【作品紹介】「アリーナ・シアターの猫(創作BL)」を書きました
年齢制限のあるボーイズラブ小説です。
表紙イラスト:ねね様
↓上が12万字サンプル、下が販売ページになります。全21万字。
▼ 登場人物紹介
◆ 桂木旭(かつらぎあさひ) :攻リバ(というけどほぼ完リバ)
主人公。金髪のほう。大学三回生、八方美人。他人からは「人懐こい」「明るい」と評されている。お喋りが好きで孤独が嫌い。
恋愛・友人ともに人間関係を良好なものにしようと立ち回ってきたつもりが、恋人を近しい友人に奪われる経験を三度重ねる。やさぐれて通っていたパチンコ屋で出逢った男から「島に置いてきた息子を見てきてほしい」と依頼を受け、夏休みの間、ひとり離島へ向かうことに。
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元来から明るい性格であるものの、自身を「愛されない人間」だと考えており、自分を大事に想ってくれる晴周に対し執着する様を見せる。思い通りにならないと苛々したり癇癪を起こしたりするようなところもあるが、それを徐々に生じた綻びだと感じている。
晴周から見れば何考えてるか判らなくて不気味らしい。
◆ 鵜飼晴周(うがいはるちか) :受リバ(というけどほぼ完リバ)
工業所に勤める眉目秀麗な20歳、人見知り。黒髪のほう。離島の、山道にある元民宿の家にひとりで暮らしている。他者からは「ハル」と呼ばれることが多い。
排他的な態度を取るものの、非常にお人好しで、前連絡なくやってきた旭を渋々ながら自宅に泊めることを了承した。本人曰く「関わらないでほしい」らしい。周りに若者がおらず、旭の金髪やピアスを珍しくてカッコイイと思っている。謙虚かつ素直。旭曰く「湿っぽい」。
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男体に女性器を持つ両性具有者。その生い立ちや家庭環境から、島の大人には「可哀想」というレッテルを貼られて愛され、同年代の人間からは対照的に性的ないじめを受けていた。
自分に優しい者に執着する性質から、野蛮な人間でも惹かれることがあり、凄惨な経緯で処女を失う。自身を受け入れてくれる旭に対して、精神的にも身体的にも依存していく。
◆ 瑞葉(みずは)
晴周の同級生、女性。数少ない友人。晴周は以前想いを寄せていたものの、実ることなく現在に至る。小綺麗でカラッとした性格。島の外に出て住んでいるが、祭りに合わせて帰島している。
▼ 解説
ふたりの出逢いから、その後人生をともにするまでを徒然と書いたお話。一応攻受書いてますが、ほぼ完リバです。
過去に「蟲笛」というタイトルで書いていた小説を、大幅リライト(というより、大筋だけ残してほとんど書き直)したものです。
前作同様、特に破局もしないまま終わる胃に優しい構成です。
21万字 レイアウト文庫サイズ。
途方もなく長いですが、内容はいたってシンプル…。
以下あらすじです。
ある極暑の日、離島にやってきた主人公・旭は、直前の記憶を回顧する。初恋の女性に半ば騙されるような形で振られ、その傷を癒すため、人当たりもよく、八方美人に大学生活を過ごしていた。ところがその甲斐も空しく三度目の破局を迎え、やさぐれて通っていたアーケード街のパチンコ屋で男性と出逢い、「離島に残してきた息子の様子を見に行って欲しい」と頼まれる。傷心旅行もかねて、夏休みの間、離島で過ごすことに決めたのだった。
その「息子」に会うため、山奥の工業所を尋ねた旭。そこに居たのは溶接面も脱がず排他的な態度をする、歳も変わらないような男・晴周だった。難色を示しながらも、どうやら元来お人好しであろう彼は、渋々自宅に泊めることを了承する。
旭は離島の散策を始め、持ち前の明るさで、島の住民に溶け込んでいった。その一方で晴周は「関わらないでほしい」と突き放すようなことを言う。とは言うものの、せっかく出逢った相手と不仲のまま過ごすのでは寂しいと、積極的なアプローチを始めた。交流を続けるうち、多少は打ち解けたのか、晴周はお前を振るようなやつは変だと、もし自分が交際相手なら絶対に大事にすると言い、その言葉で徐々に意識するように。
そんな中、晴周が両性具有であること、強姦された過去があることを知る。……
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お互いにめちゃめちゃ依存していく可愛いリバです。お互いをお姫様扱いしてよちよち可愛がっているわりに甘えたがる謎の関係性。字面だけ見たらキショいけどそこがいい。筆者談。
リバ男子が無限にいちゃいちゃしとる百合BLが読み方はぜひ…
裏垢美人男子×陰キャ長身お兄さんの前作もどうぞ↓
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