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トランポリンに乗らなかった理由

保育園の帰りに先生から、

トランポリンをしたんですが、えりちゃん今日は気分が違ってのか、遠くから見てました〜

といわれ、
あぁ、たぶん先日肘を怪我したので、本人が警戒して遊ばなかったのかもしれませんねー

と答えた。

結構慎重なうちの娘は、2度目の肘内障の時も2週間くらい、治った手を庇って動いてた。

帰り道、本人に尋ねてみた。

いま私のテーマは、拡大質問をすること。パワフルイエスノーで答えない、オープンクエッションとか、パワフルクエッションとか言われるもの。それをうまく使えるようになるという練習中の私は、いつもなら、

「今日トランポリンしなかったらしいけど、肘が気になったから?」

と聞いていたと思う。これだと Yes or Noで答えてしまう。しかも、3歳児。特に考えなければ、そうだよ!と言ってしまいそうだ。そして私はそうかそうか、やっぱり肘が気になってるのねーと納得していたと思う。

オープンクエッション(拡大質問)

「今日みんながトランポリンしてたときにしなかったんだってね。何かあったの?」

と聞いてみた。すると意外な答えが返ってきた。

だってね、みんながね とんでてねかわいかったから 
えりちゃんみんなをみてたの

へぇーーーーーーーーー!思ってもいない理由!みんなが可愛かったから、跳んでたのをみてたのか!!へーーーーー!そうなの!ママそれは予想してなかった〜というと、嬉しそうに走って行った。

本当の本当のところはわからない。もしかしたら肘が気になってのらなかったかもしれないし、なんとなくその前に面白くないことがあって、飛び跳ねる気分じゃなかったのかもしれない。

でも、本人的には、みんなが可愛かったのを見ていたからトランポリンにのらなかったらしい。

危なく親の勝手で、理由を決めつけていたかもしれない。Yes or Noで答えられない質問をすると、思ってもいない答えを知ることができるし、こちらの勝手な決めつけをしないことができる。
この質問の方法はなかなか有効そうだ。

どうして?なぜから始まる質問は要注意

さらに気をつけたい質問の仕方。

「どうして」「なぜ?」から始まる質問

これはついついやりがちだけど、

「どうしてトランポリンのらなかったの?」とか
「みんなが跳んでたのになんでえりちゃんはのらなかったの?」

こう尋ねると、さもトランポリンにのらなかったことが悪いことで、なんならちょっと責めてる感じに聞こえてしまう。怒ってるの?と思われてしまいそうだ。

この質問の仕方は、弁解させたり、自分の気持ちや意見や決断を、相手に説明したり正当化しないといけない気がしてしまう。

質問の仕方一つで、相手に与える影響は大きい。Yes or Noで答えられない質問をしてみて彼女らしい答えを知ることができた。

是非、誰かに問いかける時は、

本当は何がしたいの?
他にはどういうことがあるの?
次は何をしたいの?
など、自由に答えられるような質問をしてみることをおすすめする。なにか思ってもいない答えを知れるかもしれない。


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