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公立でも幼児教室(お受験塾)に通うメリット②

現在、我が家では長男は公立小学校に入学したばかりですが、次男は小学校受験専門の幼児教室へ通っています。

この記事は、こんな方の参考になればと思います。

①小学校受験を予定していて幼児教室に通うメリットが知りたい
②小学校受験を家庭学習のみで頑張れるか迷っている
③小学校受験はしないけど、幼児教育が気になる
④小学校入学までに何か学習習慣を付けたい
⑤小学校入学が漠然と不安(←私(笑))

前回は、そもそも幼児教室で何をしているのか?について書きました↓

今日は具体的にメリットと感じた事について。

1.勉強習慣が身につく

年中の時から週に20枚程度、年長になると週に50枚程度のペーパーに取り組みます。
授業中できなかったところは「宿題」と言いつつ強制提出ではありませんが、毎週「宿題提出ボックス」が用意されていて提出すればシールがもらえたりするので子供も頑張ります。

長男も年中の頃は「毎日」ではなく「気がむいたときにまとめて」というタイプでしたが、年長になってからほぼ毎日何かしらの勉強をしています。

今月から幼児教室へ通いはじめた次男も「15分で終わりにしよう」と言っても何だかんだで毎日30分近くペーパーをやっています。

長男の小学校は来週から宿題が出ますが、プリント1枚だけなので抵抗なくスタートできそうです。

2.モチベーションが上がる

うちの子が通っている幼児教室では、宿題意外にも自宅で作った制作物(折り紙、粘土、工作)や絵画等を持参し先生に見てもらえます。
どんな作品でも、「すごいね!また見せてね!」と言ってシールと共に褒めてくれるので、「また来週も何か持っていきたい!」というテンションになります。

制作物は親の負担が重いので気軽にはできませんが、子供が意欲的になると親も頑張れます。

制作物はこんな物とかです↓

3.先取学習ではなく、抽象度の高い考え方が身につく

小学校受験の問題は、いわゆる「小学校の先取学習」ではありません。

足し算の問題


「たかし君はチューリップを3本育てています。そこへお父さんがチューリップを2本くれました。たかし君のチューリップは全部で何本になったでしょう?その数だけ、下の四角に〇を書きましょう」

引き算の問題

「駐車場に8台車が停まっています。そのうち3台の車が出ていきました。駐車場に停まっている車は何だいになったでしょう?その数だけ、下の四角に〇を書きましょう」

掛け算の問題

「自転車が3台停まっています。タイヤの数は全部でいくつでしょう?その数だけ、下の四角に〇を書きましょう」

割り算の問題

「飴が15個あります。ゆみちゃんと、まもる君と、さちこちゃんが同じ数づつ飴を分けた時、一人何個づつになりますか?その数だけ下の四角に〇を書きましょう」

等、数式ではなく全てが文章題であり、平仮名や数字で回答することはほぼありません。

年長になるとシーソー(重さ比べ)の問題に「小数点の世界」を絵で表すような問題が出てきて難易度がとても高くなります。

ただ、幼児期のうちから数を生活にリンクした身近なものとして捉える事ができてとても良いと思いました。

他には、

・太陽の位置と影の関係
・四方からの観察(見え方)
・二つ折り、四つ折り(折り紙)
・さいころの展開図
・虫、鳥、動物、魚の区別
・季節の花
・季節の行事
・お話の内容理解

等、色々な教科に繋がる勉強があります。
親も知らないような知識問題が登場する事があり、親子で一緒に学べてとても良かったです。

4.人として大事な事が身につく

・人の目を挨拶をする
・話を聞くときの姿勢と目線
・きちんと会話をする
・何かしてもらったら「ありがとう」を言う等。

特に以前は食卓で「お醤油~!」と子供に言われたら、無言で渡してしまっていましたが、意識をするようになってからは

子「お醤油」

母「お醤油が何?」

子「お醤油とってください」

母「はいどうぞ」

子「ありがとう」

母「どういたしまして」

と、やり取りをするようになりました。

これは子供だけではなく、親もちょっとした事でも何かをしてもらったら「ありがとう」と言えるようになり、会話が豊かになったと思います。


今日挙げてみたすべての事が、本来は家で教える事かもしれません。

それでも、日々無事に一日を終える事で精いっぱいな中で幼児教室での課題やマザーリングを受けて、親が勉強になった部分が沢山ありました。

相応のコスト(月数万円)はかかりましたが、小学校での学びの基礎と親の心構えができたので通って良かったです。

現在、長男が公立小学校にとても楽しく通えているので

次男は非受験で終わる可能性も高いですが、恐らく最後まで通うと思います。

何かの参考になれば幸いです。



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