【ヴァルコネ】火力に関するあれこれ 前編

躓く人は躓いてしまう火力に関するお話。暇なときに読んでみてね。
一応、初心者から中級者未満向けのつもりで書いています。
※すぐにでも結論を見たい方はダメージ構造の話をすっ飛ばして目次から『実際に組んでみよう』に飛んでください。


火力の出し方について

・いいキャラクターを使っているのに突破できない…
・なぜかわからないけどダメージが出ない…
・「おまかせ」を使って編成や装備を組んでいる
これらの状況に心当たりがある場合、火力を出せる編成や装備になっていない可能性が高いです。火力を出すためにはそのための前提知識が必要です。
(ただ、チャットやXで説明するには膨大なボリュームが必要になるのも事実)

ダメージ構造を理解する

火力を出すにあたって何が不足しているのかを明確にするためにも大まかなダメージの構造を理解する必要があります(あとは細かく突き詰めるためにも)。
計算式こそ解明されていませんが、経験則の中からプレイヤーによる技術介入が効く要素は大きく3つに分けられると言えると思います。では1つずつ見ていきましょう。

まずはベースダメージ量です。画像では基本ダメージ量となっていますが、どっちでもいいと思います。名前は適当に付けました。
この要素は攻撃キャラクターの攻撃力とアクションスキルやオートスキルの威力、防御キャラクターの防御力によって決まる部分です。
物理ダメージのスキルは攻撃側の物理攻撃力と防御側の物理防御力を魔法ダメージのスキルは攻撃側の魔法攻撃力と防御側の魔法防御力を参照してダメージを計算します。
ベースダメージ量を上げるためには攻撃キャラクターの攻撃力を上げる防御キャラクターの防御力を下げるスキルの威力を引き上げるなどが有効です。オートスキルの選択は状況によるところが大きいため、この要素では味方に対する適切なバフや敵に対する同様なデバフが重要な要素となってきます。グレードブーストをするとアクションスキルの威力が上がりますが、ハイブーストポーションを使うため行うときは慎重に(汎用のハイブーストポーションは結構な貴重品です)。

グレードブースト前のアクションスキル。威力の部分に着目すると…
グレードブーストによって威力が180%に上がっていることがわかる

次の要素はこれ。

有識者のみんなが専らキラーと呼んでいるやつですね。ビスキとかスカキとか。ダメージアップ効果と聞くとキラー系を思い浮かべると思いますが、陣系の支援効果や傷系の状態異常も公式の説明を踏まえるとダメージアップ効果の括りにいれるほうがしっくりくると思います(陣系の効果は属性ダメージの威力を大幅に上げるというニュアンスの説明だったため、おそらくスキルの威力のほうを強化しています)。
ただし、傷系の状態異常に関してはコネクトのボスを仮想敵にした場合、ほとんど考慮されません。コネクトボスの状態異常耐性が高すぎるので(要はほとんど状態異常にならない)。

次が最後の要素です。

この要素が火力に与える影響は多分一番大きいと思います。下手すると0ダメージに抑えてくることすらあるくらいです。せっかく出しうる火力を高めても半減されたり0ダメージにされては元も子もないので、必要とあらば最優先で対策しなければならない要素に位置付けられています。
これは具体例を出したほうがわかりやすいと思うので画像で見てみましょう。

属性耐性はこのようにチャートで表示される。
-100から100の範囲で設定されており倍率でいうと0倍から2倍になる。
これが誰のチャートなのかはわかる人にはわかるだろう。
こっちはコネクトのクリスタルでよく見るチャート。今回は光属性のクリスタル。
光属性耐性が100になっており、光属性の攻撃はすべて通らない
闇属性以外の耐性も非常に高めに設定されており、闇属性以外はほとんど通らないと言っていい
クリスタルの属性はボスに合わせられる傾向にあるが、たまにバラバラになることもあり、その場合は編成難易度が普段より高くなることがある。
状況次第ではクリスタルの属性はおろかクリスタル自体を無視して組むことも。
ファフニール降臨では20回の被弾で解除されるバリアをオートスキルで使ってくる。
バリアで防がれた場合ダメージは0になってしまう
複数回攻撃のスキルですぐにバリアを剥がしにかかる、バリアの影響を受けない攻撃の多用など手持ちやバリアの特徴に応じた適切な対策が突破率を上げる鍵の一つ。

それでは3要素をまとめてみましょう。

ヴァルコネの火力はベースダメージ量に対してダメージアップ効果を掛け合わせて、耐性やギミック、シールドまたはバリアによる増幅および減衰を組み合わせることによって成り立っています。軽減要素が火力に与える影響の大きさはすでに説明していますが、時として軽減要素による影響が編成にまで及ぶこともあるため(高難易度コンテンツで特に顕著)軽減要素が支配するかのようなまとめ方になっています。

実際に組んでみよう

バフを確保する

今回のモデルはソティラシアさん

いきなり闘神のリングを装備しました。理由は後で説明するのでまずはスキル説明を見てみましょうか。

スキルの説明を見ると[永続]魔法攻撃力30%アップとある。
これは魔法攻撃力に戦闘終了まで30%のバフが入るというスキル

永続?どういうことなの?と思ったそこのあなた。いい着眼点だと思います。実はバフには2種類あります。
永続つまり戦闘終了まで継続するタイプのバフと一定ターンの経過で解除されるバフです。それぞれのバフは50%が上限として設定されていますが、永続バフは非常にややこしくこれだけで躓きそうになります。文章化が非常に難しいのですが、永続バフには各スキルタイプごとに50%のバフ上限が個別に設定されており、それぞれが有効となるという仕様が存在しています。[永続]効果が設定されるスキルタイプは以下の3つです。
①装備スキル(アクセサリーのスキル。プレイヤー間では装備スキルと呼ぶことはほぼないです。※アクセサリーのスキルを装備スキルと呼称する説明を確認したことから装備スキルに変更。)
②パッシブスキル
③神器スキルおよび神器オプション
①~③で50%ずつ確保した場合、確保できる永続バフは理論上①+②+③で150%となりますね。では、実際にやってみましょう。
※永続バフ以外のバフはすべてのスキルで1つのバフ枠を使用します。この種のバフはデバフによる上書きの対象となります。永続バフはデバフによる上書きを受けません

今度は魔力のブレイブバングルを装備しました。これもスキル説明を見てみましょう。

こっちのスキルは[永続]魔法攻撃力25%アップ

あれ?5%無駄じゃないの?と思ったでしょう。鋭いですね。
ですが、50%に届かせるには基本的に2枠必要です。2枠必要なら30%+25%の組み合わせでも実運用上問題にしなくていいわけです。いや1枠でできる装備もあるよね?これまた鋭いですね。よく調べていらっしゃる。その通り。ちゃんとあります。ただし、入手機会が限られているので基本は2枠想定でいいと思います。

1枠で魔法攻撃力アップ50%分を確保できるアクセサリもあるにはある。しかし、このアクセサリは期間限定の装備だ。

これでアクセサリー分の50%は埋まりました。
次はパッシブスキルを見てみましょう。

覚醒レベルの解放でパッシブスキルを会得している。

自身のパッシブスキルで確実に15%は入りそうです。もう一つのパッシブスキルからは組み方次第で入るでしょう。残りの20%をパーティで付けてあげればよさそうです。次は神器スキルの分を確保してみましょう。今回使う神器は↓の神器です。

神器スキルで50%分の魔法攻撃力アップを得られる唯一の神器。遠征『神器の丘』で作成に必要な素材を入手できる。

これで、組み方次第で150%の魔法攻撃力アップを確保できるでしょう。ただ、神器スキルは専らダメージアップ効果のために使われます。神器スキルで50%分のバフをきっちり確保することはほとんどないとおもっていいです。

バフが入るようにパーティを用意してみる

編成はノリで考えました。闇ソティラシアのパッシブスキルで30%分の[永続]魔法攻撃力アップが追加で乗るため光ソティラシアの永続バフ合計は150%になっているでしょう。実際に見てみましょう。

赤文字で小さく150%と書いてあるのがわかる。

想定した通り永続バフで魔法攻撃力アップ150%になっていますね。
ここまでで永続バフの扱い方は分かったと思うので、今度はダメージアップ効果に焦点を当ててみることにしましょう。

ダメージアップ効果を使ってみる

なんかよく分からないけど、四角で囲ってる部分がたくさんある…
実はこれダメージアップ効果が実装されている対象となっています。
今回はスルトさんで見てみましょう。

今回も適当に組みました。適当に見えて4種類のキラーを網羅しています。さっきのスルトの画像に合わせて色で対応するキラーを持っているキャラクターの周りを囲ってみると…

こうなります。これだけだとわからないと思うのでスキルを見てみましょう。

一番右
右から二番目
右から三番目
ラスト

このようにすべてのダメージアップ効果を組み合わせられていることがわかると思います。
ダメージアップ効果はアクセサリーまたはパッシブスキルで確保することが基本になりますが注意点も存在します。

どういうことかというとより効果が高いスキルの効果のみを反映するということです。これがバフとは異なる部分で、勘違いされやすい部分でもあります。ここに神器スキルによるキラー効果まで入ってくるとややこしくなるのでまた別の機会に。

最後に

全部をきっちり網羅できてないけど、今回はここまで!
だって、全部書いたら長くなっちゃうし…。
この段階なら「アクセサリーとパッシブスキルで永続攻撃力バフ100%の確保」「効果量は気にしなくていいので仮想敵に有効なキラーの確保」「耐性のチャートを見て考えて組む」までができれば十分だと思います。
遊び続けてできることが増えていくとそのうち楽しくなってくるかも?
おしまい。


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