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メイド! ニーソ! パット長!

土曜に授業した子は絵の模写が好きらしく、色々話を聞いていたんだけど、「クラスに、東方が好きで東方の絵を描いてる子もいる」と言われてすべての思考が止まった。

えっ東方ってあの東方? あの霊夢とか魔理沙とか咲夜とかの? 鬼畜姉妹と受難メイドとか、パーフェクト算数教室とか、もし変われるのなら黒になる、あの東方?

さすがに無いだろうと詳しく訊いたところ、なんとなんとその東方で間違い無いらしい。嘘だろ。東方の全盛期って、何なら私よりもちょっと上の世代よ??

今の中学生で東方好きって、そいつはまだYouTubeじゃなくニコニコ動画とかおもしろフラッシュ倉庫とか見てるんじゃないのか? 大丈夫か? 生まれてくる時代15年くらい間違えてないか?



さて、そんな彼はまぁ勉強に対してやる気が無く、なんで勉強するのかわからない、とぼそぼそ言っていた。

ババアからすれば、あらあらまぁまぁ思春期ね~とニコニコしてしまうような言葉だが、いつだって彼ら彼女らは本気である。

私だって高校生の頃、何のために学校に行って何のために勉強し、何のために大学受験するのか、何一つわからなかった。正直部活の剣道をするためだけに学校に行っていた。


なぜ勉強するのか、というその理由は、一口には言えないものである。だって、勉強する理由なんて人によって変わるのだ。

勉強する理由を考える際、まず人間は、将来の夢を持つ人間と、持たない人間とに分類される。

将来の夢を持つ人間が勉強する理由は、いたってシンプルである。その夢を叶えるためだ。何なら、夢を叶えるために勉強が必要無いのなら、全然勉強しなくたって構わないと思う。

ただ、夢を叶えるために本当にやらなければいけないことは何なのか? 何歳までに何をすればいいのか? どういう学校に行ったらいいのか? 本当に勉強は必要無いのか? などなど、周りの大人と相談して本気で考える必要はある。そこまで本気でできる人間をこそ、「将来の夢を持つ人間」と呼べる。


さて、続いて将来の夢を持たない人間。こちらが勉強する理由は、本当にぼんやりしている。

だって将来やりたいことも無いし、目標も無いし。到達地点も見えないのにただがむしゃらに勉強することが、どうしても苦痛になる人間はいる。逆に、勉強そのものを楽しんで続けられる人間もいるにはいるが。

さて、将来やりたいこともなりたいものも無い、夢なんて無ぇわ、という人間。はっきり言うけど、

そういうやつこそ、マジでトップを取る勢いで勉強した方がいい。



たとえ今夢が無かったとして、十年後五年後、何なら明日にだって、夢ができないとも限らない。

そうして夢ができたとき、大体の資格や試験は、まぁ必死に勉強したら何とかなるだろう。

ただし、大卒資格、これはマジで別物だ。

資格だけあれば大丈夫、なところもあるにはあるが、例えば国立大学や有名私立大を出ているような人間しか就けないような職業だって、この世の中には案外転がっている。


どうする? 高卒で24歳とかになってさ、そういう職業にどうしても就きたい!! っていう夢を、強く強く抱いてしまったらさ。

困るじゃんね。

そこから大学入試の勉強する? 学費も稼いで、四年間、仕事しながら大学に通う? 圧倒的に年下ばっかりの環境で? ちょっとキツくない?

まぁ正直、本気でやろうと思えばいくらでもできるとは思う。ただもし、家に余裕があって、親も大学進学を許してくれるような環境にあって、そうして夢が無いのなら、大学は絶対に、卒業しておいて損は無い。


親が大学に行かせようとするのに反発して、高卒でフリーターのまま30歳を越えた人が前の職場にいたけれど、「あんたは大学で四年間遊んでたのかもしれないけど、自分は自力で働いていた」と言われたことがある。

知らんわ。笑っちゃうわね。

やりたいことが無くたって、勉強嫌いだったって、行かせてもらえる環境が揃ってたんだったら大学行きゃ良かったんだ。適当に単位取りながらバイトして遊んで、それだけで、高卒よりも高い給料がもらえる会社にポンと入れる。

大卒資格ってそういうもんだ。


例えば塾に通わせてくれるような親ならば、今の時代、まず大学に進学させることまで考えてくれているだろう。環境は揃っている。

やりたいことが無いのなら、大学に行け。それでもやりたいことが見つからず、就職浪人したりフリーターしたりしても、大卒資格があれば私みたいに塾講師くらいはできるのだ。


みたいなことを考えたのでした。これどこ向け? まぁいいや。



バイトを塾に一本化しようかなぁ、と考えて動こうとしているが、そういう話をするのって本当にしんどい。

そもそも人間と話すのも苦痛なのに、そういうなんか、揉めそうな内容のことなんて輪をかけて話したくない。本当嫌だな。

でもやるしかない。生徒たちと推しに囲まれて無気力事務ライフを送るためには、やるしかないのだ。

面倒くせ~~~~!!!!


長々と書き過ぎた。寝ます。おやすみなさい。


今回は金銭的・環境的・その他諸々大学に通える環境にある子供たちについて私の考えを述べたので、それ以外の人々については言及せず割愛しています。

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