのイメージキャラクターとして活動した時のダイジェストが流れます。
この映像、凄くかっこよかった!!個人的に、ワールドカップバレーの時にはWEST沼落ちの淵に立ってる時で、「他にテレビで見るものが無ければ見る」という感じで見てました。改めて見ると、彼らが大勢のバレーファンの皆さんを前にして、バレーボールやバルーンスティックを持って応援を先導する姿は、胸にグッと迫るものがありました。
本来の3月からのツアーで見ても、これはきっとグッときたと思います。しかし、今のシチュエーションで見るからこそ、よりこの映像の効果が高まったかもしれません。
2020年はVリーグも無観客試合をするなど、「人が沢山集まって、声援を送りながらスポーツを応援する」機会も少なくなった年。そして、ワールドカップバレーが廃止されることも発表されたため、結果的にジャニーズWESTは最後のイメージキャラクターとなりました。

このVTRに映る「バレー会場で応援するジャニーズWEST」の姿は、ジャニーズWESTが思い描く「国民の応援団」としての理想の姿なのではないかと思います。同時に、音楽で人々を応援する様子が、W troubleとして掲げる「芸術が禁止された世界に芸術を描き、人々に希望を与える」理想の姿とも重なります。
WESTの音楽が、応援する対象やそのファンの方たちの背中を押す。皆が応援する輪の中心に、彼らと彼らの音楽がある。ジャニーズWESTがたどり着いたのであろう、理想の姿。

♪Big Shot!!

映像が終わって登場した彼らは、バレーサポーターの時に着ていたいつもの真っ赤な衣装からグレードアップしてキラキラ感が増した、新しい衣装でパフォーマンスしてくれました!彼らがイメージキャラクターのお仕事を通して1つレベルアップしたような、そんな感じがしました。

彼らがこの曲を披露する時に、必ず間奏の「スーパーはまかみタイム」を入れてくれるのが、とても好きです。周りでJr.の子たちが振ってた旗は、以前のコンサートで使われたものでしょうか?

ラスト前最後という結構大事なセットリストのポジションに、彼らの勢いと理想を象徴するようなこの曲を持ってきてくれたのが、「Big Shot!!」で沼落ちした自分にとって、とても嬉しかったです!!


8.ラスト楽曲(to you~メンバー挨拶)

最後、いつもここで毎回しげの語りが入るのですが、毎回笑顔……それも、優しい穏やかさを含んだ笑顔で話してくれるのが、とても印象的でした。今回のしげは、こちらに語りかけてくれる場面で、優しくて穏やかな笑顔を浮かべてることがとても多かったなと思います。ファンになってようやく1年経とうとしてる私が言うのも変ですが、ちょっと丸くなったというか、大人の優しさが溢れてたというか……。
しげの語りの後に、彼が作詞・作曲した「to you」がフルで披露されます。

♪to you

生バンドに合わせて、毎回、一言一言噛みしめながら皆が歌ってくれたのが印象的でした。特に最終公演は、それが顕著でしたね。
2番のシンメ同士で歌い繋いでいくパートは、毎回楽しみだし、それぞれのシンメの味が出ていて良かったです。
ある時には向かい合って、ある時には「お前の恥ずかしい過去知ってるぜ」で一緒にしげを向いて歌う、息ぴったりのBAD。公演ごとに徐々に距離感が近くなって、最後には珍しく声を張り上げるように肩をがっつり組んで歌ったツイン。どの公演でも笑顔でがっつり肩を組んで歌うかみしげ。
そして、最後に歌い繋ぎを締める濵ちゃんは、6人に囲まれるように笑顔で歌ってくれて、唯一Jr.時代からのシンメがいない濵ちゃんの存在が、まるでそれぞれのシンメを繋いで「7人で1つ」にまとめてくれているような、そんな感じがしました。

この曲でも、歌詞に「描く」や「色」というワードが出てきます。W troubleとしてジャニーズWESTがこの公演で沢山のアートを描いてきましたが、最後に彼らが描いたのは、彼らのグループとしての幸福感を象徴する「虹」でした。

★メンバー挨拶

♪W troubleのインストに合わせて、毎回7人全員が挨拶してくれました。本当に7人全員、心に届くような言葉を紡いでくれました。
濵ちゃんが話していた「僕たちの歌で霧が晴れてくれたら嬉しい」というような言葉は、まさに途中のセットリストを彷彿とさせました。
しげが最終公演の挨拶で話してた内容は、「ジャニーズWESTが目指していきたい、グループとしての人格の理想」だったように思います。その後に流星くんが話した「5大ドームを目指す」という宣言は、「ジャニーズWESTが目指していきたい、グループとしての野望」。
「人々を幸せにしたい」理想と、「様々な街にいる人に自分たちの芸術を届けたい」野望を、ジャニーズWESTはW troubleの姿を借りて示してくれていたのかなと思いました。

最後に挨拶する淳太くんは、毎回締めに「僕たちと素晴らしい未来を描いていきましょう」という、まさにこの公演の隠れキーワード「描く」という言葉を使ってくれました。
そして、7人は自分のメンバーカラーのスプレーを取り出して空に描き、彼らが舞台下へと飛び降りて消えると、そこに「W trouble」のロゴが浮かび上がります。彼らはアートを完成させて、次の街へと旅立っていきました。



9.アンコール(エンドロール映像〜アンコール)

★エンドロール映像

♪Try me nowのインストに合わせたエンドロール映像で、彼らのリハーサル映像が流れます。
そのエンドロールの最後、何やら真剣に打ち合わせする彼らの音声入り映像が。最後に「よし!決まった!やろう!」としげが言って打ち合わせが終わり、これから何が始まるのか?と思ったら……。

★アンコール

♪W troubleのイントロが流れ、ぼかしが入った映像で、一見W troubleのヘルメットかに見える7つの光が見えるのですが、その光に近づいていくと、どうやらW troubleのヘルメットではなさそう……?

曲が終わって現れたのは、青のりに見せた電飾が仕込まれた大きなたこ焼きの被り物を被った、ジャニーズWESTさん……(笑)そのまま♪ええじゃないかへ!!
この被り物がかなり重いらしく、大きさもなかなかなので、ダンスの動きが鈍い。こんな鈍い♪ええじゃないか初めて見ました(笑)
間奏からの「はまかみアクロバット」パートは、もちろんアクロバットができないので、神ちゃん、濵ちゃん、流星くん、のんちゃん、しげがカメラの向こうへと走っていき、残ったBADが「これがWESTやねん」等とアドリブを交えながら歌います。
そして、まさかの舟皿の中に7人が入り、それを抱えて歩いて回転するステージへ移動。移動中にシェフ姿の関西Jr.くんたちが、青のり・かつおぶし・紅しょうがに見立てたと思われるキラキラ紙吹雪を散らしてくれてて、アンコールなのに芸が細かい(笑)
最後に、NHK風の「終 制作・著作WEST」と書かれたテロップが出て終了(笑)しかも「WEST」が爪楊枝付きのたこ焼きの形という、ここも芸の細かさがありました。

最後の最後に、「トンチキ面白いWEST」をやっぱり出しときたかったジャニーズWESTさん。 「W trouble」のコンサートグッズや事前の宣伝映像でもそうでしたが、「WEST史上最もカッコイイ公演」にも関わらず、どうしても「笑えるところがあった方がいいかな……?」と需要やパブリックイメージを気にせずにはいられないところに、まるっといとおしさを感じました。

ちなみに、アンコール後にFC限定コーナーがあり、そこでは本来やる予定だったという「ゲームコーナー」前振り用のVTRを日替わりで流してくれました。
面白かったと同時に、公演時期変更や配信に切り替わったことなどにより、色々とセットリストを練り直してくれたんだなというのも伝わりました。

★個人的雑感★

ここからは私の雑多な感想となります。
ちなみに、すっかり書き忘れていたのですが……。
私は20年ジャニーズオタクをしてますが、俳優班担であるため、コンサート現場に入ったことがあるのは2回しかなく、こんなにセットリストに深く注目しながら見たのも今回が初めてです。だから、コンサートの見方は多分かなり素人なので、だいぶ自分に都合よく解釈したり、気合い入れて見すぎて逆に考えすぎてたりしてるところもあるかもしれません。
その点をご了承の上で、これまでの文章も以下の文章も読んでいただけたらと思います。

今回の公演は、「W trouble」というジャニーズWESTの分身キャラクターを作ったことがとても大きかったなと思います。
最後のアンコールにも見られるように、「ジャニーズWEST」としては、笑わせるような要素があるのが「自分たちの個性」だと思っているであろう彼ら。その個性はWESTにとっての大事な部分だと思うので、これからも大事にしてほしいです。
けれど、だからこそ「じゃあカッコイイ自分たちを違和感なく表に出していくには、どうしたらいいか」というのが、これまでもずっと課題としてあったんじゃないかとも思います。
「W trouble」のヘルメットを被ることによって、例えば「ジャニーズWEST」としてだったらきっとできなかったであろう、「ドラム缶や鉄骨が無造作に置かれたフェンスに囲まれたストリート空間から始まるオープニング」のようなことができました。「W trouble」は、WESTがやりたかったことを実現させてくれたヒーローでもあったように思います。

実は、個人的にセットリストの予想をしていた中で、「過去のアルバム曲をやる」と聞いた時に、もしかしたら「狂愛三部作」のどれかの曲が来るんじゃないかと予想してました。この三部作はまさに「路地裏」などストリートを連想させやすい曲だからです。
でも、今回のセットリストには入りませんでした。もしかしたら、夏に予定されていたドームコンサートの方にセットリストとして組み込まれていたからかもしれません。
ただ、のんちゃんも挨拶で言ってた「大人の青春」(青春だけだったかも?)というのが、セットリスト入りしなかった要因かなと思いました。「狂愛三部作」は、例えるなら「ごくせん」とかに出てきそうな世界観で、世界線としてはとても若いです。
「大人の青春」は、松竹座公演でしげもそのようなことを言っていて、今のWESTを表すようになった、1つの大きなキーワードのように思います。W troubleも「大人の群像劇」の一面があり、大人として表社会で上手いこと暮らしながら、裏で理想のために仲間と奔走する姿を描いています。「大人の一面」と「青春を謳歌する一面」の両輪を描いているのです。
ジャニーズWESTが、「元気で面白い関西のお兄ちゃんグループ」としてだけでなく、ちゃんと「大人として、大人の立場での表現をしていきたいグループ」であることも、今回の公演では表してくれたのかな、と勝手に思っています。

今回のコンサートで、コンサート観覧初心者であるにも関わらず、演出に注目して見てしまったのは、間違いなく私が演出担当の流星くんを推しているからだと思います。
記憶が曖昧なので違ったら申し訳ないのですが、以前流星くんが「良いと思う演出があっても、公演に合わなかったら入れない」というような発言をしていたように記憶しています。ということは、裏を返せば「演出に取り入れた要素には必ず流星くんなりの意味がある」はず。だからこそ、演出1つ1つにどんな思いを込めてくれたのか、ちゃんと1つでも多く受けとりたいとそう思っていました。
「勝手な解釈」なので、全然WESTとしての意図を汲めてないところもあるでしょうし、まだ気づけていないセットリストのポイントもあるかもしれません。これから明かされていく裏話もあると思うので、それらからまた新たな発見が出てきそうな気がもしています。

日替わり曲があったとはいえ、大筋は5日間とも変わらないセットリストだったけど、ジャニーズWESTは本当に「ライブアイドル」だと改めて思いました。5公演とも、その時その時でのテンション、雰囲気が違っていて、印象が違って、「ジャニーズWESTの音楽パフォーマンスは生モノ」だと感じました。もちろん、どの公演でも変わらない安定のクオリティーで届けることも大事です。しかし、WESTの場合は彼らの音楽が「その時の気持ちを込めながら届けることでより響くもの」が多いので、これはアリじゃないかなと思っています。
特に、最終公演は、途中でお誕生日を祝われた濵ちゃんが泣く場面があり、あれが特に「to you」のパフォーマンスに影響を与えたところがあったんじゃないかなと思います。あの濵ちゃんの涙は、WESTをより強くした涙だったんじゃないかな……。突然の意外な展開に私自身も動揺しながら見てしまったので、もし円盤化されてこの場面が入ったら、また落ち着いて見たいなと思ってる、今公演一番のハイライトシーンです。

もう書きたいこと書き尽くしたかな……。(前後編に分けてこれだけ書きまくっておきながら何を言ってる……?「書きたいことを削る」ことができないのが私の今一番の課題です……。)

これまでのコンサートと違うコンセプトで、ジャニーズWESTのカッコよさと楽しさ、大人の青春を描きながら見せてくれた今公演。本当に楽しい3日間を過ごさせてもらいました。そして、ジャニーズWESTが生み出す音楽の世界をますます楽しみたいと思わせてくれました。

コンサートの出演者・関係者の皆様、本当にお疲れ様でした!ぜひ円盤化していただき、また彼らの描いた世界に浸れる日を楽しみにしています!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?