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SPELL CYCLICA CUP 終盤環境整理〈全文無料〉

割引あり

どうもこんにちはなぎです。今回は自身の環境に対する解像度を上げるため、また自分の考えを言葉として表す練習のため今期ランクマ(SPELL CYCLICA CUP)の大まかな環境について話していければと思います。つたない文章ではありますがどうか目を通してくれるとうれしいです。
あ、もちろん全文無料ですよ^^
(以下、常体)


今回のランクマ期限は12/10まで‼

まずそもそもどうして記事を執筆しようとしたかというと、今期のランクマが12/10までであり、普段の期間よりも5日短いからである。筆者も完全に15日までと思っており、環境の移り変わりが激しい今日の環境について整理しなければと考えた。

また、このタイミングで報酬プロモである〈地獄門 デス・ゲート〉(以下 デス・ゲート)のカードデザインが変更となった。
以下、公式X(twitter)より引用

人によって好みが分かれる変更となったが、個人的には変更前の方が好みである。しかし、変更後も懐かしさを思い出させてくれる言いデザインだと思う。
デス・ゲートは環境的にも使用頻度が高く、イラストもかっこいいので是非4枚集めたいところである。

少々脱線したが、ここからはランクマッチでよく見るデッキ、いわゆる環境デッキのサンプルリストと大まかな動きについて解説していきたいと思う。なお、ここからは少々主観的な意見が入るが、あくまで一個人の考えだと思って読んでいただけると非常に助かる。

主な環境デッキ

自分が思いついた順に解説していく

1.モルト王

今流行りなのはリース(火自然光)型
爆アド上振れヤッホー

筆者がTire1筆頭候補と考えるデッキである。新弾実装直後はドラゴンを軸に据えた〈火自然モルト王〉が主流だったが、〈闇単ワルボロフ〉を見たときにサブプランである〈龍仙ロマネスク〉やその他光文明の優秀な受けトリガーを採用し、〈爆剣・チャージャー〉などによる安定性を重視した〈リースモルト王〉が現環境の主流である。
また、同型や〈「修羅」の頂 VANベートーベン〉の詰み要素を解決する〈無法のレイジクリスタル〉、他のカラーリングに比べてリソースで対抗できる水文明を搭載した〈シータモルト王〉なども見受けられる。

このデッキの強みは、なんと言ってもデッキパワーの高さである。マナを伸ばしてさえしてしまえばいくらでもトップで勝負できるのがこのデッキの本当に強いところであり、マナ武装5さえ達成してしまえば良いので、比較的拡張性が高く、すべての型に対応するのが難しいところもtire1たる所以だろう。

弱みを挙げるとするならば、〈爆霊魔 タイガニトロ〉などによる大量ハンデス(手札破壊)だ。しかし先述したとおり〈龍仙ロマネスク〉による別ルートが存在し、トップ勝負に持ち込まれる場合がほとんどなので、弱みとは言ってもあくまで時間稼ぎ程度に考えるのが妥当だろう。
また、ドラゴンデッキなので先述した〈「修羅」の頂 VANベートーベン〉で比較的容易に詰みやすい。間に合えばの話だが。

2.リースドラゴン

やっぱ似てるよなあ

個人的要注意環境デッキ
カラーリングは〈モルト王〉の主流と同じリースカラー。また、一見採用カードが〈モルト王〉の基盤と同じことから似たデッキだと思う人も少なくない。しかし、実際は全く以て別のデッキタイプであり、明確な詰みがあることを知ってもらいたい。
基本的な動きは先述した〈龍仙ロマネスク〉のマナ加速を主軸に据えたデッキであり、それを高確率で通すために2→4→6の動きのなかでストレス無く
採用できる〈ライフプラン・チャージャー〉が標準搭載されている。

〈モルト王〉と違う点は、〈龍仙ロマネスク〉からつながるドラゴンがほぼ1枚でゲームを終わらせられる性能をしていることである。また、〈真実の王 ヴィオラソナタ〉と〈獅子頂龍 ライオネル〉による受けループで生半可な攻撃を通さないこと、デッキに応じて〈偽りの王 ナンバーナイン〉〈「修羅」の頂 VANベートーベン〉〈龍世界 ドラゴ大王〉のいずれかによる詰み性能があることである。

逆に弱みもはっきりしていて、〈龍仙ロマネスク〉の依存度が〈モルト王〉より高いためハンデスが有効であること、ドラゴンデッキであるため〈「修羅」の頂 VANベートーベン〉で容易に詰むなど、相手の細いリソースを確実に潰していければなんとかなることが多い。

3.闇単ワルボロフ

ゲンセトライセほんと強くなったよね

今弾で強化され、圧倒的な盤面、手札処理能力を経てtire1に降臨したデッキ。通称〈闇単ワルボロフ〉
なんと言っても強力なのは3→5の動きであり、各種チャージャーから〈爆霊魔 タイガニトロ〉や手札からファンキーナイトメアを捨てることで5コストで君臨する〈龍覇 ワルボロフ〉の動きがメインプランである。
〈爆霊魔 タイガニトロ〉もファンキーナイトメアなので、〈龍覇 ワルボロフ〉の効果で捨てることができ、〈滅殺刃 ゴートゥーヘル〉で蘇生することで相手のリソースを削ぎながら盤面展開することが可能である。

このデッキの強みは、先行時の圧倒的優位性である。先行4ターン目に〈爆霊魔 タイガニトロ〉が着地する通称先4ニトロをまともに受けると機能しなくなるデッキが多く、それが決まるだけでほぼ勝ちまで導ける場面が多いと使ってて感じた。また、このデッキはほぼ墓地=手札であり、紙に比べて信じられない位アッパーされた〈葬英雄 ゲンセトライセ〉や〈魔壊王 デスシラズ〉による強力な墓地蘇生や〈シバカゲ斎〉の墓地肥やしなど、環境によってパーツを差し替えることができる。さらに、このデッキタイプはさらなる進化を遂げる可能性が高いので、興味がある方は今のうちに組んでみると良いだろう。

逆に、動き出しが3マナなのがこのデッキの弱いところでもある。後攻だと特に速攻系のデッキには追いつけないことが多く、どうしてもトリガー頼りになってしまうことが多い。
また、主な除去手段が破壊なので、〈無敵王剣 ギガハート〉によって攻撃中破壊されない〈二刀龍覇 グレンモルト「王」〉や、主に〈最終龍理 QED+〉の持つ龍回避にはめっぽう弱く、後述する〈トリーヴァQED+〉には相性上不利になる。
それから、デッキパワーが決して高いとは言えないので、ジリ貧になったときにトップ勝負で負けやすいのも弱点である。

4.QED+

青緑チュレンテンホウは省略

圧倒的受けコントロール。豊富なトリガーカードや〈音感の精霊龍 エメラルーダ〉による強力な受け性能を搭載し、〈龍波動空母 エビデゴラス〉での強力なリソース性能でコントロールしていくデッキ。また状況によって〈龍素力学の特異点〉による〈最終龍理 QED+〉の早期龍解を狙いビートを仕掛けるプランをとることもでき、幅広い戦略が可能なデッキである。

環境に存在するデッキを一通り見ることができ、先述した〈闇単ワルボロフ〉には〈最終龍理 QED+〉の早期龍解、〈モルト王〉や〈リースドラゴン〉には〈「修羅」の頂 VANベートーベン〉での詰みを狙えることもあり、環境に対する理解度がそのまま実力に反映するデッキでもある。

しかし、どうしても受けよりなデッキのため能動的に動くことが難しく、逆に〈リースドラゴン〉の〈偽りの王 ナンバーナイン〉の起点にされてしまうことがある。また、〈龍波動空母 エビデゴラス〉の能力が強制なので、山札切れ(以下LO)を起こしてしまう恐れもある。(一応、〈サイバー・N・ワールド〉によるLO回避手段は存在するが)
加えて、トリガーせずに貫通することもよくあるため、速攻系のデッキには不利を取ることが多いと使ってて感じた。

5.水単リキッドピープル

一生強化されてる

19弾から常に環境に存在している、圧倒的なリソース力と攻撃性能、盤面展開を兼ね備えた環境古参の最強デッキの一角。
〈一撃奪取 マイパッド〉から〈アクアエリート〉〈超閃機 ジャバジャック〉の動きに加えて、〈天災超邪 クロスファイア2nd〉の過剰打点を受けきることのできるデッキはそうそう無い。
また、ハンデス対策である〈アクア闘士 サンダーボルト〉は、盤面展開しながらリソースも確保できる強力な存在であるが、〈闇単ワルボロフ〉以外だと基本ノイズにしかならなく、環境に応じて入れ替える枠である。

一時期光文明を搭載した〈水光リキッドピープル〉が水単より流行ったが、あちらは〈アクアティーチャー〉にリソースを一任しているため、都合良くリソースを伸ばせないこと、色的な兼ね合いで本筋であるエリートジャバジャックの動きを通しづらいことから、今は水単が主流であると考える。

生半可な対策は容易に突破されやすいが、基本的に手札2枚からのコンボなので、先4ニトロが刺さる。また、〈魔狼月下城の咆哮〉や〈爆龍剣術 紅蓮の太刀〉などの多面除去を使用してくる相手には苦戦を強いられるだろう。

〈ヘブンズゲート〉(以下天門)なども対策の一つである。今回のスタン落ちにより〈クリスタルスーパーパラディン〉を失い、ブロッカーに対する他面除去手段がなくなってしまった。しかし、天門系はどうしても〈闇単ワルボロフ〉が重すぎるため、逆に水単を使用するというのも一つの手だろう。

6.UKパンク

こいつは無難に強い

過去の環境デッキが姿を変えた戻ってきた。このデッキは正直環境デッキの中でも群を抜いて安定性と爆発力があると感じている。
能動的にも受動的にも動くことができ、〈トンギヌスの槍〉によるSトリガーをケアしたビートダウン、〈超合金 ロビー〉での安定したリソース能力、各種受けトリガーとそれを有効活用できる〈音感の精霊龍 エメラルーダ〉、一枚でフィニッシュ級の性能を持つ〈武闘将軍 カツキング〉など本当に抜け目のない洗練されたデッキである。
またそのため使用者も玄人が多いイメージがあり(完全な偏見である)、エグザイル・クリーチャーという性質上、適切に手札管理をしないと逆に不利な状況に陥ってしまうことからも、相当な練度が求められるデッキである。

光文明を搭載したことで採用できるエグザイル・クリーチャーが増え、デッキの拡張性も増した。〈宇宙美刃 ミケランジェロ〉はさらなる受け性能の
強化として採用が検討されるカードである。

ただ、ドロンゴーという性質上ハンデスに弱く、対策カードを入れようにも上手くコンセプトとかみ合わないことから、〈闇単ワルボロフ〉には若干の不利を取ることがある。しかし完全に不利と言うことはなく、〈超合金 ロビー〉などで早期ビートを仕掛け、対面の圧をかけて突破できることもある。また、〈トンギヌスの槍〉で盤面を適切に処理することで有利不利を覆せることもある。なんにせよ対面のデッキがどういう動きをするのか、どのよううなカードが採用されているのかをある程度推測し動くことが必要となるため、練習しまくることが勝利につながると感じた。

7.火単ヒューマノイド


新規アイラがやばいぐらい強い

今弾で追加されたデッキタイプ。マナ武装で戦っていくが、基本火文明の一色なので強さを最大限に発揮できる。そのため今までの火単とは比べものにならないくらいの継戦能力を獲得した。〈爆山伏 リンクウッド〉や〈爆熱血 ロイヤルアイラ〉などでリソースを確保し戦っていく。〈爆神装甲 ヴァルブレア〉のスペックが異常で、一気にフィニッシュまで持って行けるようになった。また、新規カード〈爆炎覇 ヒビキ〉の獲得により、〈龍覇 グレンモルト〉の早期着地が可能になり、〈熱血星龍 ガイギンガ〉を序盤から押しつけるとても強力な動きをすることが非常に強力である。また、ハンデスにより妨害も〈龍覇 グレンリベット〉で対策でき、きれいにカウンターを決めることができる、非常に完成度と質の高いビートデッキとなった。

ネックなのはどこまで行ってもビートデッキということ。そのため天門などの受けに弱いが、能動的に動いてこない受けデッキは逆に貫通して勝てることもある。たとえば天門では、盾に埋まっている約43%を引かなければ貫通してかてることが多い。
また、〈闇単ワルボロフ〉に先行を取られると苦戦を強いられることが多く、〈魔狼月下城の咆哮〉での多面除去がとても重いとい弱点がある。

また、〈UKパンク〉の〈秘拳カツドン破〉をもろに食らうとゲームエンド級なので、〈音感の精霊龍 エメラルーダ〉で埋められる前に踏まないことを願って殴るしかないという露骨な弱点がある。

8.天使天門

使ったことないからわからん

こちらは新弾で追加された〈蒼華の精霊龍 ラローぜブルエ〉や前弾の強力な受けカード〈護英雄 シールドレイユ〉などのエンジェルコマンドドラゴンを主軸とした天門デッキである。〈エナジーライト〉や〈コアクアンのおつかい〉などで大量ドローをし、〈スペルブックチャージャー〉から天門に繋いでいくのが理想である。ハンデス対策は〈提督の精霊龍 ボンソワール〉で行え、追加のドラゴンを回収出来るリソース札として運用できる。

1度大量展開してしまうと盤面を返すのは容易ではなく、〈精霊王アルファリオン〉による安定したフィニッシュを行うことが出来る。また〈高貴の精霊龍 プレミアムマドンナ〉が場持ちの良いブロッカーとして強力であり、複数体並べられると突破する手段がかなり限られてくる。

しかし〈最終龍理 QED+〉が自軍の水クリーチャーにブロックされない効果を付与するため、盤面展開しすぎると逆に圧迫されるだけの置物と化す恐れもある。また、いくら〈提督の精霊龍 ボンソワール〉がいるとはいえ、〈爆霊魔 タイガニトロ〉の大量ハンデスはとても重く、最悪の場合再起不能の状態まで持っていかれることもある。環境に純粋なビートが増えてきた時にひとつの手段として考えるのがいいだろう。

9.悪魔天門

この灰色の脳細胞が(超次元後1枠適当に埋めてください)

先ほどの天使天門とは反対に、〈偽りの羅刹 アガサエルキュール〉や〈凍結の魔天 ダイイングメッセージ〉などの光デーモンコマンドを主軸に置いた天門デッキ。天使天門ほどの爆発力と展開力は無いが、こちらは相手の動きに反応して的確な動きを選択する。
新弾で強力な墓地回収兼盤面除去ができる〈暴君の悪魔龍 デストロキール〉を獲得した。こちらは〈ボルメテウスブラックドラゴン〉のような盾焼却能力は無いが、一度破壊されたクリーチャーの使い回しができる点、アタック時にも効果が発動する点、単色な点が差別化できる。

強力なクリーチャーを使用できる反面、相手の踏み倒しメタに弱いところが挙げられる。しかし、環境デッキに現在メタを搭載しているデッキが少なく、純粋にパワーを通しやすいことも追い風になっている。
(以下、敬体)

終わりに

今回は残り少ない SPELL CYCLICA CUP の環境環境デッキについて解説し、自分自身の環境デッキに対する理解を深めてみました。皆さんの環境デッキを選択する機会やちょっとでも理解が深まったら幸いです!

良かったらX(twitter なぎ @hbkm___987)のフォローもよろしくお願いします!

それでは、これを見てくれた人とランクマッチで対戦することを願います!
ご閲覧ありがとうございました!!

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