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日本株見通し 2023/12/18~

※ Youtubeの原稿となりますので、ブログ用の編集は特段しておりません。ご参考まで。

前回配信および今週のReview

日経平均:
<前回のおさらい>
- 11月下旬に34,000円到達せずに跳ね返され、下落トレンド。
- 順調な下落も、気になるとしたら50/100日移動平均線のレベルでサポートがあるか。
- 日経先物を見ると少し上げてきているが、トレンドの変換と見るのは危険であろう。上がったら売るチャンスを伺うことは検討したい。
- また、今しっかり売りポジションを取れている人は、引き続き大事にしつつ、50/100日移動平均線あたりか32,000円あたりで多少の利益確定をしても良いかもしれないが、基本的にはもっと下抜けして、31,000円割れとかなら普通にありそう。30,000円はどうかなという気がするが。いずれにしても、まだまだ下落余地があるとの認識を持ち、短期的な小さな反発を期待して買いに向かわないことが大事に思います。
<今週の動き>
- 週間では662.69(2.05%)の上昇
- MACDは緩やかな下落を示すも、株価としては50/100日移動平均線にもサポートされるような動きで33,000円前後で比較的安定的な動き。イベントもFOMCなどあったため様子見もあったか。
- 環境としては、NY市場は上昇の一方、やはり日本株としては円高の動きも見られ、NY市場ほどの強さは無かった。
- チャート的には引き続き下落トレンドと言えるだろうが、方向感難しくなってきた印象。

グロース250(旧マザーズ指数)
<前回>
- 先週に引き続き、全く買い急ぐ必要ない。まずは直近ボトムの670ポイントを守れるか。これを割るようなら短期の買いポジションは損切り、一旦状況を整理し直す必要あり。もちろんすぐに売りに入るのも一つの案だが、すでにそれなりに動いている事実も冷静に認識し、一旦静観でも良いのでは。自分のタイミングと合わない時に、動いたものについて行くことを繰り返すと、値動きに振り回されて損切りを繰り返すことも経験則的なところで無くはないので、合わないなと思った時は無理をしないことも大事かと。
<今週の動き>
- 週間では+2.70(+0.40%)
- 11/14の安値を更新してしまわないかが注目であったが、残念ながら更新。描いていたシナリオが崩れる。
- 短期戦略であれば、一回ポジションカットして良い状況。
- MACDは引き続き下落トレンドを示す。50日移動平均線あたりが抵抗レベルになっている。買いに行くのは難しそう。。

来週へのポイント

1) 大きなスケジュール、イベント:
18,19日:日銀による金融政策決定会合
米CPI(12日)、FOMC(12, 13日)
2) 米長期金利:
- 4%割れ!4%台で下げ止まってもおかしくないかなとおもっていたが、FRB議長による2024年の利下げ見通しも示され、続落。
- 銀行株など金利が下がって悪い影響の出るセクターもあるが、基本的には株式市場に良い影響+債券価格の上昇(長期でポジション持ってることかと!)。
- 一方ドル円については円高に振れる要因になってくるので、日本株という意味では必ずしも良くは無い。。
3) ドル円
- 先週12/7に一時141.6円台を付け、下髭を付けて反発したが、今週一時146円台まで下落するも、今度は141円割れで140.9円台。先ほどみた米長期金利の低下の影響も。
- ボラティリティが大きいのでエントリーと利益確定のタイミングの難しさはあるが、チャートのトレンドは非常に分かりやすく、教科書的でもある。基本的にはトレンドの方向でのエントリーを心掛け、無茶なリスクを取るようなことは避けて頂きたい。
4) NY市場
- 高値を更新していくような動きで、引き続き好調であろうとの読みであったが、その通りに。いずれの指数も2%台後半あたりの上昇率。
- 目安となる高値が無くなった状況では、予想外の伸びを示すことがあり、安易な売り目線は危険と言った。
- 日経平均との相関係数が急速に下がっており、NY市場の好調さに惑わされてはダメと言う話をした。今週一気に下がってきて、マイナス0.7あたりと大きな逆相関。

来週のスタンス

【日経平均】
- チャート的には下落トレンド継続中と言えるだろうが、非常に難しい。サポートされているとも言えそうなニュートラルな位置で、上に行くにも下に行くにも予想することがギャンブル。
- 月・火で日銀の金融政策決定会合があるので、それを通過するまでは様子見とするのが賢明。通過後に大きく動けば、そちらについて行くのが良い。
- 上に行く場合、年末閑散としてくる中、しれっと34,000円に到達することもあり得るかもしれない。下落トレンドではあるが、疑いを持ち、トレンド的に違いそうと思えばしっかりポジションカットすることが大事。
- 閑散としてくる相場で、皆さん自身もそれに合わせていくべき。具体的には、大きなポジションを取るようなタイミングでは無くなってくるということ。トレンドもそうだが、周りに合わせる、という意識が大事。
【グロース250】
- 買い急ぐ必要無し、と言って良かったなあという結果ではあったが、来週に関しても控えめに、少なくとも週の前半は様子見で良いくらいかと。
- ただ、売るかと言うと下値も限定的に思われ、直近高値から8%ほど下落してきたことを考えると、タイミング的にも良くは無い。
- ベストはこのまま続落が続き、620ポイントあたりを下回らないことを確認して買いエントリーだが、前のめりになり過ぎても良くないので、様子見がベスト。日銀の金融政策決定会合を通過後明確な方向性が出れば乗っかれば良いかもだけども。

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