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【ヴァルコネ】火力に関するあれこれ 後編

火力強化のうちコスト(特にリアルマネー)が必要なラインナップと上級者向け(主観)の力技を対象にしたやつ。
支援効果に焦点を当てた中編↓

丁寧に説明しようとするあまり大ボリュームになった前編↓


永続バフの常識を破壊?

現在の最新シリーズである「ディメンション」の一つ前のシリーズにあたる「アステリズム」。同シリーズに属するキャラクターが持つ固有のフィールド効果の中に今までの常識を破壊するとんでもない効果が追加された。
今回はサンプルとしてラビルさんを見てみよう。

アクセサリで獲得できる永続バフがさらに50%増える(創星Lv5以上の場合)。対人向けの効果として敵を対象にアクセサリのスキルによる永続バフの上限値を25%下げる効果も実装。こちらも創星Lv5以上の時の効果となる。

アクセサリで獲得できる永続バフがさらに50%増える(創星Lv5以上の場合)。大事なことなので二回書きました。永続バフの上限値をダウンさせる効果もインパクトは十分だが、そちらはあくまで対人向け。コネクトなどの火力強化を考えるにあたっては無視していい部分である。
対象も木属性のみと一見すると厳しい条件に思えるが、陣や共鳴といった支援効果はパーティ全体の属性をなるべく揃えること(染め手)で真価を発揮できるものであるため、戦力が充実している上級者にとってはそれほど難しくない条件設定となっている。

永続バフのさらなる獲得…実現可能性は?

追加の永続バフ50%を可能とする条件は創星レベル5以上である。創星レベルを上げることが必要になるのだがレベルを上げる方法が一つしかない。
それはキャラクターを再獲得すること
書くのは容易いが実際にやるためには、よほどの強運か莫大な資金が必要になるため行う場合は自己責任で
※具体的な額はあえて触れないでおきます。

使いこなせれば強力!神器による火力強化

火力強化に使われる神器。実は神器スキルと神器オプションの2つから成り立っています。

神器スキル
神器オプション。鍛冶屋で精錬を行うことで獲得できる

神器は主にキラー効果の確保を目的として使用されています。神器スキルによるキラー効果は装備スキルやパッシブスキルによるキラー効果とは別枠となっているため、装備スキルやパッシブスキルによるキラー効果と併用することが可能です。

神器スキルの固有ルール

神器スキルによるキラー効果には固有のルールが存在します。
①同種のキラー同士は加算処理
②有効なキラー効果が複数種存在する場合それぞれで乗算処理
小難しく聞こえるけど、サンプルを用意したので実演してみましょう(実は神器オプションの画像に枠を追加しただけ)

『①同種のキラー同士は加算処理』に従ってビーストキラー10%×2とスカイキラー10%×2を対象に加算処理をします。すると、ビーストキラー20%とスカイキラー20%になります。
次に仮想敵として神獣・空中のキャラクターを考えます。この時、ビーストキラーもスカイキラーも有効なので乗算処理を行います。
1.2×1.2=1.44
44%のダメージアップになりました。
しかし、実際の火力は神器のキラー効果だけで決まるわけではありませんから、同一キラー10%×4のキャラクター専用神器なども試しながら、火力を出せる神器を探ってみよう。探ってみた結果をデータ化して発信すると今後の研究に繋がるかも。最適解を見つけるのは…キミだ!

特定のキャラクターのみが装備できる専用神器。専用神器で獲得できるキラー系のオプションは種族だけとなっている。
開幕5ターンだがバフも入る

作成コストについて

神器オプションを厳選するためのコストは大量のルビーです(課金アイテムとしては見なくなったが元々は課金アイテムの一つ)。キャラクター専用神器の場合は実質的にハイブーストポーションも必要となります。
オプションを厳選するために行うオプション変更は1回50ルビーで行えます(錬磨からオプション変更を行う場合)。ただし、精練直後であれば20ルビー安い状態でオプション変更を行えます。安いタイミングで厳選を行うためにもルビーがある程度貯まってから厳選するようにしよう。おすすめは9000ルビーくらい貯まったタイミング(300回天井です)。

究極の力技『属性耐性ダウン』

敵の属性耐性を操作できる時代に

かつては属性耐性を見て一番低い属性を軸に編成を考えることが主流でしたが、属性耐性ダウンを使うことで弱点じゃない属性からでも無理やり弱点に仕立て上げて突破口を切り開くことも可能になりました。デバフの亜種として扱われているためかコネクトボスにも普通に入ります。属性耐性ダウン自体はさらなる火力向上の手段としても使われますが、変わった使い方もあるのです。思わぬところに突破口が転がっているかも。正攻法だけでなく変化球も覚えよう(変化球を使いすぎることも考え物だが…)。

属性耐性ダウンにおける最強格の切り札

属性耐性ダウンの強さはなんとなく理解できたと思いますが、そのなかでも最強格と言えるキャラクターがいます。それが…

かわいい見た目だけではないのだ…

こいつである。名をば『萌夢の変革者ラクティニア』と申す(初めてフルネームを使った)。
これのどこが切り札級かというとアクションスキルにある(貴重なパッシブスキルである♀キラー30%も持っているけど)。

状態異常で制限したくなるのも分かる凶悪ぶり。途切れているけど、全体にも25%の木属性耐性ダウンを撒けます

実は属性耐性ダウンは累積させることができます。つまり…
条件が合いさえすれば75%もの木属性耐性ダウンを叩きつけることができるのです。この芸当は「アステリズム」のキャラクターにもできません。一撃で簡単に弱点化できる凶悪性能に対してバランスを取るためには敵の木属性耐性を超高く設定しなければなりません。しかし、それでは影響が大きすぎる(具体的に言うと木属性編成全体が不遇になりかねない)。というわけでラクティニアの種族であるエルフを対象にした状態異常を多用する形に落ち着いたのだと思います。キャラクターの使用自体をピンポイントで直接制限するような運営なら真っ先に禁止級になってもおかしくないでしょう…。
それくらいの性能を持つキャラクターなので公式生配信時のプレゼント企画ではよく候補に入ります。

実際に凶悪性能を見てみよう

ここからは曲芸に足を踏み入れていると思って読んでください。ただ、無いなりに有用な構築なので参考にはなると思います。

前評判を聞くと無理ゲーに思えるこの降臨だが…

今回の舞台は英雄ノ放浪のうち「ノルディシア王国」という領域におけるクリミ編です。

ボスのオートスキル。案の定エルフ対象の状態異常が設定されている
全体にバリアを張ってくる。これでさらに編成が辛くなる
全体にみかわしを入れてくるタイプ

ざっくりとボスの編成を見たところで必要な対策を書き出すと…
①バリアを無視
火属性のクリスタルにもバリアが張られます。早急に破壊するためにも水属性のバリア無視攻撃ができるキャラクターを用意しなければなりません
②必中
みかわしで50%の確率で回避するようになるため、火力ケアとして必中を入れる必要がありそうです。影縛りによる上書きはほぼ使えません。状態異常になりにくすぎるので。
確認できたところで使用キャラクターのランキングを見てみましょうか。

これを見た人のほとんどは無理ゲーと思ったことだろう

1位と3位はバリア無視持ちの攻撃担当です。2位はバリア無視の攻撃こそ持たないものの全体に必中を撒けるキャラクターです。これを見ただけでも編成を放棄してしまうかもしれません。それはそうでしょう、1位は季節限定(水着)、2位は名前から察しがつくと思いますがコラボ限定のキャラクターです。入手機会が少なすぎてあるいは不可能なのでランキングからではほぼ編成にたどり着けません。ランキングやヒント任せでは別ルートの存在に気づけません。その場合、ランキングやヒントをパッと見てあ、組めないなとなって終わりになると思います。頼るなというわけではありませんが、それらに囚われないことも大事だと思います。より強い編成を作るためにはランキングやヒントにたよらずに自分で考えられるようになる必要がある。時としてランキングやヒントはおろか有識者の意見にすら疑問を持って編成を考えてみてください。これだけ聞くと有識者の人に失礼に聞こえるかもしれませんが自分の中でだけで大丈夫。ぜひやってみよう。そうしてみて見えてくることや初めてわかることもあります。例えばあるキャラクターや装備が入っている理由とか。有識者の意見に疑問を持って別のキャラクターや装備を使ってみたけど結果が出なかった。その通りにしてみたら結果が出たので理由を理解できた。疑問が正しくて有識者以上の結果を残せた。あるいは別の突破口を見つけた。どちらにしても知識になるし、有識者以上の結果を出せたならそれが自信にもつながると思います。
じゃあ、『曲芸』やってみましょうか。今回行うのはラクティニア+αによる木属性の弱点化です。

人間キラーと♀キラー撒きも兼任。普通に動ければ上位に入っているレベル

ただし、無対策だとアクションスキルが使えません。能動的に行動機会を作るべく、状態異常耐性を撒けるキャラクターを入れます。あとは潜在解放の創力で補強できるといいですね。

スタックアップと鑑定を同時に撒いてもらいます
木属性のバリア無視持ち

アタッカーとして木属性のディナヴィアを採用。オートスキルで必中を自身に撒いて木反響でラクティニアをはじめとするほかの木属性キャラクターへと拡散させます。本降臨のダメージソース。

小さいながらも縁の下の力持ち。ビーストキラー付き

木耐性ダウンの補強や福音による支援効果の持続時間のバックアップを兼ねてレーラメリアを採用。

最後の枠には空中キラー持ちのラズスウィズを入れて完成

満を持して完成させたこの編成ですが、良くも悪くもラクティニアの動きに依存した編成なので、早期に倒されると火力不足になります。保険として戦闘不能から一度復活できる神の涙を使うのもいいと思いますが現在は入手機会がないことが問題ですね。ただ、ラクティニアがそれなりに動きさえすれば突破することも十分にできます(安定周回には向かないけど)。

一石を投じられただけでも個人的には良しだと思う

ダメージレポートも載せておきましょうか。

最後に

ふぅ、ようやく書ききった…これでほぼ全部火力強化のための知識は網羅できたと思います。全編で数えてみたら10000文字に迫るボリュームだった。最初は1つの記事にまとめようかと思いましたが、負担が大きすぎるので分割することに、今思えば正解だった。
届け!未来の猛者たちへ。

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