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車検に通らない車とはどんな状態?事前の対処法や注意点をプロが解説!

3級整備士の闇です!
第139回の今回は車検に通らない車について書いていきたいと思います。

〈車検に通らない状態の車とは?〉

・車のサイズが基準と異なる

車検に関係しやすい車のサイズには、最低地上高の高さがあります。地面から車体の距離が、9cmという基準です。

最低地上高が9cmよりも低いと車検に通らないため、規定内に収めましょう。また車高を下げるだけでなく、リフトアップや全長や全幅なども基準が定められています。

ノーマルを維持しているなら問題ないですが、カスタムを楽しんでいるなら注意しましょう。

・ライトの故障

ライトの故障も車検に通らない原因となります。ヒビが入ってしまって光が漏れていたり、黄ばみから光量不足になることもあるでしょう。

ノーマルであってもHIDの光量不足があったり、レンズ外張りのLEDテープが問題となりえます。

また、ライト関係では流れるウインカーを追加した場合に、ランプが消えるタイミングに注意が必要です。タイミングを合わせるか、ランプの調整をしておくべきです。

・窓ガラスのフィルム

窓ガラスのフィルムは、フロントガラスやドライバーと助手席の窓に、透過率70%以下のフィルムを貼っている場合は車検に通りません。

後部座席やバックドアに貼るのは問題ないため、透過率とフィルムを貼る位置に注意します。

・クラクションの不具合

クラクションが鳴らなかったり、音が小さいなら車検に通りません。音の大きさが一定にならない場合や伸びるような音も問題になるため、事前に確認しておきましょう。

普段はクラクションを鳴らす習慣がなかったとしても、車検前にはしっかりと確認しましょう。

・排気ガス等の不具合

マフラーの排気音や排気ガス濃度が問題になることもあります。エンジンの排気音は車検適合品であっても劣化していたり、割れがあったりすると、規定よりも音が大きくなります。

マフラーを交換していたり、エンジンのカスタムをしていなければ問題ないケースが多いですが、経年劣化した車の場合はマフラーの破損がないか確認しておきましょう。

・必要な発炎筒がない

発炎筒は道路運送車両の保安基準に車載義務がある項目です。発炎筒は有効期限があるので、期限が切れていると性能が低下している可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

近年はLED式の発炎筒も用意されているので、期限切れを気にせずに車載したい場合にはLED式に交換するのもおすすめです。

・オイルが漏れている

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