見出し画像

ゲ制近況とプレ弔辞

01▼ 少年カンテラとハイツコール ver2.0

ハイツコール、フルボイス版作業中です₍₍⁽⁽(ง ˙o˙)ว₎₎⁾⁾
というより、フルボイス版として別に出すみたいなこと言ってたと思うんですが、もう単純にアップデートとして出すことにしました。(ボイスのオンオフも実装出来たしその他諸々の理由で)
不慣れなスクリプト打ったり、制作時の状況を思い出すのに手間取ったりして、ちょっとだいぶ時間掛かりそうですね……
現在、序~ステージ1くらいまで作業が完了しています。
あとBGMの爆音残すとか言ってたんですが、音圧がヤバすぎてボイスが掻き消えるということも判ったので、全体的に音量を下げました。勿体ない気もするけどボイス聴いて欲しいので仕方ないね!!!


02▼ フィルム・ラプンツェル ver2.0

「伊織接待パッチ作る」と言い出した結果、なぜか小絢との出逢い編を書き始めてしまい(伊織のことは現在放置されている)、
・ver2.0としてクリア後に章選択出来る&出逢い編を選択できるようにする
・パッチ当てたら接待パッチ機能するという案内をする
・パッチの中身つくる
ということをしていきたいなと思っています……
いやまじで書けば書くほど伊織の方がヤバいやろという気持ちが増幅していってなんで接待? と急に我に返ったりもして(?)
だってほら……天音のことは間違いなく共犯だけど、伊織のことは別に……恋愛の上で振っただけじゃないですか……あいつヒスるだけヒスっていったい祭里に何をしてくれたって言うんだ……祭里はお前を無賃で泊めてくれてたし構ってくれたし飯作って一緒に居てくれたやんけ……
という感情が先行したので、祭里に対して正解の選択肢を取っていく伊織ちゃんの生き様を実装したいと思いますね……私二次元ではクズが好きなのでクズであればあるだけ好きなんですけどね……

ちなみに今回の更新分でちょっと結島のエピソードも入れ込みたいと思っています。
本来なら猿喰に繋げられたらいいんですけど……


03▼ プレ弔辞

その「猿喰キッド」がどうも雲行きがよくなくてですね、もしかしたら制作中止になるかもしれません。
そもそも猿喰を作り切るための足掛かり(経験)として点鬼簿やフィルムを作ったこともあり、猿喰作らないならこの数年のアレコレは何なのかという、そしてヘクソカズラとは何だったのかということもあるんですけど……
もともとヘクソカズラより先に作ろうと思っていたのですが、その頃から外注した人が失踪することを繰り返していて、まじでこの作品を作ろうとすると片っ端から音信不通になり金だけが消えていくということになってしまい、このままではいくらあっても完成しないというね……ことになると思うんですよ……
まあ単純に考えて、仕事したいような内容じゃないんだろうなと、普通少しでも手掛けたいと思えばこんなことにはならないですからね……だからなんかこんなしょーもないもん作るなっていう静かなパンチなのかなって思います。
(追記※以前立ち絵を全員分制作して頂いたことがあるのですが、諸々の事情により個人観賞用に切り替えさせて頂いた件もありました。その節は本当に申し訳なかったです…)

こないだ、じゃあもうそれなら「どんな話にしようとしていたかをまとめたサイトを作って、葬祭会場を開こう」という計画をしたんですよ。
でもまとめればまとめるほど「やりたかったなあ」と思ってしまって……手が……止まりますね……うん……

プレ弔辞ということで、以下にめっちゃうっすらと内容を書いてみます。もしちゃんと作るならネタバレになると思いますので、最後まで諦めねえぞという方がいたら読み飛ばしてください。


04▼ 葬祭会場の下見

◆弔辞
シリーズお馴染みの煽り文は「それは、世界を繋ぐ大喜劇」でした。
「猿喰キッド」という作品は、処女作である「ヘクソカズラ」の姉妹作であり、この二作目をもって設定を消化するような設計にしてあります。構想は十年前くらいからありつつ、記憶の宝箱に仕舞っておいたような物語です。もはや親友のような気持ちです。これまで親友と別れることへの未練と決別することが出来ず、泣き明かす日々が長らく続きましたが、いつまでもこれに縛られているのもなと思ったのも一因です。先の見えない作品を抱え続けることがとてもしんどかったのです。普通に生活していても、頭のどこかに引っ掛かってしまうので……
この作品を作りたくなくなったわけではありません。今もどこかで、完成して発表する日のことを夢に思ったりします。本当はそれが一番よかったのです。でも、切り離す方が楽になってしまった……そういう現状になってしまったのも、自分の所為だと思います。ただ、暗い気持ちばかりでなく、こういう形でも世に出せることは嬉しいです。
良ければ覗いていってください。

◆導入
「ヒメ漁伝説について教えろ? いいだろう、今更怖気づくわけにはいかないからな」
ここではオープニングを入れる予定でした。ある男性が、「ヒメ漁伝説」について語り始め、そして口々にその場にいた者たちが劇を始めます。
この「ヒメ漁伝説」は「ヘクソカズラ」において、古い冊子でわずかに紹介されています。↓

画像1

内容としては、「胚蛇羅」と呼ばれる漁村での物語です。この漁村についても、「ヘクソカズラ」でちょっと触れられています。

画像2

胚蛇羅では、大漁祈願として、神の巣穴である胚蛇羅窟へ「灯女」に選ばれた少女を人柱として沈める儀式がありました。灯女を村で一番大きな漁船に乗せ、漁師たちが大漁唄を歌いながらおこなう儀式です。灯女は死後、神の世界で胚蛇羅さまの伴侶になります。
「あ? そんなことは知っている? 喧しいな、お前が知っているのはこの程度のことだろう」
「私が描きたいのは、こんな風習のことじゃない」
また男性が、主人公に語り掛けます。
その年選ばれた少女は、蒙古との諍いで大陸から落ち延びた姫でした。村長が、自分の娘の番がくるのを恐れて、旅人に白羽の矢が立つよう細工をしたのです。村人たちは姫の従者を殺し、儀式を執り行おうとしました。
その村には、落人の姫に魅せられた男がいました。男は村で唯一、神の存在を信じていませんでした。村人たちの話を聞いた男は、少女の手を取り、村から逃げ出します。山の上にある集落に辿り着いた男は、この娘は蛇神に愛された姫であるから丁重に匿えと伝えます。
男は村の様子を確認するため、急いで山道を降りました。しかし彼が見たものは、荒れ果てた村の姿。火に焼かれたような、嵐に薙がれたかのような有様です。彼はすぐに、神の怒りを買ったことに気付きました。
男は村を滅ぼした罪悪感に支配されました。すると、荒れた村にひとりだけ、生き延びた女を見付けました。彼は女を娶り、村を再興させることに決めました。山奥へ想い人を残したまま……。

ここでスタッフロールが入り、場面が明けます。
真っ赤な空、古い町並み。主人公の「蕗屋鈴生(前作エピローグに登場)」は、そんな異世界の道端、劇場「赤い鳥」の前で目が覚めます。混乱していると、自転車に乗ったふたり組(運転している「チーリン【金原光興】」と後ろに乗っている「八咫【菰田之人】」)が颯爽と現れ、顔面にチラシをバンと押し付けて去ってしまいます。この場面も、ヘクソカズラに合わせたシーンがあります。

画像3

ここから回想に入ります。
鈴生は朝場教授(交通事故で亡くなった美華の父親)の民俗学ゼミに所属している学生で、葬式にも参列していました。ゼミのグループチャットに「研究室の蔵書を寄贈することになったので、手の空いている学生はお手伝いをお願いします」と投稿されます。鈴生はその手伝いに向かい、壇蛇羅(繰屋)集落の資料を見付けます。この資料が気になった鈴生は、周りの学生に聞いてみると、「繰屋は、教授の奥さんの故郷だよ」と教えてくれます。先行研究もほとんど見付からず、日の目を見ないのも惜しい、と思った鈴生は美華に電話を繋ぎ、資料を譲り受けることに(このとき鈴生は色々聞きたかったようだが、美華は面倒くさそうに通話を切ったらしい)。
翌年の9月、フィールドワークとして繰屋へ出発する。
(ここでヘクソカズラのエピローグに繋がります)
弓弦とあざみに寄合所を追い出された鈴生は、公園のベンチに座っています。そこには先客の千陽がいたようです。
「なあ、此処のひとら、みんなあんな感じ? ろくに話もせずに追い出されちゃったんだけど」
「あのですね……そりゃあ、こんなところに知らないやつが来て、根掘り葉掘り聞こうとするんじゃ警戒するのが当たり前でしょう?」
「まじで? 俺は知らんやつと話すのも結構好きだよ」
「とにかく、僕に話し掛けんでください。仲間だと思われても困りますから」
「まあまあ、そこをなんとか! 俺、これで卒論書くって言っちゃったし!」
「あんたの見切り発車には付き合ってられません」
このあと、集落を調べようとする鈴生に、本当はオカルト雑誌の記者なんじゃ? なんて訝し気にしています。
「教授が遺した資料があってさ。興味湧いたっていうか」
「教授……。そうですか、まあ、変なことが起きないうちに帰った方がいいですよ。赤座山のソトの魂は、神さまの管轄外なので」
「え、なになに、神さま? 壇蛇羅ってやつのこと?」
「とにかく、僕はこれ以上話しませんから、はやく帰ってください」
「はいはい、そのうち帰るって。またな」
「あ、くれぐれも猿猴川には……、もういない。まったく、知りたがりってやつは面倒ですね、ほんと」(ちょっと美華のことを思い出している)
このあと鈴生は猿猴川に引き摺り込まれ……というところで回想が終わります。

改めてチラシを見てみると、どうやら目の前の小屋で劇があることを確認します。入り口に突っ立っていると、何やらド派手に赤い男(「蟒蛇【白河騎一】」)が劇場から出て来て、邪魔になるから失せろと怒っています。仕方なく観劇しようとしてお金を出しますが、どうやら向こうは見覚えのない金らしく、贋札だと騒ぎ立てます。
その騒ぎを聞き付けたスーツの男「茅原千草」は、総督署という警察のような機関に所属しており、劇場のビラ撒きを注意しに来たところでした。それをいったんお咎めなしにして、鈴生を総督署まで連行してしまいます。

総督署に連れて来られた鈴生は、地下の牢屋にブッ込まれます。千草は外面は良いものの、結構やりたい放題な性格で、最近使いどころのなかった牢屋を使いたかったという理由で幽閉したらしく、まったく出してくれる気配がありません。
そういうわけで、格子ごしに対話をすることになるのですが、どうやら千草は壇蛇羅から流れてきた存在であるらしいことがわかります。ヘクソカズラにおいて<彼>や「茅原某」と呼ばれていたのが彼であり、巳子の弟でした。

画像4

画像5

(この辺りもヘクソカズラで説明されています)
犬の儀の最中に牛の放牧を見るために村を出ていたのですが、その間に集落が猿喰へ落ちてしまい、分岐した世界に取り残された千草は廃村をさまよい続けます。その最中に猿猴川から猿喰へ落ちてしまった(このときのシーンが、千陽が繰り返し見ている夢の内容になります)のですが、アンダーランドは時空が歪んでいるため、見知った人のいる時代の猿喰に辿り着くことが出来ずに、幼い千草はひとりで知らない世界を徘徊することになってしまいました。
またこの情報の共有で、鈴生も「時空の歪んだ場所から、もと来た場所へ帰れるのか?」という問題を改めて考えることになります。猿喰の外側はアヤメやショウブの咲き乱れた道(=鏡野への道)があるだけで、地上には繋がっていないということを千草から教えられます。
※アンダーランド同士は繋がっており、お隣にハイツコールの舞台である黄泉の国があります。アンダーランド同士は「手形」を持つ者しか行き来出来ず、厳重に閉じられています。アンダーランドは死生観と文化から形成されている概念の世界であるため、人の魂が持つ思想などに影響が及ぶことを避けるねらいがあります。

話が済んでからも、牢屋から出してもらえない鈴生は、そのまま朝を迎えました。
すると、金髪のとてつもなくちゃらんぽらんな署長「中尾右喬」が現れ、千草の非礼を詫びながらも外に出してくれます。右喬はさまよう千草を拾ったこともあって、鈴生の境遇には理解があるようです。

総督署から出た鈴生は、綺麗な女性「【中尾小鐘】」と出逢います。
「何かお困りでしょうか? 総督署から出て来られたようですけれど……」
「地獄の釜みたいな世界にも優しそうなお嬢さんがいたーっ! 冤罪だよ冤罪、俺なーんも悪いことしてないのに一晩も閉じ込められたんだぜ!?」
「まあ! 兄がご迷惑をお掛けしたのでしょうか」
「兄? それって、黒い髪で物騒な男?」
「いえ、それはきっと千草さんですね。私のような金色の髪で、ド突いたらそのままスッ飛んでいきそうな、気の抜けた人間ですわ」
「あー、そっちかあ」
「私、狛と申します。もし私でお手伝い出来ることがあれば、兄の代わりにお力になりますわ。なんなりと頼ってくださいまし!」
「えっ怖い! 急に親切にされすぎて怖い! このあと海にでも沈められんのかなぁ!?」
「あらあら……海に沈められる、なんて言葉、此処では御法度ですわ。それにご安心くださいまし。猿喰には海なんてないのですから。貴方、どちらからいらしたのです?」
「うーん、それが、どっちから来たのかわかんなくて。どうやって辿り着いたのか、いつ此処に来たのかも判んないんだよなぁ」
「それでは、此処のことはあまりご存知ないのですね……不思議なこともあるものですわね。つまり貴方は、行く宛てがなく途方に暮れてらっしゃる……と、そんなところでしょうか」
「正解! 総督署? のやつも、何もできないって言うんだよ!」
「宿がないと困りますものね……とはいえ、私も居候の身ですので、お泊めすることも出来ませんし……一か八か、交渉してみます!」
交渉、と言った狛に連れられてきたのは、昨日の劇場でした。中からは人の言い争う声が聞こえます。

「座長、本気なの!? こんなもの、書いたって知られただけでも、どうなるか判んないわよ!」
クロッシェ帽の少女「カサゴ【宮地絢乃】」の怒った声。続けて、
「もし本気だとしたら……蟒蛇くんらしいというか、アッパレというか! まあ、やってみるのもいいんじゃない? 死んでもいいならね! 明日の朝には銃創まみれでくたばってるかもよ!」
自転車を運転していた変面師の青年・麒麟(チーリン)の声。

蟒蛇「お前ら、俺を殺したいのか?」
カサゴ「逆でしょ、あんたが死にたいのかっつってんの!」
狛「あの……どうかなさったのですか?」
カサゴ「狛! 見てよこれ、座長が書いた脚本!」
狛「はい、存じておりますが。ヒメ漁伝説のお話ですよね?」
カサゴ「知ってたの!?」
狛「蟒蛇さまのことで、私の知らないことは御座いませんもの!」
狛「私も、少しは驚きましたけれど……」
狛「蟒蛇さまのなさることに間違いはありません! それが宇宙の絶対なのです!」
狛「その他のものは無用の長物、路傍の塵芥、側溝の汚泥ですわ……」
鈴生(やっとマトモな人に会えたと思ったのに、別にマトモな人じゃなかった……)
蟒蛇「さすがは私の狛、私の心が判るのはこの世でお前だけだ!」
狛「ええ、ええ! 勿論ですわ!」

どうやら、猿喰では「ヒメ漁伝説」が発禁や口外無用となっている様子。蟒蛇は年々締め付けの強くなる総督署の圧政に対して、娯楽を担う者の筆頭として、戦って行かなければならないと感じています。何かが禁止されると、別のもの、また別のものと禁止が蔓延し、いわゆるディストピア的な世界になってしまうことを危惧しています。そのため、あえて「ヒメ漁伝説」の公演を敢行したいと思っているようです。

この劇場「赤い鳥」は「菰田印刷所」の持つ建物で、猿喰で人気の劇団「猿喰キッド」の一座が巣食っています。印刷所の次男坊である八咫は劇場の支配人を任されていて、劇場の小間使いとなることを条件に、寝泊りを許可してくれます(ちなみに他のメンバーはたまり場にしているので、あまり良い顔はしていません)。

◆本編
ここから探索パートが始まります。
このゲームはループものであり、1周目・2周目が存在しました。1周目は、ただイベントを読んでいくだけで話が進みます。

大きく分けて、「猿喰」には4つのグループが存在しています。
【猿喰キッド】……鈴生が寝泊りしている「赤い鳥」で公演をしている一座です。座長の蟒蛇、恋人の狛、支配人の八咫、人気俳優の麒麟、まとめ役のカサゴの5名が物語に登場します。それぞれにメインの「演目」を持っていて、町での出会いがしらにそれに合ったミニゲームを展開するような演出を考えていました。また本名と芸名は別で、本名を知ると鈴生はそっちで呼び始めます。
【総督署】……警察と役所がドッキングしたような機関で、巳子守からの指令を順守しています。仕事嫌いな署長の右喬、署長の右腕である千草、啓蒙活動を担当する菜種、副業の方が好きな楡の4名が物語に登場します。また、右喬と狛は兄妹であり、署長を退いた父親が実質のトップで、右喬はただのお飾りのようです。
【巳子守】……「電波塔」という塔を守っている二人組・徒子と息吹がいます。電波塔の奥には壇蛇羅以前の神が閉じ込められている門があり、それを守っているようです。近年、守りの力が薄くなってきていることに勘付いています。
【大幸福冥道会】……ガラスケースに少女の人形を入れたものを持ち歩いている「閏」という人物が、自身の思想を広めている新興宗教です。八咫は閏に傾倒しており、そのことが世界を破綻させていきます。

1周目はこれらの人々と会話していき、なんとなく世界観を理解していきます。

蟒蛇は、ヒメ漁伝説の公演のことで団員を巻き込むことに対する負い目を感じています。それと同時に、狛の心が自分から離れていくのをひどく恐れており、また潔癖症で、かなり神経質です。
(宗雪と魂を同じくする人物で、基本的に壇蛇羅が見守っている魂です。いつの世でもリーダーシップ担当)

画像7

狛は、父や兄のいる総督署との関係に悩んでいます。家を出て蟒蛇と同棲していますが、父親は許していません。蟒蛇との関係が悪化していくうち、総督署との関係でも揺れ動くことになります。
(美華と魂を同じくする人物で、太鼓持ちド派手女になってます。でも裏では尻に敷いているらしい…)
↓のことは、魂が代々恋人同士になることが多かったことを示唆しています。でも美華は正史的にそうならなかったっぽい。

画像8

八咫は、片腕を失っています。実はその腕は閏に捧げてしまったようです。彼は同性愛者であり、そのことで傷付いた過去がありました。自分に優しくしてくれる閏にどんどん傾倒していってしまい、劇場を閏に明け渡してしまおうかと考えています。
(尊と魂を同じくする人物で、どうやら同性への愛情に傾倒して身体をなくしがちなようです。)

画像9

麒麟は、いつも女性に囲まれて自己陶酔型人間を演じていますが、本当は人前に出るのが苦手で相当無理をしています。人酔いしては路地裏でゲロ吐いたり。自分を認めてくれた蟒蛇を非常に愛していて、彼のために出来ることをやらなければいけないと気負っています。
(英と魂を同じくする人物ですが、ほぼ同じでは?(??)ちょっとだけコミュ力が高くなってます。偽りだけど!笑)変面師フラグ↓

画像9

カサゴは弟の面倒を見つつ、倒れた親の代わりをしようとしています。(この子は柏ちゃん(尊姉)を念頭に置いて設定しましたが、柏ちゃん自体がそんなに出て来ないので、あんまり気にしなくても良いかも)

右喬は、本当は絵を描くのが好きなのですが、父親に芸術を禁止され、ある雨の日にすべての絵画を捨てられてしまいます。そのときにさまよっていた千草と出逢い、絵を褒めてもらったことがずっと記憶に残っています。父親の言うことをただ聞くだけの存在になってしまっています。
(あざみと魂を同じくする人物で、芸術方面に秀でた人物です。あざみも絵を描かなくなったらしいが…?)

画像10

千草は、猿喰に落ちてから年々捻くれた性格になってしまったようで、霊柩車を乗り回したりすぐに発砲しようとしたりします。銃の所持が唯一認められている署員。1周目では、つかず離れずの関係です。
(すでに説明済みですが、千陽ちゃんの「前生」とされている人物です。時空の歪みである猿喰に落ちた千草は、猿喰ではまだ生きています。)

画像11

菜種は、廃バスに棄てられていました。それを右喬が世話していて、総督署の仲間には恩や親しみを感じています。両手にはパペットを持っており、火薬を仕込んだ派手なパペット劇を繰り広げます。
(尚孝と魂を同じくする人物であり、美華と引き離すために女の子にしたらしい。ヘクソカズラでも五十鈴から人形をふたつもらっています)

画像12

楡は、唯一「通行手形」を持つ絵画の行商をおこなっている人物……でした。現在は芸術の取締に伴い、手形があっても外へ出ることは叶いません。千草と同じく、右喬の絵が好きで、いつか絵を描いてほしいと思っています。
(菊乃と魂を同じくする人物で、なんか成長した菊ちゃんかな…?というくらい性格も似通った子です。)
楡ちゃんだけ鏡野に行ったことがあるっぽい。

巳子守のふたりは、1周目では、世界観説明のため出てきます。地上の壇蛇羅とコネクトする方法を知っているのですが、電波塔の力が弱まっていることを理由に、地上へ帰すことが出来ないと説明します。
(これは小町ちゃんと弓弦です。ゆきこま過激派だけどこのふたりの関係性も好きなんだワイは…ちなみに弓弦ちゃんとお揃いということで、伊吹の顔面は隠されています)

閏は、基本的には暗躍しています。普通に話すことは出来るのですが、あまり明確なことを言いません。どうやら自身の思想を広めようとしているようで、八咫と接触しています。
(八咫の魂をたぶらかす存在であり、藤樫さんと同じく鵺の役職を持っています。恐らく同じ魂の人物。)
 
1周目の最後、八咫が牛神に身体を食われることで電波塔の封印が解かれ、猿喰が崩壊を始めてしまいます。閏は牛神の口車に乗せられて、死んだ妹を蘇らせるため、協力していたようです。牛神はヘクソカズラでは茜さまを誑かした張本人です。牛神は閏の妹を蘇らせることもなく、殺してしまいます。そして、どんどん人間を殺して食い始め、その場にいた鈴生と千草は茫然と立っていることしか出来ません。
このとき、壇蛇羅神の力が発動し、時間が巻き戻ります。鈴生は路上で目を覚まし、顔面にチラシを押し付けられます。
まったく同じことが起こり、蟒蛇が贋札だと騒ぎ始めます。そこへ現れた千草は、ループ以前の記憶を持っていました。「とりあえず今日が繰り返されるのか実験する」と言い、最初と同じように鈴生を牢屋へブチ込んでしまいます。
すると翌朝、また同じ路上で目が覚めました。どうやら同じ日を繰り返しているようです。


……プレ弔辞ということでこの辺で区切ります!!
以下は主演劇の演目です。

蟒蛇:「大蓮華博覧盤」「サブカルティック・ヴィーナス」

狛:「舞臺上の花嫁」……点鬼簿行路で小夏ちゃんがいきなり「豚飼い」とトーンダウンしたのは、このお話をなぞらえたもので、この脚本が猿喰から流れ着いています。豚飼いの女の子が主人公で、点鬼簿に同タイトルのエンディングがあります。

八咫:「怪人赤マントの怪事」……赤マントといえば二択を迫りますね!

画像13

麒麟:「顔の無い月」

カサゴ:「籠女 地獄篇」

それぞれに、舞台風の音声と、別個でミニゲームを作るつもりでした。(探索中に仕掛けてくるという、お前ら敵なのか? 味方なのか?)
つもりでしたっていうかまだ作りたいが?!?!?!?!?!?!?!? はい……

とりあえずこんな感じで、もしいずれ出たら良かった良かったという感じで……ネ……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?